軽量で取り回しやすく、初心者でも扱いやすいと謳う、ケルヒャー チェンソー CNS 18-30 バッテリーセット。しかしインターネット上には実際の口コミが少なく、評判がわからないため、購入をためらっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ケルヒャー チェンソー CNS 18-30 バッテリーセットを含むチェーンソー全21商品を実際に使ってみて、切断のしやすさ・音の静かさ・扱いやすさ・メンテナンスのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ケルヒャーのチェンソー CNS 18-30 バッテリーセットは、庭木の剪定や薪作りをしたい人におすすめです。チェーンスピードは10m/sと、十分なパワー。実際に直径18cmの檜に使うと、比較した全商品の平均23.75秒(※執筆時点)より速い18秒で切断できました。やや振動は伝わりやすいため、短時間の作業に使うとよいでしょう。
バッテリーを含めた総重量は約4.2kgと、適度な重さがあります。ハンドルの細さや重心が本体の後ろ側に寄っているのは気になりましたが、自重により木に刃が入りやすかったのは高評価です。切断中の騒音レベルは98.1dBと大きめなため、住宅街で使用する際には時間帯に配慮しましょう。
メンテナンスにも手間はかかりませんでした。クラッチカバーの開閉は工具なしででき、部品を紛失する心配は少ないといえます。チェーンの張り具合の調節は、サイドのダイヤルを操作するだけと簡単です。初心者でも迷わず手入れできますよ。
安全面については、緊急時に動作を強制的に止められるチェーンブレーキを搭載。安全ロック機構も装備しており、誤作動を防止できます。しかし、トリガーを離してから回転が止まるまでには時間がかかりました。切断後も惰性でチェーンが動いてしまうため、ケガをしないよう注意が必要です。
メンテナンスが簡単なうえに木材の切断に十分なパワーを備えていますが、上位商品には振動が少なく、より扱いやすいものもありました。作業時に安定感がある・連続作業に使えるチェーンソーを求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際にケルヒャー チェンソー CNS 18-30 バッテリーセットと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ケルヒャー チェンソー CNS 18-30 バッテリーセットよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもチェーンソーとは、チェーン状の刃を高速回転させて樹木や木材のカットを行う機械のこと。個人で使用する場合は資格が必要なく、庭木の枝打ちや薪作りなどのDIYに活用できます。
今回ご紹介するチェンソー CNS 18-30 バッテリーセットは、庭先の手入れから本格的な伐採作業まで使えるよう、扱いやすさにこだわって設計されているのが特徴です。ドイツの大手清掃機器メーカーのケルヒャーより販売されています。
本体サイズは幅690×奥行230×高さ245mm。寿命が長く稼働時のノイズが少ない、ブラシレスモーターを搭載しています。
ガイドバーの長さは30cmあり、形状は切断スピードが速いとされるスプロケットノーズバーです。チェーンのサイズを決めるピッチは3/8インチ、ソーチェンの長さを表すドライブリンクの数は45枚を備えています。
チェーンオイルタンクの容量は200mLです。メンテナンスの手間を軽減できるよう、自動チェーン注油機能を装備しています。残量は目視で確認できるため、オイル切れを防げますよ。
バッテリーは2.5Ah・5.0Ahの2種類に対応しており、セットには18Vリチウムイオンバッテリー(2.5Ah)・急速充電器が付属。バッテリーは、ほかのケルヒャー製品と共有が可能です。
使用中はバッテリー残量・使用時間、充電中は充電時間がそれぞれ表示されるため、作業を途中で止めることなく進められます。なお、1回の充電で使用できる時間・作業量は以下のとおりです。
<1回の充電で使用できる時間・作業量(最大)>
・2.5Ahのバッテリー装着時:使用時間10分/作業量35カット
・5.0Ahのバッテリー装着時:使用時間20分/作業量70カット
作業量は、Ø10 cmの枝に使用した場合の目安です
