衣類のダメージを抑えながらきれいに洗えると評判の、アクア 全自動洗濯機 AQW-V8M。インターネット上のレビューには「汚れ落ちがよい」「運転音が静か」など高評価のコメントが並ぶ一方、「脱水音がうるさい」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アクア 全自動洗濯機 AQW-V8Mを含む縦型洗濯機全13商品を実際に使ってみて、汚れの落ちやすさ・使いやすさ・手入れのしやすさ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
アクア 全自動洗濯機 AQW-V8Mhは、ジェルボールをよく利用する人や、使いやすさ重視の人におすすめです。アクア独自のジェルボールコースを搭載し、ジェルボールによる消臭・香り付け効果の向上が期待できますよ。フタは透明なガラス製で、洗濯中に内部を確認したい人にもぴったりです。
使い勝手も優秀で、操作ボタンは軽い力で押すことができ、コース選びもスムーズに行えました。洗剤・柔軟剤の投入口は引き出しタイプで開けやすく、口が大きく洗剤を注ぎやすいのも利点です。糸くずフィルターはプラスチック製で手入れが簡単ですが、指を引っかけるツメが小さく、取り外すのに力がいる点が気になりました。
洗浄力については、5種類の汚れをつけたシャツを標準コースで洗濯したところ、全体的に汚れが薄まり卵や油のシミはかなりきれいに落とせました。つけおきコースや温水洗浄はありませんが、普段そこまで服を汚さない人には十分といえます。運転音も比較的静かなので、集合住宅でも気兼ねなく使えるでしょう。
価格は5~6万円ほどで販売されていることが多く、同サイズのほかの商品と比べてもリーズナブル。ほぐし機能や簡易乾燥機能が備わっていることを考慮すると、コスパは優秀ですよ。ジェルボールを使っている人も、コスパ重視の人も、ぜひ検討してみてください。
三洋電機を前身とするアクアは、洗濯機・冷蔵庫の新ブランド「AQUA(アクア)」をメインに扱う企業として2012年に設立。業務用も展開しており、コインランドリー用機器シェアNo.1*の技術力を誇ります。
家庭用洗濯機では、すべてのモデルにクリアガラストップのフタを採用しているのが大きな特徴。洗濯中に中の様子が見え、手入れをしやすいのが魅力です。今回ご紹介するのは、洗濯・脱水容量8kgの全自動洗濯機 AQW-V8M。独自の洗浄方法で、頑固な汚れも芯から落とすと謳われています。
ドラム式と縦型でお悩みの人も多いと思いますが、縦型洗濯機の大きな強みはコンパクトなサイズ感。ドラム式より狭い幅600mm以内に収まるものがほとんどなので、防水パンや設置スペースが狭い家庭には縦型がおすすめですよ。
コインランドリー用機器出荷台数(2020年1~12月)において(アクア公式サイト参照)
洗浄方法には、縦と横に水流を起こす立体的な「3Dパワフル洗浄」を採用。洗いムラがないよう大きくかく拌し、しっかりともみ洗いを行います。
さらに、給水しながら洗濯槽を回転させ、水を衣類全体に浸透させる「高濃度クリーン浸透RX」も搭載。高濃度の洗剤が繊維の奥まで届き、衣類のダメージを抑えた効率のよい汚れ落ちが期待できるでしょう。
洗濯コースは全9種類を備え、なかでもアリエールと共同開発したジェルボールコースを備えているのが注目ポイント。ジェルボールの防臭と香り付けの効果を高めたい人にぴったりです。
<洗濯コース>
ヒーターを使わない省エネ方式の風乾燥機能があるのもうれしいポイント。洗濯・脱水層の高速回転で風を取り込む仕組みで、少量の化繊混紡衣類であればほぼ乾かすことができますよ。
タオルなど綿素材の洗濯物は完全に乾かないものの、干し時間の短縮になるのがメリット。洗濯・脱水槽の乾燥にも使用できます。
<乾燥時間>
本体サイズは幅580×奥行570×高さ980mmで、重量は39kg。奥行内寸570mm以上の防水パンであれば、設置が可能です。ドラム式洗濯機と比べてコンパクトなため、比較的狭い空間にも収まるでしょう。
洗濯容量は8kgで、3~4人の世帯向き。数日分まとめて洗濯したり、毛布やシーツなどの大物を洗ったりする予定なら、2人暮らしの家庭にも適しています。
なるべくアイロンがけをしたくないなら「やわらか脱水」機能が便利。シワができてほしくないデリケートな衣類に重宝しますよ。
さらに、脱水後にほぐし運転を行う「やさしくコース」も搭載されています。洗濯物をほぐしてタオルやセーターの袖が絡まるのを防ぎ、運転完了後に取り出しやすくなるのが利点です。衣類の傷みも抑えられるでしょう。
タイマー機能もあり、洗濯が終了する時間を1時間単位で24時間後まで設定可能です。
