ワイヤレス充電ができたり、スマホアクセサリーが付けやすかったりと機能性が高いMagSafe。しかし、実際は「magsafeって何?」「Magsafeって人気だけどそんなにいいもの?」と、メリットを理解していない人もいるでしょう。
そこで今回は、MagSafeのメリット・デメリットを解説します。Qiとの違いにも触れるので、ぜひ参考にしてくださいね。
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MagSafe対応モバイルバッテリーおすすめTOP5
MagSafeは、Apple社が開発した技術で、磁力を利用してアクセサリーや充電器を固定できるのが特徴です。iPhone本体に磁石が内蔵されており、対応する充電器やケースを近づけると背面に吸いつくように装着され、安定して使えます。
以前からあったワイヤレス充電規格Qi(チー)だと位置がずれると充電ができなくなるのに対し、MagSafeなら磁力で固定されるので安定して充電が可能です。Apple社からMagSafeの技術提供があり、Qiも次世代規格のQi2では磁石での固定ができるようになりました。
ただし、MagSafeが搭載されているのはiPhone 12以降のシリーズのみです。iPhone 11以前やAndroid端末には対応していないので、充電器を購入する前に確認しておきましょう。
MagSafeのメリットは、充電器をくっつけられることだけではありません。
MagSafeならモバイルバッテリーを装着したまま、iPhoneを操作できます。磁力で背面に固定される仕組みなので、モバイルバッテリーがずれず、取り回しやすいのが特徴です。
たとえば、手で持ちながら通話や動画視聴をする場合、モバイルバッテリーがずれてくると使いにくさを感じますよね。一方、MagSafe対応のモバイルバッテリーなら、ピタッとくっついて取り回しがスムーズになります。
MagSafe対応のアクセサリーは、磁力を利用してワンタッチで装着や取り外しが可能です。スマホ用のカードケースやスタンドなどを使いたいときにすぐ付けられ、不要になれば簡単に外せるので、用途に合わせて使いわけられます。
MagSafe非対応のスマホリングや固定型スタンドはスマホケースに直接シールで貼りつけるので、別のアクセサリーを使うにはケースごと交換が必要でした。しかし、MagSafeなら使っているスマホケースはそのままに、アクセサリーの着脱が可能です。
また、MagSafe対応の車載ホルダーを使えば、車内でカーナビとして使ったりハンズフリーで通話したりできます。
MagSafeを利用すれば、充電用のコネクタが摩耗しにくくなります。ワイヤレスで充電できるため、ケーブルを抜き差しする必要がなく、コネクタへの負担を軽減できるでしょう。
有線で充電する場合、毎回ケーブルを差し込んだり外したりする動作が必要です。結果、コネクタに負担がかかり、接触不良が起きやすくなる場合があります。MagSafeなら背面に吸着させるだけで充電できるので、コネクタを使わずに済み、端末を長く快適に使いやすいでしょう。
メリットの多いMagSafeですが、デメリットもあります。
MagSafeは、MagSafe非対応のスマホケースを使うとアクセサリーの固定力が不十分になる場合があります。非対応のスマホケースだと磁力が働きにくいので、購入前に確認しておきましょう。
磁力が弱まって固定力が甘い状態でスマホリングやスタンドを使うと、使用中に外れるリスクがあります。結果、端末の落下や破損につながる恐れもあるので注意が必要です。
どうしてもMagSafe非対応のケースを使いたい人は、メタリングステッカーを検討しましょう。貼りつけるだけで、簡単にMagSafe対応にできますよ。
ただし、ケースの厚みや形状によってはメタリングステッカーが装着できません。ポリカーボネート・アクリル・PET素材かつ、ケース中央に半径30mm程度の貼りつけスペースがあれば、使用可能です。
MagSafeでの充電は便利ですが、速度は有線より遅い点に注意しましょう。ワイヤレス充電は熱を発生しやすく、その分電力変換効率が低下するので、同じ時間充電しても供給できる電力量が少なくなります。
たとえばiPhone 12の場合、MagSafeを使ったワイヤレス充電は最大15Wで、有線による充電は最大20Wです。短時間で充電したいときには有線のほうが速いでしょう。
ただし、Qi充電は最大7.5Wなので、ケーブルに繋がずに充電したいならMagSafeのほうが速く充電できます。
MagSafeは、カードに磁気不良を引き起こすリスクがあるので注意が必要です。強力な磁力を利用しているので、クレジットカードやキャッシュカードなどの磁気ストライプを搭載したカードに不具合を起こす可能性があります。カードケース付きのスマホケースの使い方には気をつけましょう。
Appleも公式に、MagSafe充電器とiPhoneの間にカードを挟む状況を避けるよう注意喚起をしています(参照:Apple)。カードを持ち歩きたい場合は、MagSafe対応のカードケースを使い、充電時には取り外す習慣をつけましょう。
2023年に発表されたQi2規格の充電器を使えば、AndroidでもMagSafeと同様の機能が使えます。MagSafeを開発したApple社が技術提供しているので、磁力を利用したワイヤレス充電が可能です。
充電速度も同じく最大15Wに対応しており、位置ずれを気にせず安定して充電できます。スマホだけでなく、タブレットなど幅広いデバイスでの採用が見込まれている、新しい規格です。
ただし、Androidスマホは今後対応予定となっているので、順次発表を待つ必要があります。
MagSafe対応のアクセサリーや充電器を利用することで、より快適にスマホを使いやすくなります。以下コンテンツでは、MagSafe対応のモバイルバッテリーやスマホスタンドを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
MagSafe対応モバイルバッテリーおすすめTOP5