「自然な感じにトーンアップする」と評判の化粧下地、ウォンジョンヨ トーンアップベース ピーチピンク。「塗るとしっとりとしたきめ細かい肌に見える」と高く評価される一方で、口コミのなかには「乾燥しやすい」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の化粧下地とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、化粧下地選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
本記事における「トーンアップ・透明感」は、メイクアップ効果により肌が明るく見えることを指します。
目次
良い
気になる
水分増加量の評価も伸び悩みました。実際にモニターが使用し計測した塗布4時間後の肌水分量のスコアは、比較した全商品の6割で塗布前よりも+10以上を記録したのに対し、本品は平均+4.05しか変化せず(※2025年3月時点)。肌のうるおい感はキープしづらいため、乾燥によって粉吹きする可能性があります。
一方で、テカリもあまり気になりません。実際に人工皮脂液を塗布した人工皮革に使用し温めたところ、約10分経過しても皮脂浮きはほぼ見られませんでした。またSPF相当値は50+(160.34)・PA相当値はPA++++(21.8)と高く、十分な日焼け止め効果が期待できます。紫外線対策もでき、ベタつきがちな夏場でも使いやすいでしょう。
毛穴カバー力でも高評価を獲得。実際にモニターが使用して塗布前後の肌を肌診断器「VISIA」で、目立つ毛穴の数は平均43.44%も減少しました。毛穴の凹凸をなめらかに整えられます。シミや赤みといった色ムラはやや透けますが、上からファンデーションを重ねれば目立たなくなるくらいまでカバーできますよ。
使用感も良好です。手に出すとほんのりフローラルの香りを感じますが、塗布後はほぼ残りませんでした。容器もチューブタイプのため、ほしい量を簡単に取り出せます。テカリにくさ・毛穴カバー力の高さはよい点ですが、白浮きしやすいため、ナチュラルにトーンアップしたい人はほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にウォンジョンヨ トーンアップベースと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの化粧下地と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ウォンジョンヨ トーンアップベースに気になる点がある人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね。
ウォンジョンヨは、韓国にてアイドルや女優の専属メイクアップアーティストとして活躍するウォン・ジョンヨ氏が手がけるコスメブランド。今回ご紹介するトーンアップベースは、メイクアップによってなめらかで透明感のある肌に整えられるよう、トーンアップ力にこだわって作られているのが特徴です。
1本あたりの内容量は25g。紫外線吸収剤は不使用で、日焼け止め効果は公称値でSPF44・PA+++です。美容液成分として、ヒアルロン酸Na・カミツレ花エキス・ホホバ種子油といった3種類の保湿成分を配合しています。
検証では01ピーチピンクを使用しましたが、シリーズには02ライムイエローも展開。シルバーパール入りでツヤ感アップ効果が期待できる、ナチュラルタイプのトーンアップベースNA(スカイブルー)も販売されています。肌のタイプにあわせて選べますよ。
今回マイベストでは、UV‐A・UV-Bをどのくらい遮断できるかを測定する分光光度計を使用し、算出した数値をSPF・PA値に転換。それらの数値を、SPF相当値・PA相当値と定義しました。
なお、メーカーが商品に記載しているSPF値・PA値は、人の肌を用いて定めた日本化粧品工業連合会の基準に則った数値です。しかし、人の肌状態の差によるブレが懸念されたため、マイベストでは分光光度計を用いたSPF相当値・PA相当値を採用することで、個人差による測定誤差を排除しました。
一般的に扱われるSPF値は紫外線を浴びたあとの、赤みやひりつきを起こすまでの時間を何倍に伸ばせるかを定義しているのに対し、SPF相当値は日焼け止めによって防げた紫外線量に応じて皮膚の赤みを予測したもの。PA値はモニターが実際に紫外線を浴びたあと、皮膚の黒化が生じたときの紫外線量から算出されるのに対し、PA相当値は日焼け止めによって防げた紫外線量に応じて皮膚の黒化を予測したものです。