今回は、ケルヒャー チェンソー CNS 18-30 バッテリーセットを含むチェーンソー全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずはチェーンソーを選ぶうえで重要な、切断のしやすさの検証です。
林業研修の講師である岩田雄介さんご協力のもと、各商品を使って直径18cmの檜を切断。切断するのにかかった時間や使用感をチェックしました。
実際に使ったところ、直径18cmの檜の切断にかかった時間は18秒でした。比較した全商品の平均である23.75秒(※執筆時点)よりも短時間ででき、パワーは十分といえます。
今回の検証では本品を含む充電式よりも、エンジン式の商品のほうが切断しやすい傾向が。しかし本品は充電式ながらチェーンスピード(1秒間に移動するチェーンの長さ)が10m/sと速く、エンジン式と同じくらいスムーズに切り進められました。
ソーチェンには小型チェーンソーによく用いられる90PXという形状が使われており、ガイドバーの種類は切断スピードが速いとされるスプロケットノーズバーです。パワーに加えて有効切断長さは250mmあるため、細枝はもちろん、薪作りにも活用できます。
次は、音の静かさの検証です。住宅地で使用する場合には、できるだけ音が静かなものを選びたいですよね。
そこで実際に騒音計を用いて稼働音を測定したところ、騒音値は98.1dBでした。比較したほかの商品には82.6dBと静かなものがあったことをふまえると、稼働音は大きめです。住宅街で使用する際には、使う時間帯に注意しましょう。
なお今回の比較ではチェーンスピードが遅いものほど、騒音が控えめな傾向がありました。比較した商品のチェーンスピードは3.1〜24.8m/sとさまざまでしたが、本品は10m/sと中間にあたります。近隣への騒音を抑えたい人は、チェーンスピードに着目して選ぶとよいですよ。
次は、扱いやすさの検証です。
各商品を実際に使い、本体の重さ・ハンドルの握りやすさ・振動の少なさの3点を評価しました。
実際に使用すると、本体の自重を活かしてスムーズに切断できました。
比較した商品では2.4〜4kgほどの重さがあると扱いやすい傾向があり、本品のバッテリーを含めた総重量は約4.2kgです。ほどよい重量感があり、本体を負担なく支えられます。
ハンドルの形状は、上部と後方に持つ部分があるリアハンドル型。握りづらさは感じませんが、ハンドルはどちらもやや細く、フィット感は物足りません。
バッテリーの重さにより、重心が本体の後ろ側に寄っているのも気になりました。切断時にはやや振動が伝わるため、作業は短時間で済ませることをおすすめします。
トリガーをロックするスロットルロックアウトは、チェーンを回転させるたびに指での操作が必要なスライド式。自然な握り方で扱えるレバー式の商品に比べて、疲れやすさを感じました。
持った際の安定感や操作性は評価が伸び悩んだものの、刃が木に入れば負担なく切り進められます。木材の切断をよくする人にも向いているでしょう。
最後は、メンテナンスのしやすさの検証です。チェーンソーは切れ味が落ちるのを防ぐため、定期的に手入れをしなければなりません。
そこで、クラッチカバーの取り外しやすさ・チェーンの張り具合の調節しやすさなどメンテナンスにかかわる項目をチェックします。またチェーンの回転停止機能など、安全機能がどれほど搭載されているかも確認しました。
安全面については、まずまずな結果に。緊急時に刃の回転を強制的に止められる、チェーンブレーキが搭載されています。反動ですぐに動作が停止するため、キックバックの防止にもつながりますよ。
安全ロック機構が備わっており、ロックを操作しないとチェーンは回転しません。ロックがスライド式なのは少し使いにくさを感じました、誤作動を防止できるのはうれしいですね。
しかしトリガーを離してから、チェーンの回転が止まるまでには少し時間がかかります。
比較した商品には、トリガーを離すとすぐに回転が停止したものが多く、本品は惰性運動でケガをしないよう注意が必要です。切断後は刃先から目を逸らさないようにしましょう。
一方で、メンテナンスのしやすさでは高評価を獲得。クラッチカバーは工具不要で開閉でき、部品を作業時に紛失する心配は少ないでしょう。
チェーンの張り具合は、サイドのダイヤルで調節が可能です。比較したなかには、チェーンの調節に六角レンチが必要かつ、ガイドバーに干渉してスムーズに行えないものも。
本品はメンテナンスに手間がかからないため、チェーンソーの扱いに慣れていない人にも適しています。
