マイナスイオン機能を搭載した、Yihai ヘアドライヤー。ネット上では「大風量で乾きが速い」と評判な一方で、「髪がバサバサになった」「髪の傷みが気になる」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のMTG(リファ)やヤーマンのドライヤーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、ドライヤー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
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目次
Yihai ヘアドライヤーは、乾かすのに時間がかかり、髪が広がりやすいのがネックです。風量はほどよいものの、速乾性もいまひとつ。実際にミディアムヘアの人毛を乾かすのに6分47秒もかかりました。比較したなかには5分30秒ほどで乾かせるものもあったのに対し、本商品は風の広がりが少なく髪の内部に届きません。「大風量で乾きが早い」との口コミに反し、髪が多い人や長い人には不向きです。
仕上がりも低評価に。軽くふんわりとしますが、毛先の広がりが気になりました。比較したヤーマン「ブライトドライヤーフォトイオン」はシルクのような仕上がりだったのに対し、本商品はまとまりやうるおいは物足りない結果に。同じマイナスイオン機能つきの商品ながら、仕上がりに差が出ました。「髪がバサバサになった」との口コミにも納得です。
髪へのダメージも気になります。ドライヤーをあてた髪をサーモグラフィカメラで撮影したところ、髪の表面全体が高温になりました。2万円以上の高価格帯の商品は自動で温冷切り替えができたのに対し、こちらは手動での切り替えしかできず熱がこもりやすい設計です。高温になると髪が傷みやすくなるため、「髪の傷みが気になる」との口コミにも頷けます。
コンパクトに収納できるのは魅力です。持ち手を折りたためば、旅行などに持って行きやすいでしょう。本体は540gと重めですが、ボタンはシンプルで押しやすい位置にあって操作もしやすいですよ。ただし、静音設計を売りとしながらも、実際の稼働音は86.2dBと大きめです。比較した商品には70dB台のものもあったなか、使用する時間帯を選びます。
仕上がりや速乾性・使用感など、全体的に値段の高い高級機に劣ります。本商品と同じ低価格帯のモデルにも、もう少し使いやすいものもあったので、ほかの商品を検討してみてはいかがでしょうか。
Yihai ヘアドライヤーは、高濃度のマイナスイオン機能を搭載したアイテム。過熱防止機能がついており、頭皮と髪へ配慮した設計です。
形状は短い髪の人向けのショートタイプですが、ミディアムやロングヘアの人でも、短時間で髪を乾かせると謳われています。
販売元は、Amazonなどの大手ECサイトを中心に展開している中国のブランド、Cheeryjpです。
内部で発生する風の気流を整える独自技術により実現した静音設計も売りです。なお、詳細は以下をご参照ください。
アタッチメントは、熱を均一に分散させるセットノズル、ストレートヘアをしなやかにまとめるブラシ付ノズル、カールやウェーブをふんわりブローできる拡散ノズルの3種類を付属。用途に応じた使い分けが可能です。
本体サイズは9.3×23.9×31.4cm。重さは540gです。持ち手部分を折りたためるので、コンパクトに収納できます。壁掛け用のフックもあり、スマートに収納できますよ。
今回は、Yihai ヘアドライヤーを含むドライヤー40商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、風量の検証です。
実際に5名の女性モニターに商品を使用してもらい、風あたりのよさや風量・温度は適切か、髪が絡まりにくいかをチェックしました。なお、風の温度が高すぎないかについての検証結果は、傷みにくさの検証結果とあわせて記載しています。
しかし、風よりも熱で乾かすタイプのためか、髪の内部にまでは風が届きにくいのが惜しいところです。
<風の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
髪の絡まりは少なめでした。比較したところ、風が強すぎると絡まりやすい傾向がありましたが、こちらはほどよい風量で髪が暴れません。モニターからは、「風がまっすぐあたるので、絡まりにくい」とおおむね好評でした。
<髪の絡まりにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、仕上がりと速乾性の検証です。
ミディアムヘアの人毛マネキンの髪を実際に乾かし、指通りや手触りなどをチェック。さらに乾かすまでにかかった時間と最高風速を調べました。
比較したヤーマン「ブライトドライヤーフォトイオン」と同様にマイナスイオン機能を搭載しているものの、高級機のシルクのような仕上がりには及ばびません。本商品のようにリーズナブルな商品は、25,000円を超える高級機より髪が広がりやすい傾向がありました。「髪がバサバサになった」との口コミにも頷けます。
速乾性を売りにしていますが、ミディアムヘアを乾かすのには6分47秒もかかりました。比較したなかには5分30秒ほどで乾かせた商品もあったのに対し、こちらはやや長めに感じます。
速乾性においても、優れていたのは高級機。25,000円を超える商品の平均は5分31秒だったのに対し、低価格帯の平均は6分48秒(※執筆時点)と1分以上遅れました。こちらも風がピンポイントにしかあたらないため、髪が多い人や長い人だと乾かすのに時間がかかるでしょう。
