




高濃度マイナスイオンを搭載したと謳う、ONE-MORE マイナスイオンドライヤー。「軽くて持ちやすい」「速く乾く」と評判です。一方で、「音が大きい」との口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のドライヤーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ドライヤー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

大手化粧品メーカーにて7年間、スキンケア・メイクアップ製品など幅広いカテゴリーの新商品・技術開発に従事。なかでもファンデーションやアイシャドウ、口紅などの技術開発を専門とし、日本国内はもちろん海外市場向けの商品開発も多数経験。 現在はマイベストで年間300点以上のコスメを比較検証。開発現場で培った知識をもとに、成分や処方の背景をふまえながら、専門的な内容もユーザーにわかりやすく伝えることを大切にしながらコンテンツを制作している。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2024年03月までの情報です
本記事における「サロン専売品」とは、主に美容院で販売されている商品のことを指し、ランキングではECサイトで取り扱いがあるものもご紹介しています。
本記事における「エイジングケア」は、年齢に応じたお手入れのことを指します。
掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
目次
ONE-MORE マイナスイオンドライヤーは、熱の温度は高いものの、スピーディに髪を乾かしたいなら候補になる商品です。風量は控えめながらも実際にミディアムヘアのマネキンの髪を乾かすのにかかった時間は、5分14秒でした。比較した商品には6分以上かかるものも多くあったなか、こちらは「速く乾く」という口コミどおりといえます。
ただし熱によるダメージは気がかりです。ドライヤーをあてたマネキンの髪表面温度をサーモカメラで確認すると、髪全体に風が行き届いているようですが、全体的に高温を示す赤色になりました。比較したなかには心地よい温風で乾かせる商品もあったのに対し、こちらは試したモニターからも「風量は弱いが、熱すぎてずっとあてていられない」「頭皮の水分が失われていく感じ」と不評です。できるだけ髪から離して使ってくださいね。
乾かしたあとの仕上がりはふわっと柔らかい印象になりますが、ハリ・コシ感がなく毛先のパサつきがやや気になりました。比較したなかで25,000円を超える高級機のようなしっとり感・まとまり感には欠けるため、アウトバストリートメントを併用しましょう。
操作はスムーズで、スライドボタン式でHIGH・LOW・COOLのモードに切り替えるため、誤操作しにくいでしょう。「軽くて持ちやすい」との口コミどおり、400gと軽量なのもポイント。コンパクトに折りたためるため、持ち運びにも便利です。「音が大きい」との口コミがあるように稼働音は81.6dBと静かではありませんが、ドライヤーの音としては許容範囲といえます。
「髪を乾かすのに時間がかかる人向き」と謳うとおり、速乾性に優れた一品です。ECサイトの値段も3,000円台と手頃で、手に取りやすいですよ。ただし仕上がりを重視する人や熱ダメージを抑えたい人は、予算を上げてほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するONE-MORE マイナスイオンドライヤーは、髪を乾かすのに時間がかかる・熱によるダメージが気になるという悩みをもつ人向けに作られた商品。大風量&新型モーターで髪を速く美しく乾かすと謳っています。風を集めて乾かせる仕組みの集風ノズルつきで、効率よくスタイリングできる設計です。
販売元のONE-MOREは、埼玉県を拠点とするメーカー。日常家電やスマホアクセサリーなどのインターネット販売を行っています。
消費電力は1200Wで最大風力は1.6m3/分、コードの長さは1685mmです。モードはHIGH・LOW・COOLの3段階。ボタンをスライドすることで切り替えできます。
マイナスイオンを搭載しているのもポイント。静電気を抑えて、サロン帰りのようなまとまり感のあるツヤ髪に導く仕様です。過熱による髪ダメージを軽減するため、57℃恒温ケア機能も採用。温度過昇防止機能も備わっており、本体の温度が上がりすぎると自動で電源が落ちる仕組みです。
重量は400gと軽量にもこだわりました。形状は、髪が短い人が使いやすいショートタイプに該当します。
カラーは検証で使用したブラックのほかにホワイトも展開。好みに合わせて選べますよ。
