マイクロカットで細かく細断できると謳う家庭用シュレッダー、アコ・ブランズ・ジャパン マイクロカットシュレッダー GSHA26M-W。インターネット上でも「細断が細かい」と評判です。しかしなかには「音がうるさい」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアイリスオーヤマやフェローズジャパンなどの家庭用シュレッダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、家庭用シュレッダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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目次
アコ・ブランズ・ジャパン マイクロカットシュレッダー GSHA26M-Wは、細かく細断したい人には購入の候補になる一台です。細断後の紙くずはわずか横9×縦2.1mmと、文字を判読できないほど小さく細断できました。比較した商品には、紙片を並べれば内容を解読できるほど大きいものもあったなか、重要な書類の処理にも重宝するでしょう。
最大枚数ではやや横に長い紙くずが散見されましたが、幅が狭いため解読は不可。1枚ずつだととても均等に細かくでき、切れ味も良好です。細断速度は1枚につき6秒かかり、わずか4秒で完了した上位機種に比べると遅いものの、大量の用紙を頻繁に細断する人でなければそこまで気にならないでしょう。
フタを取り外して中身を捨てられ、紙くずが散らばりにくいのも利点です。10Lの大容量で持ち運びには向きませんが、ダストボックスが一杯になるまで220枚細断もできました。ただし、160枚あたりからフタが浮いたので、小窓から残量を確認してこまめに捨てるようにしてくださいね。
惜しかったのは、対応用紙や付加機能が少なさ。細断できるのはコピー用紙とプラスチック素材のカードのみです。比較したほかの商品にはクリップやCD・DVDなどのメディア細断に対応しているものもあったなか、こちらは公表されていません。機能もリバースのみのシンプルな設計です。
「音がうるさい」との口コミどおり、作動音が100.1dBとかなり大きめなのもネック。比較したなかでもマイクロカット対応機種は80~90dB台に抑えられるものが多かったのに対し、本品はとくに処理直後のモーター音が大きいのが気になりました。紙を粉砕するシャリシャリ音も大きく聞こえるので、使用する時間帯に注意しましょう。
執筆時点での価格は7~9千円前後。上位機種には1万円以上のものも多いなか、比較的リーズナブルです。「細断が細かい」との口コミどおり、セキュリティ性は申し分ないので、細かく細断することを第一に考えるなら候補となるでしょう。より幅広い用途で使用したい人は、ハガキやメディア細断もできるほかの商品もチェックしてみてくださいね。
今回紹介するマイクロカットシュレッダー GSHA26M-Wは、プラスチックカードも細断できるマイクロカットが特徴の商品です。細断後の大きさは2×12mmと細かく、小さな文字の書類もセキュリティを守れると謳っています。
販売元は、事務機器やPC周辺機器などの製造・販売を手がけるアコ・ブランズ・ジャパン。様々なブランドを扱っており、ビジネスシーンのほか、教育機関・政府関連にも供給している総合ブランド企業です。
誤作動防止のインターロックスイッチを搭載しているのもうれしいポイント。フタが空いている状態ではシュレッダーが作動しない設計です。連続運転の際に自動で停止するオートカットオフ機能も備えており、安全性に対する工夫が施されています。
サイズは幅32.5×奥行き17×高さ32cm、重さは3.5kg。10Lの大容量ながらコンパクトなので、ゴミ箱のような感覚でリビングや部屋に設置できるでしょう。カラーはブラックとホワイトの2色展開です。
今回はアコ・ブランズ・ジャパン マイクロカットシュレッダー GSHA26M-Wを含む、家庭用シュレッダー全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、静かさの検証です。作動中のシュレッダーの音を騒音計で計測し、数値をもとに評価しました。
その結果、作動音は100.1dBとかなり大きめ。比較したなかでもマイクロカット対応機種は細断音が80~90dB台に抑えられるものが多かったのに対し、本品はとくに処理直後のモーター音が大きいのが気になりました。
環境省の騒音の目安によると、100.1dBはパチンコ店内と同等の騒音です。紙を粉砕するシャリシャリとした音もしっかり聞こえるので、使用する時間帯を選ぶ必要があるでしょう。「音がうるさい」という口コミの払拭はできませんでした。
続いて、セキュリティ性の検証です。細断した紙くずの縦・横の長さから面積を算出。面積が35平方ミリメートルよりも小さく細断できたものほど高評価としました。
計測した面積は、横9×縦2.1mmで18.9平方ミリメートルに。「細断が細かい」との口コミどおり、マイクロカット方式で文字を判読できないほど小さく細断できました。比較した商品には紙片を並べれば内容を解読できるほど大きいものもあったなか、重要な書類の処理にも重宝するでしょう。
次は、細断力の検証です。
最大枚数・ハガキのような厚紙にも対応しているかなどに注目して切れ味のよさを評価しました。
1枚ずつだと均等な大きさに細断でき、切れ味は良好です。しかし、定格連続時間での最大枚数4枚を一度に入れると、長い紙くずが散見されました。幅が狭いためセキュリティ性には問題ありませんが、比較したなかには枚数問わず均等に切れた商品もあったのに対し、惜しい結果です。
