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フェローズ シュレッダー LX65の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!

省スペース設計の家庭用シュレッダー、フェローズ シュレッダー LX65。インターネット上では「細断速度が速い」と評判ですが、「夜に使うと音が気になる」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?

今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。

  • セキュリティ性
  • 細断力
  • 使い勝手のよさ
  • 静かさ

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の家庭用シュレッダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、家庭用シュレッダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
2025年06月12日更新
田丸大暉(Hiroki Tamaru)
ガイド
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。

田丸大暉(Hiroki Tamaru)のプロフィール
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自社施設

目次

【結論】セキュリティ性が低く音も大きい。大容量タイプで一度にたくさんカットできるのは魅力

フェローズジャパン
デスクサイドシュレッダー LX65‎4201501

13,908円

デスクサイドシュレッダー LX65

フェローズ シュレッダー LX65は、最大細断枚数が10枚と多いのはよいものの、情報漏洩を徹底して防止したい人には不向き。実際に細断した紙片のサイズを計測すると、縦4mm・横37.4mmと大きく、前後の文字まで判別できてしまいました。比較した商品内でも、マイクロカット方式を採用したものはかなり細かく仕上がったのに対し、クロスカット方式の本品は文字がわからないほど細かくはできません。


稼動音の大きさも気がかりです。投入口付近の音を騒音計で測ると、最小枚数の1枚で平均103.1dB、最大枚数10枚で平均99.4dBを記録。約80dBと静音性に優れた上位商品とは異なり、モーター音が部屋中に響きました。「夜に使うと音が気になる」との口コミどおりで、家庭で使用する場合は日中のみにとどめるのがよいでしょう。


一方で、使い勝手は良好です。CD・DVDのカットには非対応でしたが、11号針以下のホチキスやクリップがついたままでも細断可能。ゴミ箱は22.5Lと大容量でゴミ捨ての手間も省けます。本体サイズは大きめですが持ち運べる程度で、底面の幅は18.5cmとスリムながらぐらつきません。紙のつまりを解消するリバース機能や、指の巻き込みを防止する安全機能も搭載していました。


比較した半数以上の商品は最大枚数が6枚以下でしたが、本品は10枚と多いのも利点。枚数を問わず均一に細断できるのもメリットです。ハガキのような厚紙でも細かくカットでき、「パワフルな細断能力」という謳い文句どおりの結果といえます。


「細断速度が速い」との口コミがあったように、1枚を細断するのにかかった時間は5.75秒と悪くありません。10枚細断時は8.31秒と遅めですが、一気にカットできる点をふまえると許容範囲内といえます。とはいえ、セキュリティ性や静音性の低さは気になるところ。情報漏洩リスクを軽減したい人や時間帯を気にせず使いたい人は、ほかの商品も検討しましょう。

フェローズ シュレッダー LX65とは?

フェローズ シュレッダー LX65とは?

家庭用シュレッダーを使うメリットは、個人情報を内容がわからないほど粉々にできるところ。ハサミで切る手間を省けるうえに、確実に細かく細断して捨てられます。とくにネットショッピングや在宅ワークをする人は、溜まりがちな個人情報を一気に処理できますよ。


今回ご紹介するフェローズ シュレッダー LX65は、オフィス・自宅のどちらでも扱いやすい省スペース設計の商品です。幅23.5×奥行37.5×高さ41.0cmで、デスク下や部屋のデッドスペースにも置きやすいつくり。デザインにも工夫を施し、オフィス感を抑えた美しい見た目に仕上げています。


フェローズは、1917年にアメリカで生まれたオフィスワークスペース用品メーカーです。シュレッダーは、家庭・オフィスの仕事場のニーズに応えた全5シリーズを展開中。なかでもLXシリーズは上質かつモダンなデザインにこだわり、現代のワークスペースにフィットする製品を目指しています。

ゼムクリップ・ホチキスつきの書類も細断可能。安全対策機能も搭載

ゼムクリップ・ホチキスつきの書類も細断可能。安全対策機能も搭載
出典:amazon.co.jp

「小さいながらもパワフルな細断能力」と謳っており、金属を除くカード類やクリップ・ホチキスがついた書類も細断可能。連続使用時間は6分、ダストボックスの容量は22.5Lです。

シュレッダーのカット方式にはマイクロカット・クロスカットの2種類がありますが、本品はクロスカット方式を採用しています。細断幅が3mm以下のマイクロカットほど細かくはならないものの、メーカー公称値で4×40mmサイズに細断できる設計ですよ。

ユーザーのさまざまな使用環境を想定し、メーカー独自の安全対策機能も採用しています。用紙投入口の周囲にあるクロムメッキ部分は静電気に反応する仕様で、手が触れると細断が一時停止。小さな子どもやペットのいる家庭でも使いやすいよう配慮しています。