今回は、アクア 全自動洗濯機 AQW-V8Mを含む縦型洗濯機全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:汚れの落ちやすさ
検証②:使いやすさ
検証③:手入れのしやすさ
検証④:静かさ
まずはじめは、汚れの落ちやすさの検証です。
白いTシャツに、卵・泥・ごま油・カレー・口紅の5種類の汚れを付着させます。24時間放置したあと標準コースで洗い、どれくらい汚れが落ちているかを確認しました。
なお色彩色差計を使用し、明度の差が大きいものほど高評価としています。
標準コースで洗ったときの汚れ落ちは、全商品のなかでもトップレベルです。
右上の泥・下中央のカレー・右下の口紅の汚れは、今回検証したどの商品も完全に落とし切れませんでしたが、AQW-V8Mで洗うと汚れがかなり目立たなくなったのが印象的でした。
ただし色味の強い汚れは落ちにくい傾向にあるので、服が汚れやすい人はつけおきコースや温水洗浄を搭載しているモデルを検討するのも手ですよ。
標準コースで洗ったところ、汚れは全体的にかなり薄まりました。とくに左上の卵の汚れはすっきり落ち、左下のごま油もよく見ないとわからない程度まできれいになっています。
一方で、右上の泥・下中央のカレー・右下の口紅の色味はやや残る結果に。こちらの商品にはつけおきコースや温水洗浄が搭載されていいないため、普段あまり服を汚さない人に向いているといえるでしょう。
週に何度も回す洗濯機は、手間なく使えるかどうかも重要です。そこで以下のポイントに着目し、使いやすさ・手入れのしやすさ・静かさを検証しました。
<使いやすさ>
<手入れのしやすさ>
<静かさ>
総合的な使いやすさは高評価です。ボタンは軽い力で押すことができ、反応精度も良好。コースが選びやすくスムーズに操作できるうえ、残り時間が表示されるのも便利でした。
洗剤・柔軟剤の投入口は引き出しタイプで、洗濯機内の上のほうに設置されています。口が大きく注ぎやすいので、こぼす心配も少ないですよ。
外フタは若干重さがありますが、内フタがなくサッと開閉できるのがメリット。洗濯槽の幅は380mm・深さは550mmとほかの商品より深くて狭めですが、ほぐし機能付きで洗濯物が絡みにくく、楽に取り出せるでしょう。
糸くずフィルターは手入れのしやすいプラスチック製で、開けてゴミを取り除くだけできれいになりました。ただし指を引っかけるツメが小さく、力を入れないと取り外せないのは気になるところ。手の力が弱い人にはやや使いにくい可能性があるでしょう。
槽洗浄コースが搭載されており、槽にこびりついた石けんカスや黒カビを除去することが可能です。定期的に行えば、カビの発生を予防して清潔に使い続けられますよ。
騒音計で運転音を計測したところ、以下のような結果となりました。今回検証した全商品の平均と大きな差はありません。
環境省のサイトによると、40dB前後は夜間の住宅地や図書館内と同レベル。音はそこまで大きくないので、早朝・夜間でも比較的使いやすいでしょう。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
手入れの手間をできるだけ省きたいなら、パナソニックのNA-FA100H9をチェック。糸くずフィルターは指を引っかけるツメが大きく取り外しが簡単で、ゴミに触れることなく捨てられるのがメリットです。つけおきコース搭載で、頑固な汚れも落としやすいですよ。
同じくパナソニックのNA-FW80K9は、お手入れしやすく便利な機能が満載。洗剤自動投入機能があり、洗濯をより楽に行えます。槽洗浄サインが光り、手入れのタイミングを教えてくれるのも魅力。フィルターの取り外しも簡単で、手で触れずに糸くずを捨てられます。フタを軽い力で開けられるのも利点です。
洗濯容量 | 10kg |
---|---|
種類 | 全自動洗濯機(簡易乾燥あり) |
乾燥容量 | 化繊:2kg(槽・風乾燥) |
乾燥方式 | 風乾燥 |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上(内寸奥行) |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | 86mm |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | 不明 |
洗濯時標準コース目安時間 | 約39分 |
洗濯時の運転音. | 約32dB |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | 36mm |
脱水時の運転音. | 約39dB |
フタを開けた時の高さ | 1443mm |
