マキタ 充電式保冷温庫 CW180DZをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

また、仕切りがないため、万が一水をこぼしてしまった場合、ほかの食べ物まで濡れてしまうのも難点。バスケットも付属しておらず、別のバスケットなどに入れておいた飲食物を本体に移すといった手間がかかりそうです。

夏を想定した約30℃の室内でポータブル冷蔵庫を稼動。実際に350mLの缶ビールを6時間冷やし、庫内・缶ビールが冷えるスピードをチェックしました。さらに、表示温度が4℃になったときの庫内温度を計測し、その差を比較しました。

続いて、消費する電力の少なさの検証ではトップクラスの評価を獲得しています。ポータブル電源を使用してポータブル冷蔵庫を稼動させ、電池残量と稼働時間から使用可能時間を算出したところ、消費電力を抑えて15時間45分と長く使用できる計算に。

キャンプには10時間以上のものがおすすめとされていますが、比較した全商品の使用可能時間の平均値も12時間ほどと優秀です。しかし、そのなかでもとくにこちらの商品は長く使用できるので、1泊のキャンプなら昼夜を問わず使えるでしょう。

続いて、静音性の検証です。ポータブル冷蔵庫が設定温度の4℃まで冷え、落ち着いた状態の稼動音の大きさ測定したところ、稼働音は44dB。比較した全商品の平均値45.15dBを下回るものの、静かな環境では口コミにもあったように音が気になる可能性があります。

冷却方式はコンプレッサー式を採用しているため、稼働音や振動がやや大きいというのが特徴的です。静音性を重視したい人には、アブソープションシステムにより静かに冷却するドメティックのCOMBICOOL ACX 35Gがおすすめですよ。

最後に、キャンプでの使いやすさの検証として、キャンプで役立つ工夫をチェックしたところ使い勝手はまずまずでした。夜間の出し入れにも見やすいLEDライトや、比較した商品のなかではあまり見られなかった栓抜きもついています。瓶ビールなどを持ち込む際に重宝しそうです。