サンワサプライ 静音シュレッダー 400-PSD063Wの口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー！

セキュリティ性を確認するため、実際に本品で紙を細断して紙片のサイズを計測すると、縦2.1mm・横8.7mmの小ささに。面積は比較した全商品の平均81.63mm2（※執筆時点）を大幅に下回る18.27mm2と非常に細かく、トップクラスの高評価を得ました。

シュレッダーのカット方式にはクロスカット・マイクロカットの2種類があり、本品はより細かく細断できる傾向があるマイクロカット方式を採用。クロスカットタイプには長辺が30mm以上と文字を識別できたものもありましたが、こちらは「文章の読解がほぼ不可能」との謳い文句どおりといえます。

情報漏洩リスクを抑えられるので、在宅ワークが多い人に向いているでしょう。

細断力も申し分ありません。紙が1枚でも最大枚数の3枚でも切れ味は変わらず、枚数を問わず1枚時と同等の細かさでカット可能です。ハガキのような厚紙も普通紙と変わらずスムーズに細断できました。

細断速度は、1枚だと5.4秒・3枚だと7.21秒。同時に細断する枚数が多いと速度が落ちますが、比較した商品内には1枚を細断するのに12秒以上かかったものがあった点をふまえると、十分スピーディといえます。

稼動音の静かさも高評価を獲得。実際に商品の投入口のそばで騒音計で使用時の音を計測したところ、投入口近くは静かとはいえないものの、比較した商品内では控えめでした。

最小枚数を細断した際の音は平均87.9dBを記録。約90dBはパチンコ店内ほどの騒音レベル（参照：環境省）ですが、全体平均の約95.2dB（※執筆時点）を下回りました。最大枚数時は1枚のときより紙の音が少なく、全体平均の約92dB（※執筆時点）も大幅に下回る平均77.8dBをマークしています。

数値こそ大きいものの、機械のモーター音はそれほど目立ちません。比較したなかには、1枚の細断で100dBを超えたうえモーター音がうるさく感じられるものも。本品は「静かで賃貸でも使いやすい」との口コミや、「夜やミーティング中でも気にならない超静音仕様」という謳い文句にも頷ける結果でした。

便利な機能も充実しています。ホチキスは、10号針以下ならつけたまま細断可能。リバース機能もあり、スイッチを押すだけで紙詰まりを解消できて便利です。また比較した商品の半数以上はメディアに非対応でしたが、こちらはカード類やCD・DVDを1枚ずつ細断できますよ。

底面の幅は32cmと大きく、子どもやペットに倒されるリスクも少なめです。ただし、投入口が4.1mmと広いのは気がかり。大人の指先が入る可能性を否定できないため、とくに小さな子どもがいる家庭は触られないよう十分注意してください。

ダストボックスの容量は9Lで、A4用紙を80枚まで溜められます。フタは引き出しタイプで外れにくいものの、満杯になるまで放置すると引き出すときに紙くずが散らばりやすいのは惜しい点。とはいえ、透明の窓つきで残量を確認しやすく、コンパクトで持ち運びやすいのは魅力でしょう。

1. リバース機能｜◯
2. ホチキス対応｜◯（10号針以下）
3. メディア細断｜◯（カード類・CD・DVDに対応）
4. 投入口は3mm未満か｜×
5. 底面の幅｜32cm
6. フタのタイプ｜引き出しタイプ
7. 何枚まで溜められるか｜A4用紙80枚
8. 取っ手やキャスターがついているか｜×

同時に細断可能な枚数が、A4コピー用紙3枚までと少ないのは気がかりです。比較した多くの商品が、5～10枚に対応していました。本品は連続稼動時間は10分あるものの、紙をセットする手間がかかります。

「大量に細断したい人には不向き」という口コミどおり、効率よく一気に書類を細断したい人にはあまり向かないでしょう。書類を溜めこまないように、定期的に少しずつ細断してくださいね。