RMK ルミナス メイクアップベースの口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

テカリにくさは申し分ない評価です。人工皮脂液をつけて肌を再現した人工皮革に本品を塗布し、38℃のホットプレート上に放置。その後専用機器「Sebumeter SM815」で油分量を測定すると、約10分後のスコアは13.47と低く、比較した全商品の平均約42（※2025年3月時点）より油分をかなり抑えられていました。

一部の商品には満足の基準とした40の倍以上の数値を記録し、テカリが気になりやすいと低評価だったものも。対して本品は時間が経っても皮脂浮きはほとんど見られず、テカリによる化粧直しの手間を省きやすいでしょう。

「化粧が崩れにくい」との口コミどおりの結果で、ベタつきやすい脂性肌の人や、マットな仕上がりが好みの人にも使いやすいといえます。

ベージュの色がついているおかげか、毛穴カバー力の評価も優秀です。専用機器「VISIA」で本品塗布前後のモニターの肌を撮影すると、目立つ毛穴の個数は素肌の状態と比べて37.44%も減少。満足の基準とした30%や全体平均の約32%（※2025年3月時点）を超えており、肌の凹凸をなめらかにする効果が期待できます。

薄いシミのカバー力も高めの評価です。上の画像のようにシミを再現したプレートに本品を塗布し、シミがある部分・ない部分の色を測定すると、薄いシミのスコアは平均ΔE0.66と色差はわずか。満足の基準としたΔE1.5や全体平均のΔE1.76（※2025年3月時点）も優に下回る、優秀な結果でした。

比較した商品内では、テクスチャが軽いほど肌悩みをカバーしづらい傾向がありましたが、本品は軽めの質感ながら目立つ毛穴や薄いシミをある程度隠せたのが利点。濃いシミは平均ΔE3.04とシミがない部分との色差は大きめでしたが、比較したなかでは悪くない結果です。くっきりしたシミを隠すならコンシーラーとの併用を検討しましょう。

「トーンアップ効果はほぼ感じない」との口コミがありましたが、実際に使った20～40代女性からはトーンアップ力も好評です。適度なツヤ感を出しつつ、明るくなりすぎない程度に自然にトーンアップし、モニター9人中8人が「満足」と答えました。ナチュラルな仕上がりを目指す人におすすめです。

白浮きについても、9人全員が「気にならない」と回答。比較したほかの商品には、違和感を覚えるほど白っぽく仕上がったものがあったのに対し、こちらはベージュカラーで肌になじみやすく、小鼻のキワなどの細かい部分もきれいに仕上がりました。

1. 「しっかり白く仕上がるわけではなく、ツヤ感を保ちつつベタ塗り感なくトーンアップしている。厚めに塗らなければトーンアップ効果が出にくいと感じる」
2. 「しっとり感やツヤ感が出て、均一にきれいな肌になる。ナチュラル派にはおすすめ。ほとんど白浮きしない」
3. 「自然な仕上がりで血色感がよくなり、ワントーンアップした感じ。液体自体は白っぽいが、肌に乗せると白浮きはほとんど感じない」

コメントは一部抜粋

高い日焼け止め効果が見込めるのもうれしい点。ガラスプレートに本品をつけて分光光度計で測定すると、紫外線B波を防ぐ指標となるSPF相当値は102.4、紫外線A波を防ぐ指標となるPA相当値は5.57を記録しました。

メーカー公称値はSPF22・PA++ですが、人の肌状態の差によるブレを考慮して検証した結果、相当値はSPF50＋・PA++に。比較したなかにはメーカー公称値よりもSPF・PAの相当値が低い商品もありましたが、こちらはデイリー使いには十分な評価です。しっかり塗布すれば紫外線対策に役立つでしょう。

形状はポンプタイプで、容器の使いやすさも高評価。比較したチューブタイプよりも手軽に適量を出しやすく、スパチュラや指で取る必要があるジャータイプよりも衛生的に扱いやすいといえます。朝の忙しい時間でもサッと使えて便利ですよ。

一方で、容器の重量は147gと重め。100g以上ある商品は、持ち運ぶ際に重さが気になる傾向がありました。とはいえ旅行などへ携帯せず、自宅メインで使うなら大きな問題にはなりにくいでしょう。

保湿力はいまひとつの評価です。実際に20〜50代の女性モニターの腕に本品を塗布したところ、塗布4時間後の肌水分スコアは塗布前から平均8.64アップしたのみにとどまりました。全体平均の約12（※2025年3月時点）や、満足の基準とした25には届かない結果です。

本品は6種類の保湿成分とオイルを配合した処方。メーカーは「豊かなうるおいと快適なつけ心地が続く」と謳っていますが、乾燥による化粧崩れが起こる可能性があります。カサつきが気になる肌だとお直しの手間がかかりそうです。

赤みカバー力も低評価です。上の画像のように肌の赤みを再現したプレートに本品を塗布し、赤みがある箇所・ない箇所を色差計で測定。すると両者の色差は平均ΔE3.95と大きく、全商品の平均ΔE4（※2025年3月時点）とは大差ないものの、満足の基準としたΔE1.5には遠く及びませんでした。

ただ比較した結果、赤みをカバーできた商品はほとんどありません。ニキビ跡などの赤みは本品だけでは隠しきれないので、ハイカバーなファンデーションやコンシーラーと一緒に使うのがよいでしょう。

香りのよさも高評価には届かない結果です。20～50代の女性9人のうち、香りに満足できたのはわずか3人。比較した商品内では、ほのかな香りを楽しめるフローラル系・シトラス系が人気を集めたのに対し、本品は「もう少し香りがあったほうがよい」との声が多数寄せられました。

また無臭に近いとはいえ、「人工的」「化粧品特有の香り」との指摘があったのも気がかりです。人によっては原料のにおいが気になる可能性があるため、香りにこだわりたい人には使いにくいといえます。

＜香りについてのモニターコメント＞

1. 「無臭といってもよいくらい香りがしない。直接嗅いでも手のひらに伸ばしてから嗅いでも、香りを感じなかった。うっすら人工的な香りがする気がする」
2. 「化粧品特有の香りが少しするが、ほのかに香る程度でほとんど気にならない。強い香りが苦手な人でも使いやすそう」
3. 「香りがほとんど感じられないほど弱い。個人的にはもっと香りのするものが好み。ほのかな化粧品の香りがする」

コメントは一部抜粋