人気の化粧下地を比較検証したところ、ウォンジョンヨ トーンアップベースには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
テカリにくさの評価は申し分ありません。実際に人工皮脂液・化粧下地を塗布して肌に見立てた人工皮革を38℃のホットプレートで約10分温め、皮脂の染み出しを再現。その後、専用機器「Sebumeter SM815」で油分量を測定し、スコアが40以下を満足できるテカリにくさの商品の基準としました。
その結果、油分量スコアは平均19.33と基準値よりも低めに。比較した全商品の平均である41.65(※2025年3月時点)も大きく下回っており、皮脂浮きはほとんど見られませんでした。テカリをしっかり抑えられるため、ベタつきが気になる夏場にも使いやすいですよ。
毛穴カバー力も優秀です。実際に20〜40代の女性モニターが塗布後の状態を肌診断器VISIAで撮影したところ、目立つ毛穴は平均43.44%も減少しました。比較した全商品のおよそ7割が40%未満だった(※2025年3月時点)ことをふまえると、毛穴の凹凸をなめらかに整えやすいといえます。
シミカバー力の評価も上々です。上の画像のように薄いシミ・濃いシミの2種類を再現した専用プレートの上に塗布し、シミのある部分とない部分の色差をそれぞれ算出。検証では満足できる商品をシミが透けないくらいカバーできるとし、その基準を色差ΔE1.5以下と定めました。
その結果、薄いシミの色差は平均ΔE1.41と基準をクリア。濃いシミの色差は平均ΔE2.58と基準より高いものの、比較した全商品の平均であるΔE3.54(※2025年3月時点)を下回りました。
また、赤みもある程度はカバーできます。上の画像のように赤みを再現した専用プレートの上に本品を塗布し、赤みのある部分とない部分の色差を測定した結果、スコアは平均ΔE2.45を記録。比較した全商品の平均であるΔE4.01(※2025年3月時点)よりも低くなりました。
本品だけだと色ムラはやや透けやすいですが、ファンデーションを重ねれば気にならないでしょう。
紫外線対策ができるのも強みです。実際に日焼け止め効果を示す各数値を測定したところ、SPF相当値は50+(160.34)・PA相当値はPA++++(21.8)を記録しました。
検証にて紫外線の強い環境下でも日焼け止め効果が期待できる商品の基準として定めた、SPF相当値50以上・PA相当値8以上を大きく超えています。メーカーの公称値である「SPF44・PA+++」どおりの日焼け止め効果が見込めるため、外出時の日差しが気になる人にもおすすめです。
香りはかなり弱く、実際に使用したモニター10人中7人が「満足」と回答しました。比較したほかの商品には原料臭が気になるものもあったなか、手に出すとほんのりフローラルの香りを感じる程度です。
肌に塗布するとほぼ香りはしないため、モニターからは「普段使いしやすい」「ほかの化粧品の香りを邪魔しにくい」と好評でした。香りつきは好きな人には不向きですが、香りが気になりにくく、万人受けしやすいでしょう。
<香りのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
容器がチューブタイプで使いやすいのも利点です。比較したジャータイプの商品はフタの開け閉めや中身の取り出しに手間がかかる傾向があったのに対し、押すだけで適量を取り出せます。
容器の重さは32gと軽く、バッグやポーチに入れてもかさばりません。外出先にも手軽に持ち運べますよ。
ウォンジョンヨ トーンアップベースにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
水分増加量の評価はいまひとつです。実際に塗布4時間後の肌水分量を計測したところ、塗布前と比べた肌水分量のスコアは平均+4.05と記録。比較した全商品のおよそ6割で+10以上だったことをふまえると、肌水分量を増加させる効果はあまり見込めません。
肌のうるおい感は長持ちしにくいため、乾燥肌の人は粉吹きするなど時間とともに乾燥崩れする可能性があります。
トーンアップ力もやや物足りない結果に。実際に塗布すると肌はトーンアップするものの、白浮きが気になりました。比較したほかの商品には素肌感を残したままトーンアップできるものもありましたが、本品は明るく見えすぎてしまいます。