乾燥時の運転音. | 不明 |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | 不明 |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 599mm |
奥行 | 618mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1024mm |
重量 | 約42kg |
本体下部幅 | 536mm |
本体下部奥行 | 530mm |
本体下部高さ | 99mm |
標準使用水量 | 約110L |
洗濯時消費電力量 | 約60Wh |
乾燥時消費電力 | 不明 |
洗濯時消費電力 | 約385W |
洗濯乾燥時消費電力量 | 不明 |
電気代(目安) | 1.7円 |
水道代(目安) | 29円 |
タイプ | 縦型 |
特徴 | 不明 |
パナソニック 全自動洗濯機 NA-FA100H9をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
洗濯容量 | 8kg |
---|---|
種類 | 洗濯乾燥機 |
乾燥容量 | 4.5kg |
ヒーター乾燥の種類 | 不明 |
乾燥方式 | ヒーター乾燥 |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上(内寸奥行) |
乾燥フィルターのタイプ | 不明 |
設置可能な防水パンの幅(内寸) | 不明 |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | 207mm |
洗濯から脱水までの電気代 | 不明 |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | 約185分 |
洗濯から乾燥までの電気代 | 不明 |
洗濯時標準コース目安時間 | 約32分 |
手前から槽までの距離 | 不明 |
風呂水対応 | 不明 |
槽の深さ | 不明 |
洗濯時の運転音. | 約32dB |
投入口の幅 | 不明 |
洗濯時の運転音 | 約32dB |
投入口の奥行 | 不明 |
予約タイマー機能 | |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | 66mm |
脱水時の運転音. | 約37dB |
フタを開けた時の高さ | 1450mm |
脱水時の運転音 | 約37dB |
乾燥時の運転音. | 約45dB |
フタを開けた時の高さ(折りたたみ時) | 不明 |
乾燥時の運転音 | 約45dB |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
1kgあたりの使用水量 | 不明 |
自動槽洗浄機能 | 不明 |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
温水洗浄機能 | 不明 |
シワ取り機能 | 不明 |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
毛布コース | 不明 |
槽乾燥コース | |
お急ぎコース | 不明 |
部屋干しコース | 不明 |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
スマホ連携機能 | 不明 |
AIセンサー機能 | 不明 |
本体幅 | 不明 |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 599mm |
奥行 | 664mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1047mm |
重量 | 約51kg |
タンク容量 | 不明 |
透明窓あり | 不明 |
本体下部幅 | 536mm |
本体下部奥行 | 524mm |
本体下部高さ | 111mm |
標準使用水量 | 約97L(洗濯時)/約117L(洗濯乾燥時) |
洗濯時消費電力量 | 約55Wh |
乾燥時消費電力 | 約1100W |
洗濯時消費電力 | 約310W |
洗濯乾燥時消費電力量 | 約1960Wh |
電気代(目安) | 不明 |
水道代(目安) | 不明 |
風呂水ポンプ付き | 不明 |
タイプ | 縦型 |
特徴 | 不明 |
業務用 | 不明 |
パナソニック 全自動洗濯機 NA-FW80K9をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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