細断速度もやや遅めで、最小枚数に6秒・最大枚数に8.89秒かかりました。比較した商品には1枚をわずか4秒ほどで細断できたものもあったなか、スピーディに次々と細断したい人にはあまり向いていないでしょう。
最後は、使い勝手の検証です。
機能性・安全性・ゴミ捨て・持ち運びやすさに注目して、総合的な使い勝手のよさを評価しました。
フタを取り外し、ダストボックス内のくずを捨てるだけのシンプルな構造。10Lの大容量で持ち運びには向きませんが、紙くずが散らばりにくいですよ。ダストボックスは、220枚細断するといっぱいになりました。ただし、160枚あたりからフタが浮いたので、小窓からこまめに残量を確認してくださいね。
逆三角形のフォルムながら、押しても倒れる心配はなく安定しています。フタが外れると刃がむき出しになるものの、自動で細断が停止するため安全性への配慮も申し分ありません。投入口も5mmと狭めで、刃までの距離も遠く感じました。
搭載されている機能はリバース機能のみ。比較したほかの商品にはクリップやCD・DVDなどのメディア細断に対応しているものもあったなか、こちらは公表されていません。用途は限定されるものの、プリント類を少量ずつ細断することがメインであれば十分でしょう。
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執筆時点での値段は7,000~9,000円前後。取扱店舗によって異なるので、少しでもお得に購入できるサイトをリサーチしてみてくださいね。
最後に、使い勝手がよく音も静かな商品をご紹介します。
CD・DVDも細断するなら、アイリスオーヤマの超静音細密シュレッダーがおすすめです。パワフルな切れ味で、枚数問わず紙を細かく細断できました。それでいて作動音は約80dBとかなり小さく、紙のシャリシャリ音もほとんど聞こえません。場所や時間帯を気にせず、気軽に作業できるでしょう。
一度に9枚の用紙を細断できるフェローズのAutoMax 90Mもおすすめです。11号までのホチキス針・28mmまでのクリップやカード類まで細断可能。紙くずも文脈が読み取れないほど小さくカットでき、作動音も94dBと気にならない大きさです。17Lの大容量で細断作業を効率化できるでしょう。
稼動方法 | 電動 |
---|---|
細断方式 | マイクロカット |
ゴミ箱の取り出し | 引き出し |
幅 | 17.5cm |
奥行 | 35.1cm |
高さ | 31.6cm |
重量 | 約5.6kg |
電源コードの長さ | 約1.25m |
細断した紙片の短辺 | 約1.5mm |
細断した紙片の長辺 | 11mm |
ゴミ箱容量. | 約7.5L |
検証で細断した紙片の短辺 | 不明 |
検証で細断した紙片の長辺 | 不明 |
投入幅 | 不明 |
投入幅(実測値) | 2.6mm |
細断速度 | 2m/分 |
ゴミ箱容量 | 約7.5L |
対応用紙 | A4コピー用紙、CD、DVD、BD、写真 |
連続使用時間 | 10分 |
家庭向けの運転音(実測値) | 約80dB |
法人向けの運転音(実測値) | |
定格細断枚数 | 3枚 |
最大細断枚数 | 4枚 |
最大自動裁断枚数 | 不明 |
定格消費電力 | 90W |
CD/DVD細断可能 | |
カード裁断可能 | 不明 |
ダンボール裁断可能 | |
ホチキス付きで裁断可能 | |
静音設計 | |
リバース機能 | |
過熱防止装置付き | |
セーフセンサー付き | |
ダストボックスセンサー付き | |
オートスタートセンサー付き | |
オートフィード付き | 不明 |
キャスター付き | |
保証付き | |
保証期間 | 1年 |
特徴 |
アイリスオーヤマ 超静音細密シュレッダー KP4HMS-Cをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
稼動方法 | 電動 |
---|---|
細断方式 | マイクロカット |
ゴミ箱の取り出し | 引き出し |
幅 | 約34.0cm |
奥行 | 約30.5cm |
高さ | 約61.0cm |
重量 | 約9kg |
電源コードの長さ | 約1.5m |
細断した紙片の短辺 | 約4.2mm |
細断した紙片の長辺 | 12mm |
ゴミ箱容量. | 約17L |
検証で細断した紙片の短辺 | 4.2mm |
検証で細断した紙片の長辺 | 12.9mm |
投入幅 | 220mm |
投入幅(実測値) | 5.2mm |
細断速度 | 自動細断:約3.5m/分/手動細断:約2.2m/分 |
ゴミ箱容量 | 約17L |
対応用紙 | A4コピー用紙、カード類、クリップ28mmまで |
連続使用時間 | 10分 |
家庭向けの運転音(実測値) | 約88dB |
法人向けの運転音(実測値) | 不明 |
定格細断枚数 | 不明 |
最大細断枚数 | 9枚 |
定格消費電力 | 270W |
CD/DVD細断可能 | |
カード裁断可能 | |
ダンボール裁断可能 | 不明 |
ホチキス付きで裁断可能 | |
静音設計 | |
リバース機能 | |
過熱防止装置付き | |
セーフセンサー付き | |
ダストボックスセンサー付き | |
オートスタートセンサー付き | |
オートフィード付き | 不明 |
キャスター付き | |
保証期間 | 12か月 |
特徴 | 不明 |
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