次は、傷みにくさの検証です。
濡れた髪は60℃以上になると、髪のダメージの原因となるタンパク質変性を起こします。そこで、ドライヤーを当てたマネキンの髪表面温度を赤外線サーモグラフィカメラでチェック。5秒後の状態を撮影し、温度が低いものを高評価としています。また、実際にモニターが使用した際の風の熱さも調べました。
実際にサーモカメラで撮影したところ、表面温度は比較的高くなりました。
温冷自動切換え機能つきのMTG(リファ)「RE-AN-02A」などの商品は、髪へのダメージが少ない60℃以下をキープできるよう設計されています。しかし、こちらは温冷を手動でしか切り替えられず、熱がこもりやすい点が気になりました。
高温を示す赤い部分が髪全体に広がっているため、「髪の傷みが気になる」との口コミどおり、ダメージが気になる人には不向きです。比較したところ、本商品のように2万円以下と低価格なモデルは、どれも一長一短でした。購入コストを抑えたい人は、重視したい機能を絞って商品を選ぶとよいでしょう。
最後は、操作性の検証です。
直感的に操作ができるか・重さ・静かさなどをチェックし、日常使いしやすいかを調査しました。
操作性の評価も伸び悩みました。本体は540gと、やや重量感があります。比較したところ、髪の長さを問わず使いやすいスマートタイプは400g前後と扱いやすい重量の商品が多い傾向が。対してショートタイプのこちらは、長時間使うと少々負担に感じるでしょう。
稼働音が86.2dBと大きいのもネックです。比較した商品には70~75dBと静かで、夜間や子どもがいる家庭でも使いやすいものもあったなか、使用時間には配慮する必要があるでしょう。
一方で、少し特殊な形状ながら、持ち手部分を折りたためるのはメリット。コンパクトに収納でき、旅行などへの持ち運びもしやすい設計です。
操作自体は簡単です。風量を調整するスライド式のボタンと、クールモードのボタンのみのシンプルな設計でした。ノズル交換時のロック方法が記載されているため、わかりやすいですよ。比較した商品には初見だとやや迷うものもあったのに対し、こちらは直感的に扱えました。
クールモードのボタンはやや硬めでしたが、グリップの押しやすい位置に配置されています。ただし、握り方によっては、誤操作につながる可能性もあるでしょう。
Yihai ヘアドライヤーは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで販売されています。取扱店舗により値段が異なるため、事前にリサーチしてお得にゲットしましょう。
最後に、傷みにくさと速乾性を兼ね備えた商品をご紹介します。
MTG(リファ)のビューテック ドライヤー スマートは、家族みんなで使いやすい一品です。小型ながらも風量はパワフルで、素早く髪を乾かせます。温冷自動切り替え機能つきで、髪の表面をダメージの少ない温度に維持できるのも魅力。ツヤやうるおいのある仕上がりが叶いますよ。
予算を抑えたい人には、小泉成器のKHD-1385がぴったり。ECサイトで3,000円前後と手頃な商品ながら、速乾性に優れ髪へのダメージも抑えやすいのが特徴です。数万円する高級機には一歩及ばないものの、実際に使うと指通りがよくツヤとまとまりのよさを感じられました。
搭載モード | スカルプ、モイスト |
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温冷自動切り替え機能 |
良い
気になる
幅(実測値) | 21.6cm |
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奥行(実測値) | 4.9cm |
高さ(実測値) | 27.5cm |
電源コードの長さ(実測値) | 170cm |
風速(実測値) | 14.33m/s |
騒音レベル(実測値) | 56.7dB |
遠赤外線機能 | |
スカルプ機能 | |
折りたたみ可能 | |
海外対応 |
リファ ドライヤー スマート RE-AN-02Aの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
幅 | 23.1cm |
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奥行 | 9.4cm |
高さ | 21.7cm |
電源コードの長さ | 不明 |
重量 | 490g |
風量 | 1.6m3/分 |
消費電力 | 1200W |
消費電力. | 1200W |
10分あたりの電気代 | 不明 |
温風温度 | 不明 |
騒音レベル | 77.3dB |
騒音レベル. | 77.3dB |
タイプ | ヘアドライヤー |
形状 | ロング |
機能 | マイナスイオン |
搭載モード | 不明 |
マイナスイオン機能 | |
マイナスイオン名称 | マイナスイオン |
遠赤外線機能 | |
冷風モード | |
温度調整機能(冷風込み) | |
風量調整機能 | |
温冷自動切り替え機能 | |
スカルプ機能 | 不明 |
コードレス | |
折りたたみ可能 | |
海外対応 | 不明 |
アタッチメント | 不明 |
付属品 | 取扱説明書(保証書付) |
乾くまでにかかった時間 | 5分34秒 |
充電方式 | 不明 |
充電時間 | 不明 |
連続使用可能時間 | 不明 |
発売年 | 2007年 |
特徴 | メンズ、プチプラ |
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