モニターからは「明るく見えるというより白浮きしている感じ」「不自然な仕上がり」との指摘も。自然な仕上がりが好みの人には不向きといえます。
<肌が明るくトーンアップするかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
PA(相当値) | ++++(21.8) |
---|---|
SPF(相当値) | 50+(160.34) |
質感 | ツヤ |
おすすめの肌質 | 脂性肌 |
テクスチャ | やや重め |
下地の色 | ピンク |
良い
気になる
分類 | 化粧品 |
---|---|
内容量 | 25g |
PA(公称値) | +++ |
SPF(公称値) | 44 |
検証で使用したカラー | 01ピーチピンク |
特徴 | 韓国コスメ |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
1,404円
(最安)
販売価格:1,404円
ポイント:0円相当
送料別
(1,963件)
1,547円
(+143円)
販売価格:1,620円
ポイント:73円相当
送料無料
1,589円
(+185円)
販売価格:1,603円
ポイント:14円相当
送料無料
1,590円
(+186円)
販売価格:1,604円
ポイント:14円相当
送料無料
1,596円
(+192円)
販売価格:1,610円
ポイント:14円相当
送料無料
1,620円
(+216円)
販売価格:1,620円
ポイント:0円相当
送料無料
(28件)
1,665円
(+261円)
販売価格:1,680円
ポイント:15円相当
送料無料
1,830円
(+426円)
販売価格:1,830円
ポイント:0円相当
送料無料
(732件)
1,830円
(+426円)
販売価格:1,830円
ポイント:0円相当
送料無料
(284件)
2,278円
(+874円)
販売価格:2,298円
ポイント:20円相当
送料無料
ウォンジョンヨ トーンアップベースは、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。なお、公式サイトでの販売価格は1,430円です(※2025年3月時点)。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
(参照:ウォンジョンヨ公式サイト)
最後に、ほかの特徴をもった商品をご紹介します。
皮脂崩れ・乾燥崩れを防ぎたい人には、ミノンアミノモイスト エイジングケア デイクリームUVがおすすめです。実際に使うと皮脂浮きはやや見られたものの、ティッシュオフでお直しできる程度でした。塗布後の肌水分量のスコアも+21.76上昇し、水分増加量の評価も上々です。混合肌の人でも使いやすいでしょう。
プリマヴィスタ スキンプロテクトベース <乾燥くずれ防止>は、肌を自然にトーンアップできるのが魅力。白浮きせず、素肌感を残して自然に仕上げられます。毛穴の凹凸や薄いシミもしっかりカバーできていました。カラーは全4色あるので、肌悩みや仕上がりの好みにあわせて選べますよ。
PA(相当値) | +++(11.48) |
---|---|
SPF(相当値) | 50+(303.75) |
質感 | ツヤ |
おすすめの肌質 | 混合肌、脂性肌 |
テクスチャ | やや重め |
下地の色 | ベージュ |
良い
気になる
分類 | 医薬部外品 |
---|---|
内容量 | 30g |
PA(公称値) | ++++ |
SPF(公称値) | 50+ |
検証で使用したカラー | |
特徴 |
ミノン アミノモイスト エイジングケア デイクリームUVの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
PA(相当値) | ++(4.64) |
---|---|
SPF(相当値) | 49.63 |
質感 | ツヤ |
おすすめの肌質 | 脂性肌 |
テクスチャ | 軽め |
下地の色 | ベージュ |
良い
気になる
分類 | 化粧品 |
---|---|
内容量 | 25g |
PA(公称値) | ++ |
SPF(公称値) | 20 |
検証で使用したカラー | ベージュ |
特徴 |
プリマヴィスタ スキンプロテクトベース<乾燥くずれ防止> の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。