今回はONE-MORE マイナスイオンドライヤーを含む、ドライヤー全40商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、風量の検証です。
5人のモニターが実際に商品を使用し、風あたりが気持ちよいか・風量は適度か・風の温度が高すぎないか・髪が絡まりにくくないかを評価しました。
なお、風の温度が高すぎないかについての検証結果は、傷みにくさの検証結果とあわせて触れます。
あまり心地よい風あたりとはいえません。試したモニターからは「風はやさしいが熱い」「頭皮の水分が失われていく感じで熱い」とマイナスな意見が多数寄せられました。
風量の強さはハイ・ローの2段階に調整できますが、「少し弱く頭皮まで風が届かない」「ローだと弱すぎる」との声が。比較したなかにはパワフルな風量で人気を集めた商品もあったのに対し、こちらは強風を求める人には物足りない可能性があります。
「大風量」という謳い文句とはやや異なり、熱量で乾かすタイプといえるでしょう。
<風の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
モニター全員が「髪は絡まらない」と回答しています。比較したなかで大風量の商品は髪が絡まりやすい傾向がありましたが、本品は風量が控えめなためか大きく乱れることはありませんでした。きれいにまとまるわけではないものの、ボサボサの仕上がりにはなりにくいでしょう。
<髪の絡みにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、仕上がり・速乾性の検証です。
水で濡らしたミディアムヘアの人毛マネキンを乾かし、指通りのよさ・手触りのやわらかさ・パサつきの少なさをチェックします。あわせて、最高風速で乾かしたときのタイムを計測しました。
ドライ後のマネキンの髪は、ふんわりとやわらかな髪に仕上がりました。ただし、ハリ・コシ感はなく毛先のパサつきもやや気になります。
比較したなかでは、25,000円を超える高級機はうるおいを得やすい傾向が見られました。対して低価格帯の本品はしっとり感に欠ける仕上がりです。アウトバストリートメントなどを併用しましょう。
ミディアムヘアのマネキンの髪が乾くまでにかかった時間は、5分14秒と短めです。「速く乾く」との評判に違わず、高評価の基準とした5分45秒を下回りました。
比較したなかでも上位商品にあった4分台には及ばなかったものの、低価格帯の商品としては大健闘しています。「速乾」を謳うとおり、時短したい人にぴったりです。
次は、傷みにくさの検証です。濡れた髪は60℃で熱変性を起こし髪のダメージにつながることをふまえ、ドライヤーをあてたマネキンの髪表面温度を赤外線サーモグラフィカメラで調査しました。
<使用したサーモグラフィーカメラ>
FLIR EX-Series
<計測条件>
1メートルの距離から最高風速を使用してマネキンに風をあて、5秒後の状態を撮影。60℃と比べて温度が低いものから高評価としています。
サーモグラフィカメラでチェックしてみると、ドライヤーをあてたマネキンの髪の広範囲が高温を示す赤色になっていました。57℃恒温ケア機能を搭載しているものの、結果は振るわず。比較した低価格帯の大半の商品と同じく、熱によるダメージを受けやすいといえます。
髪を乾かすときは、長時間同じところに風をあて続けないよう気をつけましょう。
サーモグラフィカメラでチェックした結果どおり、実際に試したモニター全員が風の熱さを感じました。「熱すぎてずっと風をあてていられない」「髪が熱を持ってしまう」と不評です。
比較したなかには心地よい温風でドライできる商品もありましたが、こちらはできるだけ髪から離して使いましょう。冷風モードと交互に切り替えて使うのも手です。
<風の熱さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、操作性の検証です。
商品を手に取り、直感的に操作しやすく日常使いしやすいかをチェックしました。
操作性は高評価を獲得。比較したなかには700g以上とかなり重めの商品もあったのに対し、こちらは400gと非常に軽量です。「軽くて持ちやすい」との口コミにも頷けます。折りたたむとコンパクトになるので、旅行や出張の際に持ち運びたい人にもよいでしょう。
一方で「音が大きい」との口コミどおり、稼働音は81.6dBと大きめ。とはいえ、比較したほとんどの商品が80dB以上でした。深夜に使用するには気になりますが、ドライヤーとしては特別にうるさいというわけではありません。
スライド式のシンプルな設計で、直感的に操作できるのもメリット。比較したなかには説明書を見ないとわかりづらい商品もありましたが、こちらは迷わずHIGH・LOW・COOL3段階のモードを切り替えられます。
ボタン操作がないため、誤操作も起こりにくいでしょう。
