「情報漏洩を防ぐ」と謳う家庭用シュレッダー、bonsaii シュレッダー C277-A。「あっという間に書類の整理ができる」「ゴミが飛び散らない」と評判です。その一方、「結構うるさい」といった口コミも存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の家庭用シュレッダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、家庭用シュレッダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
3,229円
おすすめスコア
情報の復元しにくさ(家庭向け)
細断スピード(家庭向け)
ゴミ捨ての手間の少なさ(家庭向け)
投入のしやすさ(家庭向け)
細断可能なものの豊富さ(家庭向け)
静音性(家庭向け)
個人情報のわかりにくさ(家庭向け)
投入枚数の多さ(家庭向け)
細断方式 | マイクロカット |
---|---|
細断した紙片の短辺 | 4.03mm |
細断した紙片の長辺 | 13.58mm |
ゴミ箱容量 | 13.0L |
定格細断枚数 | 5枚 |
最大細断枚数 | 5枚 |
良い
気になる
bonsaii シュレッダー C277-Aは、コスパのよい商品を探している人におすすめです。メーカーが記載している一度に投入できる最大枚数は5枚と多くはありませんが、実際にA4のコピー用紙を5枚ずつ投入すると、46秒で30枚を細断できました。比較したなかには80秒以上かかった商品もありましたが、こちらはスピーディ。「あっという間に書類の整理ができる」という口コミにも納得です。
紙類だけでなく、クレジットカード・10号サイズのホチキス針・クリップに対応しているのも魅力。ホチキスなどを外さずに、書類を処分できます。紙を検知するセンサーを搭載し、自動で刃が回転するので投入もスムーズです。比較した一部商品にあった、紙の詰まりを解消するオートリバース機能はないものの、スイッチ1つで刃を逆回転に設定可能。家庭で使うのに最低限の性能は備えています。
ゴミ捨ても簡単です。比較したなかで引き出しタイプのダストボックスは、ゴミを捨てる際に紙くずが散らばりやすい傾向が。対してこちらはダストボックスのフタを上に取り外すタイプで、満杯の状態でも「ゴミが飛び散らない」との口コミどおりでした。使用頻度が高くても、わずらわしさを感じにくいでしょう。ゴミの分量も窓からひと目で確認できます。
細断後の紙片のサイズも、短辺は平均4.03mm・長辺は平均13.58mmと小さめです。ただし、比較した上位商品には2mm・11mm以下に細かくカットできたものもあったため、評価がやや伸び悩みました。文脈は推測しにくく復元するのは難易度高めですが、細かい文字自体は読み取れる可能性が。「情報漏洩を防ぐ」と謳っているものの、確実に個人情報を守りたい人には不向きでしょう。
稼動音も実際に測定すると平均71.23dBと大きめ。「結構うるさい」という口コミがあるように、使用する時間帯を選びます。とはいえ、5,000円以下と手頃な価格(※2025年1月時点・ECサイト参照)を考慮すると、全体的な性能や使い勝手は悪くありません。ある程度細かくなればよいという人は、この機会に検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するのは、オフィス機器製品の販売を行っているbonsaii(ボンサイ)が手がけるシュレッダー C277-A。4x12mmに細断できるマイクロカットを採用し、「情報漏洩を防ぐ」と謳っています。本体のサイズは幅30×奥行18×高さ36.2cmで、ダストボックス容量は約13L。テーブルの下に収まりやすいコンパクトな設計です。
連続使用時間は3分で、モーターの温度が上昇すると自動停止して赤いランプでお知らせする仕組み。クールダウンには40分かかります。ダストボックスが正しくセットされていないと、運転が停止される自動断電機能も搭載。カラーは検証で使用したブラックのほか、ホワイトもラインナップしているので、インテリアに合わせて選びましょう。
今回は、bonsaii シュレッダー C277-Aを含む人気の家庭用シュレッダーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の家庭用シュレッダーを比較検証したところ、bonsaii シュレッダー C277-Aには6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
スピーディに作業できるところが魅力です。メーカーが明記している一度に投入できる最大枚数は5枚と多くはありません。とはいえ、実際にA4のコピー用紙を5枚ずつ投入して30枚を細断しきるまでの時間を測定したところ、46秒と好記録でした。
比較したなかには30枚を細断するのに80秒以上かかった商品も。対してこちらは5,000円以下と手頃な価格(※2025年1月時点・ECサイト参照)をふまえても、健闘しているといえます。「あっという間に書類の整理ができる」という口コミがあるように、忙しい人もサッと使えるでしょう。
ただし、定格連続使用時間が3分と短い点は注意が必要。書類などは溜めずに、こまめに処理するのがおすすめです。
A3用紙・CD・DVDは非対応ですが、比較した大半の商品も同様だったため、大きなデメリットではないでしょう。
投入もスムーズに行えました。投入口までのガイドが8mmと短くややセットしにくかったものの、紙を検知するセンサーを搭載しているのはメリット。紙を投入すると自動で刃が回転して、終わると停止する仕様です。