メンテナンス用オイルも販売。定期的なお手入れで長く使える

フェローズでは、シュレッダーの定期的なお手入れとしてメンテナンスオイルの使用を推奨しています。購入時と比較して紙詰まり・切れ味・異音などが気になる場合、オイルを使えば細断刃の摩耗・劣化を和らげることが可能。紙詰まりの予防や異音の対策になるだけでなく、シュレッダーを長持ちさせることにもつながります。


使い方は簡単で、オイルを塗ったコピー用紙をシュレッダーで細断するだけ。お手入れの頻度と使用量の目安は半月に1回・大さじ1杯分で、1本(350mL)で約1年使えます。オイルには植物油を採用しており、においも気になりにくいでしょう。

目的に合わせた5シリーズを展開。デスクサイドに置ける小型タイプも

目的に合わせた5シリーズを展開。デスクサイドに置ける小型タイプも
出典:amazon.co.jp
フェローズでは、LXシリーズを含む全5種類のシリーズを展開中。以下にほかのシリーズの特徴をご紹介するので、参考にしてください。

AUTOMAXシリーズは、細断量が多い業種やオフィス向き。紙をセットしてスタートボタンを押すと自動で細断できる独自機能を備えています。パワーシュレッドシリーズは、多枚数細断・長時間使用・大容量のニーズに応えた、大規模ワークスペースに適したタイプです。

A3用紙対応シュレッダーはワイドな投入口を採用し、ダストボックスではなくポリ袋をセットする構造を採用。オフィスでの生産性を高める設計です。デスクサイドシュレッダーは、少人数での使用に向いた小型タイプ。なかでも人気の機種である16MC・48MCは、30分の連続使用が可能です。

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

今回はフェローズ シュレッダー LX65を含む、人気の家庭用シュレッダーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. セキュリティ性
  2. 細断力
  3. 使い勝手のよさ
  4. 静かさ

フェローズ デスクサイドシュレッダー LX65のよい点は2つ!

フェローズ デスクサイドシュレッダー LX65のよい点は2つ!
人気の家庭用シュレッダーを比較検証したところ、フェローズ シュレッダー LX65には2つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

細断性能は優秀。最大10枚を一度で均等にカットできた

細断性能は優秀。最大10枚を一度で均等にカットできた

実際に細断力を確認したところ、最小枚数・最大枚数ともに切れ味に変化はなく、均一に細断できました。比較した半数以上の商品は最大枚数が6枚以下だったのに対し、本品は最大10枚と多く、書類が多い家庭でも一度にたくさんカットできて便利です。


最小の1枚では2mmほどの均等な大きさで、端から端までしっかりカットできています。最大の10枚でも、全体的に均一ですべて細かく切れていました。ハガキのような厚紙もかなり細かくカット可能で、「パワフルな細断能力」との謳い文句どおりといえます。

細断速度は最小枚数の1枚で5.75秒と悪くない結果で、「細断速度が速い」との口コミにも納得。最大枚数の10枚になると8.31秒とスピードが落ちましたが、10枚一気にカットできる優秀さをふまえると許容範囲内でしょう。

ホチキスがついたまま使用可能。22.5Lの大容量でゴミ捨ての手間も省ける

ホチキスがついたまま使用可能。22.5Lの大容量でゴミ捨ての手間も省ける
使い勝手も良好です。28mm以下のゼムクリップ・ホチキス11号針までは紙についたままの細断が可能で、会議資料や学校のプリントなどが多いときにも便利。リバース機能(逆転スイッチ)にも対応し、紙詰まりも解消できます。ただしCD・DVDはカットできないので注意しましょう。

ダストボックスはフタを取り外すタイプで、紙くずが散らばりにくい構造。22.5Lの大容量ながら底面の幅は18.5cmとスリムで、ぐらつきもありません。窓が大きくて中身が見えやすく、残量を把握しやすい点もメリットです。最後の10枚ほどは切れ味が落ちましたが、160枚分のゴミを溜められますよ。


安全面では投入口の幅が実測値で4.2mmと広く、比較した3mm以下の商品と並ぶと指が入りやすい点が気になります。用紙投入口のメッキ部分に手が触れると細断が一時停止する、安全機能「セーフセンス・テクノロジー」は搭載していますが、小さな子どもがいる家庭では気をつけましょう。


検証結果
  1. リバース機能|◯
  2. ホチキス対応|◯(11号針まで・ゼムグリップも可)
  3. メディア細断|×
  4. 投入口は3mm未満か|×
  5. 底面の幅|18.5cm(実測値)
  6. フタのタイプ|取り外し
  7. 何枚まで溜められるか|160枚
  8. 取っ手やキャスターがついているか|×

フェローズ デスクサイドシュレッダー LX65の気になる点は2つ!