使い方は以下の5ステップです。
<使い方>
①しっかりタオルドライする
②アウトバストリートメントや、ヘアオイルを塗布する
③髪をかきあげながら、根元をしっかり乾かす
④キューティクルの流れに沿って、根元から毛先にかけて乾かす
⑤8~9割が乾いたら、冷風をあてて髪にツヤを出す
ドライヤーの熱が一点に集中しないように、振りながらドライしましょう。また、髪とドライヤーを近づけすぎないように注意してくださいね。
ONE-MORE マイナスイオンドライヤーは、楽天市場の公式ショップで購入可能です。公式ショップから購入すると、12か月の保証期間がついています。
そのほか、Yahoo!ショッピングでも販売中です。取扱店舗によって値段が異なるため、気になる人は購入前にチェックしてみてくださいね。
最後に、低温で乾かせるおすすめの商品をご紹介します。
予算をアップできるなら、ReFa ビューテック ドライヤー スマート RE-AN-02Aがおすすめ。検証では短時間で乾かし、うるおい感のあるサラツヤ髪に仕上がりました。温冷自動切り替え機能つきなのもうれしいポイントです。熱くなりすぎず、適温の心地よい風で乾かせますよ。
コスパのよさを重視するなら、モノクローム ヘアドライヤー マイナスイオン KHD-1385をチェック!4,000円程度と低価格帯ながら、サーモカメラで見ても高温を示す赤色は少なく、熱ダメージを抑えやすいといえます。まとまり感のあるなめらかな仕上がりも魅力。風量もパワフルでした。
| 搭載モード | スカルプ、モイスト |
|---|---|
| 温冷自動切り替え機能 |
良い
気になる
| 幅(実測値) | 21.6cm |
|---|---|
| 奥行(実測値) | 4.9cm |
| 高さ(実測値) | 27.5cm |
| 電源コードの長さ(実測値) | 170cm |
| 風速(実測値) | 14.33m/s |
| 騒音レベル(実測値) | 56.7dB |
| 遠赤外線機能 | |
| スカルプ機能 | |
| 折りたたみ可能 | |
| 海外対応 |
リファ ドライヤー スマート RE-AN-02Aの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
| 幅 | 23.1cm |
|---|---|
| 奥行 | 9.4cm |
| 高さ | 21.7cm |
| 幅(実測値) | 不明 |
| 奥行(実測値) | 不明 |
| 高さ(実測値) | 不明 |
| 電源コードの長さ | 不明 |
| 電源コードの長さ(実測値) | 不明 |
| 重量 | 490g |
| 重量(実測値) | 不明 |
| 風量 | 1.6m3/分 |
| 風速 | 不明 |
| 風速(実測値) | 不明 |
| 静電気量 | 不明 |
| 消費電力 | 1200W |
| 消費電力. | |
| 電圧 | 不明 |
| 10分あたりの電気代 | 不明 |
| 温風温度 | 不明 |
| 冷風温度 | 不明 |
| 騒音レベル | 77.3dB |
| 騒音レベル. | 77.3dB |
| 騒音レベル(実測値) | 不明 |
| タイプ | ヘアドライヤー |
| 形状 | ロング |
| 機能 | マイナスイオン |
| 搭載モード | 不明 |
| アタッチメント | 不明 |
| マイナスイオン機能 | |
| マイナスイオン名称 | マイナスイオン |
| 遠赤外線機能 | |
| 冷風モード | |
| 温風使用可能 | |
| 温度調整機能(冷風込み) | |
| 温度調整段階数 | |
| 風量調整機能 | |
| 風量調整段階数 | 3段階 |
| 温冷自動切り替え機能 | |
| 自動温度調節機能 | |
| スカルプ機能 | |
| コードレス | |
| 急速充電機能 | |
| 折りたたみ可能 | |
| 海外対応 | 不明 |
| スタンド付き | |
| 集中ノズル付き | |
| マッサージ機能 | |
| 乾くまでにかかった時間 | 5分34秒 |
| 毛束が乾くまでにかかった時間 | 不明 |
| 持ち手から吹き出し口までの長さ | 不明 |
| 持ち手から吹き出し口までの長さ(実測値) | 不明 |
| 120秒で飛ばせた毛束の水分量 | 不明 |
| 充電方式 | |
| 充電時間 | |
| 連続使用可能時間 | 不明 |
| フィルターの取り外し可能 | 不明 |
| フィルターの手入れ方法 | 不明 |
| 保証期間 | 不明 |
| 発売年 | 2007年 |
| サロン専売品 | |
| カラー | ホワイト |
| 付属品 | 取扱説明書(保証書付) |
| 特徴 | メンズ |
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