チェーンソーはある程度長く使い続けると、切れ味が落ちてしまいます。木クズが細かい粉状になったり、切り口が曲がったりしたら、メンテナンスのサインです。ヤスリでチェーンソーの刃を研ぐ、目立てという作業を行いましょう。
ヤスリは基本的に本体に付属しますが、購入する際はソーチェンの型式に合ったものを選ぶようにしてください。
動力源 | 充電式 |
---|---|
有効切断長さ | 250mm |
ハンドル形状 | リアハンドル |
スロットルロックアウト | スライド式 |
本体重量 | 3.4kg |
良い
気になる
ガイドバー長さ | 300mm |
---|---|
排気量 | |
対応電圧 | 18V |
充電時間 | 83分 |
チェーンブレーキあり | |
防滴機能 | |
最大騒音値(実測値) | 98.1dB |
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ケルヒャーのチェンソー CNS 18-30 バッテリーセットは、公式オンラインショップのほか、Yahoo!ショッピング・楽天市場とったECサイトにて販売されています。なお公式オンラインショップでの販売価格は、税込53,020円です(執筆時点)。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
キックバックとは、高速回転しているチェーンソーの先端部分が木材に当たり、作業者に跳ね返ってくる現象のことを指します。キックバッグを発生させないために、危険位置と呼ばれるチェーンの先端部分では切断を行わないようにしましょう。
作業中に危険位置が、別の木やほかの障害物に当たってもキックバックの原因になります。切断時には周囲に不要なものは置かず、広いスペースを確保してください。
またキックバッグが発生した場合に備えて、ガイドバーを体の中心から外して持つことも大切です。安全に作業できるよう、持ち方にも注意しましょう。
チェンソーの刃が完全にすり減ってしまった場合は、チェーン自体を交換しましょう。
本体に適合する型式は、チェーンの印字してある番号・ガイドバーの溝にはまるパーツのドライブリンク数から判断できます。商品ごとにドライブリンクの数は異なるので、新しいソーチェンを購入する前に数えて確認してくださいね。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
すばやく作業を進めたい人には、マキタの充電式チェンソーがおすすめです。検証では直径18cmの檜をわずか7秒で切断でき、切り心地のよさは比較したなかでもトップクラスでした。ハンドルのフィット感もよく、スロットルロックアウトは自然に握れるレバー式です。連続作業にも使いやすいですよ。
HUSQVARNA 120iは、切断時の振動が気になりません。バッテリーを含めた総重量は約4.7kgと適度な重みがあり、自重によって本体を支えるだけで切断できました。ハンドルの形状が握りやすく、安定感があったのも高評価です。トリガーを離すとすぐに回転が止まるので、ケガの心配も少ないですよ。
動力源 | 充電式 |
---|---|
有効切断長さ | 247mm |
ハンドル形状 | トップハンドル |
スロットルロックアウト | レバー式 |
本体重量 | 約2.7kg |
良い
気になる
ガイドバー長さ | 250mm |
---|---|
排気量 | |
対応電圧 | 36V |
充電時間 | 約28分(2.5Ah フル充電) |
チェーンブレーキあり | |
防滴機能 | |
最大騒音値(実測値) | 99.8dB |
マキタ 充電式チェンソー MUC002GRDXをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
動力源 | 充電式 |
---|---|
有効切断長さ | 300mm |
ハンドル形状 | リアハンドル |
スロットルロックアウト | ボタン式 |
本体重量 | 約3.0kg |
良い
気になる
ガイドバー長さ | 300mm |
---|---|
排気量 | |
対応電圧 | 36V |
充電時間 | 不明 |
チェーンブレーキあり | |
防滴機能 | |
最大騒音値(実測値) | 96.5dB(通常)/90.8dB(eco) |
ハスクバーナ 120iをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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