選んだ高さでしっかり固定できると謳うタープポール、ロゴス プッシュアップポール 250cm。「高さを変えられて使いやすい」と評判です。しかし「風で曲がってしまった」「持ち運べる収納袋がない」など気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のVASTLANDやカンセキのテンマクデザインなどのタープポールとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、タープポール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2,773円
おすすめスコア
風が吹いたときの折れにくさ
高さ調整段階の多さ
設営・片づけの簡単さ
持ち運びやすさ
入り本数 | 1本 |
---|---|
構造 | プッシュアップ式 |
収納時の幅 | 103cm |
最長の長さ | 250cm |
高さ調整段数 | 34段 |
耐えることができた風速 | 7m/s |
良い
気になる
ロゴス プッシュアップポール 250cmは、幅広い高さ調整に対応したものがほしい人におすすめです。比較したほかの商品には高さを変えられないものがあったなか、105~250cmまで34段階に対応。立った状態で使いやすい240~250cmでは3段階、座ったまま使える180~220cmでは13段階に調節可能です。周囲の視線を遮るなど、シーンにあわせてアレンジできますよ。
耐風性も優秀です。タープに強風をあてたところ、土ぼこりが舞うレベルの風速7m/sまで歪みませんでした。比較したほかのプッシュボタン式商品には、風速5m/sに耐えられなかったものも。「風で曲がってしまった」との口コミがありましたが、タープを立てにくい強風時にも耐えられるでしょう。
設営作業もスムーズです。本体の先端には滑り止めのローレット加工が施され、接地部はタープロープの抜けにくさにこだわったエンドキャップ型。「しっかり簡単に固定」というメーカーの謳い文句どおり、楽にセットできました。設営に時間をかけたくない人にぴったりといえます。
重量はわずか0.6kgと比較したなかでもトップクラスの軽さ。伸縮できるためかさばりにくいのも利点です。ただ「持ち運べる収納袋がない」との口コミどおり、バッグは付属していません。収納時の長さは103cmあるため、楽に持ち運びたい人は大きめの袋を準備しておきましょう。
惜しかったのは、片づけの際にボタンを押して抜く必要があり、少し手間どる点。比較した引っ張るだけで分解できるショックコード式商品には及びません。とはいえ指の腹で軽く押せば抜けるため、指を挟むリスクは低いでしょう。最長250cmと長く人数の多いキャンプにも役立ちます。タープ内での移動もしやすいのでぜひ検討してみてくださいね。
そもそもタープポールとは、タープを張るときに支柱として使うアイテムです。タープ設営の道具が一式そろったセット品が販売されているものの、強度はいまひとつ。耐久性を考えると、バラ売りのほうがコスパがよいといわれています。
今回ご紹介するプッシュアップポール 250cmは、「Enjoy Outing !」を合言葉に掲げるLOGOS(ロゴス)が展開。家族みんなが楽しめるものづくりにこだわり、テーマパークやカフェなども展開しているアウトドアブランドです。
大きな特徴は、長さ調節の豊富さにこだわっている点。調節可能範囲は105~250cmと幅広く対応しています。ボタンを押して調節するプッシュアップ式を採用し、「しっかり簡単に固定する」と謳っていますよ。
主な素材は、軽さが特徴のアルミ(アルマイト加工)。サイズは径28mm・総重量は約670gで、本数は1本入りです。
接地面の形状は、エンドキャップ型を採用しています。風にあおられた際、タープの張り鋼やロープが抜けてしまうのを防げるのがメリットです。
今回は、ロゴス プッシュアップポール 250cmを含むタープポール全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、風が吹いたときの折れにくさの検証です。巨大扇風機でタープに風速1~10m/sの風を当て、ポールが曲がった風の強さを評価しました。
結果、キャンプがしにくいとされる風速7m/sまで耐え、高評価を獲得。比較したほかのプッシュボタン式商品には、5m/sで曲がったものがあったなか、土ぼこりが舞うほどの風をしのげました。
「風で曲がってしまった」という口コミもありましたが、最長250cmの状態でも歪まずキープ。十分な耐風性といえます。タープを立てるのが難しい強風時にも耐えられるでしょう。
次は、高さ調整段数の多さの検証です。立った状態で使いやすい240cm以上、座ったままできる180cm~220cmの間で、調節が可能か評価しました。
調べたところ、調節範囲は105~250cm間で34段階と幅広く、評価はトップクラスです。比較したなかには240cmに届かないものや、段階的に調整できない商品も。対して本品は240cm~250cmまで3段階、180cm~220cmでは13段階もの調整ができました。最長250cmと高く、タープ内も問題なく移動できそうです。