フェローズ デスクサイドシュレッダー LX65の気になる点は2つ!

フェローズ シュレッダー LX65にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

セキュリティ性は低い。細断サイズが大きく文字が判別できてしまう

セキュリティ性は低い。細断サイズが大きく文字が判別できてしまう

セキュリティ性は高いとはいえない結果に。実際に細断した紙片の大きさを計測すると、細断サイズは縦4mm・横37.4mmと大きめでした。公称値の縦4×横40mmとは相違ないものの、前後の文字まで判別できたのが気がかりです。


細断後の紙片の面積は149.6mm2で、比較した全体平均の81.63mm2(※2024年8月時点)を大幅に超えました。情報漏洩の防止を徹底したい人には不向きでしょう。

田丸大暉(Hiroki Tamaru)
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

本品はクロスカット方式で細断紙片から文字が識別できるため、重要な情報を含む書類の細断には向きません。情報漏洩を防ぐためにはマイクロカットの商品の導入を検討するとよいでしょう。

静音性もいまひとつ。枚数問わずモーター音が部屋中に響き渡る

静音性もいまひとつ。枚数問わずモーター音が部屋中に響き渡る

稼動音も静かとはいえません。実際に投入口付近の稼動音を計測すると、最小枚数1枚では平均103.1dBと、比較した全商品の平均約95.2dB(※)を上回りました。最大枚数でも平均99.4dBと、全体平均の約92dB(※)を超える結果です。

全体平均値は2024年8月時点での数値です


なお、100dBはパチンコの店内を上回る騒音レベル(参照:環境省)。最小・最大ともに音が鳴り響く大きさはあまり変わらず、「夜に使うと音が気になる」との口コミは否定できませんでした。


上位商品には約80dBと静音性に優れたモデルも。対して本品はスイッチをスライドした時点で一度細断部分が動いて音が響きます。紙の音よりもモーター音が部屋中に響き渡り、家庭での使用にはあまり向かないでしょう。

田丸大暉(Hiroki Tamaru)
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

騒音が気になる人や昼夜問わず使用したい人は、静音設計のシュレッダーを選ぶのがおすすめですよ。

フェローズ シュレッダー LX65の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    13,908円

    (最安)

    販売価格:13,908円

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フェローズ シュレッダー LX65のデメリットをカバーできる商品はこちら!

ここでは、フェローズ シュレッダー LX65のデメリットが気になる人におすすめの商品をご紹介します。

セキュリティ・静かさ重視なら、サンワサプライの400-PSD063Wがおすすめ

セキュリティ・静かさ重視なら、サンワサプライの400-PSD063Wがおすすめ

サンワサプライの400-PSD063Wは、シュレッダーの使用頻度が高い人におすすめしたい1台です。細断後の紙片は実測値で縦2.1mm・横8.7mmと非常に細かく、情報漏洩のリスクを軽減可能。ホチキスがついたままでも使えて、CD・DVDなどのメディア細断にも対応しています。


静かさも比較した商品内ではトップクラスで、紙の細断音はするもののモーター音は控えめです。シュレッダーの動作音が気になりにくく、長時間の使用でも作業の邪魔になりにくいでしょう。


機密書類の処理からメディアの廃棄まで幅広く活躍する1台。セキュリティ性と静音性が高いものを選びたいなら要チェックです。

一度にたくさん処理したいなら、サンワサプライのオートフィードシュレッダーをチェック

一度にたくさん処理したいなら、サンワサプライのオートフィードシュレッダーをチェック

書類が溜まりがちな人には、サンワサプライのオートフィードシュレッダーがぴったり。紙を置くだけで最大60枚まで自動細断できるオートフィード機能を搭載し、一度に大量の書類を処理できます。連続運転時間が約20分と長いのも利点です。


手動での投入も可能で、最大8枚まで一度に細断できます。1枚のときと比べて細断力が落ちず、安定したカット性能を発揮しました。また、細断サイズは縦2.9mm・横8.3mmと細かいので、機密情報の漏洩も防止しやすいでしょう。

約13.5Lと大きめのダストボックスを備えており、ゴミ捨ての手間も省けます。リモートワークや学校などの書類を一気に処分したいなら、購入を検討してみてください。

フェローズ シュレッダー LX65はどこで買える?

フェローズ シュレッダー LX65はどこで買える?

フェローズ シュレッダー LX65の取扱店舗は、全国の家電量販店です。インターネットで購入するなら、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売しています


値段は税込12,000円前後(※2024年8月時点・ECサイト参照)。ECサイトのなかには公式ショップもあるので、ぜひチェックしてみてください。

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