自動で紙の詰まりを解消するオートリバース機能や、自動で紙送りをするオートフィーダー機能は搭載されていませんでした。とはいえ、スイッチ1つで刃を逆回転に設定できるなど、最低限の必要な機能はそろっていて、値段を考慮すれば家庭で使うのに十分な性能といえるでしょう。
ゴミ捨てしやすいところも強みです。比較したなかでダストボックスが引き出しタイプの商品は、満杯になるとゴミを捨てる際に周辺に散らばりやすい傾向が。対してこちらはフタを持ち上げるタイプなので、「ゴミが飛び散らない」という口コミどおりです。フタにハンドルもついていて、楽に取り外せるでしょう。
比較したほとんどの商品と同じくゴミ袋をかけて使用するのはNGですが、ゴミ袋を被せてダストボックスをひっくり返せば、そのまま簡単に捨てられますよ。細かく細断できるマイクロカットを採用し、ゴミがかさばりにくいのも利点。窓からゴミがどのくらい溜まっているか確認できるところも便利です。
シュレッダーのカット方法は、主にマイクロカット・クロスカット・ストレートカットの3種類があり、比較したなかで細断サイズが小さかったのは本品を含むマイクロカットタイプです。こちらも文脈がわからない程度まで細かく細断できたため、貼り合わせて情報を復元されるリスクは低いでしょう。
本品も文脈を読み取るのは難しく復元まではしにくいものの、細かい字は多少読める可能性が。「情報漏洩を防ぐ」と謳っていますが、個人情報の漏洩を確実に防ぎたい人にはやや不向きでしょう。
掃除機の稼動音が60dB程度であることをふまえても、集合住宅で使う場合は時間帯に気をつけたほうがよいでしょう。「静音モデル」という謳い文句には疑問が残ります。
細断方式 | マイクロカット |
---|---|
細断した紙片の短辺 | 4.03mm |
細断した紙片の長辺 | 13.58mm |
ゴミ箱容量 | 13.0L |
定格細断枚数 | 5枚 |
最大細断枚数 | 5枚 |
良い
気になる
幅 | 30.0cm |
---|---|
奥行 | 18.0cm |
高さ | 36.2cm |
重量 | 3.5kg |
投入幅(実測値) | 8.0mm |
細断速度 | 1.8m/分 |
家庭向けの運転音(実測値) | 71.23dB |
リバース機能 | |
オートフィード付き | |
キャスター付き |
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3,164円
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販売価格:3,229円
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bonsaii シュレッダー C277-Aは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能。価格は4,000~5,000円(※2025年1月時点・公式サイト参照)とショップによって差があるので、事前にリサーチしておくのがおすすめです。
最後に、本品より細かく細断できた商品をご紹介します。
ナカバヤシのパーソナルシュレッダ 506は、性能・使い勝手ともにバランスのよい一品です。マイクロカットを採用し、検証での細断後のサイズは短辺が平均1.78mm・長辺が平均11.13mmと小さな文字も判別できないレベルに細かくできました。一度に投入できる枚数も最大8枚と多く、紙をセットする手間を減らせます。
予算に余裕があるなら、デスクサイドシュレッダー 16MCも要チェックです。2万円台と高価格ですが、細断の細かさやスピードは申し分なし。CD・DVD・カードなどにも対応しており、紙以外のものも楽に処理できます。連続使用時間が30分と長いところもメリット。まとめて作業したいときにも重宝するでしょう。
価格は2025年1月時点・ECサイト参照
細断方式 | マイクロカット |
---|---|
細断した紙片の短辺 | 1.78mm |
細断した紙片の長辺 | 11.13mm |
ゴミ箱容量 | 13.0L |
定格細断枚数 | 6枚 |
最大細断枚数 | 8枚 |
良い
気になる
幅 | 32.4cm |
---|---|
奥行 | 22.9cm |
高さ | 43.9cm |
重量 | 6.2kg |
投入幅(実測値) | 0.8cm |
細断速度 | 1.5m/分 |
家庭向けの運転音(実測値) | 59.97dB |
リバース機能 | |
オートフィード付き | |
キャスター付き |
ナカバヤシ パーソナルシュレッダ 506 NSE-506の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
細断方式 | マイクロカット |
---|---|
細断した紙片の短辺 | 2.03mm |
細断した紙片の長辺 | 11.28mm |
ゴミ箱容量 | 13.0L |
定格細断枚数 | 5枚 |
最大細断枚数 | 7枚 |
良い
気になる
幅 | 34.0cm |
---|---|
奥行 | 23.5cm |
高さ | 43.0cm |
重量 | 7.5kg |
投入幅(実測値) | 7.8cm |
細断速度 | 2.0m/分 |
家庭向けの運転音(実測値) | 62.43dB |
リバース機能 | |
オートフィード付き | |
キャスター付き |
フェローズ デスクサイドシュレッダー 16MCの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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