ほかにも、110~180cm・220~240cm間では18段階の調整が可能。左右で高低差をつけて雨の振り込みを防いだり、周囲からの視線を遮ったりするのにも便利です。シーンにあわせてさまざまな使い方ができるでしょう。
次は、設営・片づけの簡単さの検証です。ローレット加工や曲げ加工の有無・滑りにくさの工夫・収納のしやすさなどの観点から評価を行いました。
設営はしやすさは良好です。先端には滑りにくいローレット加工を施工。接地部分はタープの抜けにくさを考慮したエンドキャップ型で、「しっかり簡単に固定」というメーカーの謳い文句どおりでした。設営に時間をかけたくない人におすすめですよ。
一方、ボタンを押して引き抜く必要があり、片づけはやや手間。引っぱるだけで分解できた、比較したショックコード式の商品には及びません。とはいえ、ボタンが押しやすいのはメリット。比較した指先で強く押しこむ必要があった商品とは異なり、指の腹で軽く押せました。指を挟むなど、ケガのリスクは低いでしょう。
最後に、持ち運びやすさの検証です。重量や収納袋の有無などに着目。かさばらず持ち運びやすいかをチェックしました。
持ち運びやすさはまずまず。「持ち運べる収納袋がない」という口コミの指摘どおり、収納袋がついていないのが惜しい点です。伸縮はできるものの、収納時の幅は103cmと長め。タープの袋にも入れにくく、携行性はいま一歩でした。
とはいえ、軽量なのはうれしいポイント。比較したなかでは1本あたり1kg以上の商品が多かったのに対し、わずか約0.6kgとタープと一緒に持てる重さです。荷物が多いときは、キャリーカートなどを活用するとよりスムーズでしょう。
入り本数 | 1本 |
---|---|
構造 | プッシュアップ式 |
収納時の幅 | 103cm |
最長の長さ | 250cm |
高さ調整段数 | 34段 |
耐えることができた風速 | 7m/s |
良い
気になる
素材 | アルミ(アルマイト加工) |
---|---|
ローレット加工 | |
曲げ加工 | 不明 |
接地面の形状 | エンドキャップ型 |
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2,745円
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ポイント:28円相当
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コスパを重視したいなら、タープポール&ペグセット(ヘキサ・スロープタイプ用)もおすすめ。設営に必要な道具が一式そろっており、収納袋も付属しています。高さも280cmと240cmに調節できるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、風速10m/sにも耐えたおすすめの商品をご紹介します。
VASTLANDのタープポール 280cm 2本組は、コンパクトに収納できるのが魅力。肩掛け紐のある収納袋つきで、大きめのタープ袋に入れられる67cmサイズです。最長280cmの状態で、風速10m/sの風を当てても歪みませんでした。240cm以上で9段階の調整ができるので、雨が降ったときも対応しやすいでしょう。
大型タープ向きの伸縮タイプなら、カンセキのデュラスティック 130-280がおすすめ。軽さと強度にこだわったアルミ素材を使用し、最長の280cmでも風速10m/sの風にも耐えました。240cm以上で9段の調整も可能。収納時は78cm、伸縮式なのでかさばらないのも魅力です。
入り本数 | 2本 |
---|---|
構造 | プッシュボタン式 |
収納時の幅 | 67cm |
最長の長さ | 280cm |
高さ調整段数 | 18段 |
耐えることができた風速 | 10m/s |
良い
気になる
素材 | アルミニウム合金 |
---|---|
ローレット加工 | |
曲げ加工 | 不明 |
接地面の形状 | エンドキャップ型 |
VASTLAND タープポール 280cm 2本組をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
入り本数 | 1本 |
---|---|
構造 | プッシュアップ式 |
収納時の幅 | 78cm |
最長の長さ | 280cm |
高さ調整段数 | 9段 |
耐えることができた風速 | 10m/s |
良い
気になる
素材 | アルミ合金 |
---|---|
ローレット加工 | |
曲げ加工 | 不明 |
接地面の形状 | エンドキャップ型 |
テンマクデザイン デュラスティック 130-280をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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