TAWARON 監視カメラ BM906をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

今回の検証では、画素数＝高画質とはならず。365万画素とスペックとしてはよいカメラですが、動画にするときの処理によってか、逆に粗く見えました。

首振りの可動範囲が広い点は高評価。水平方向は355度とほぼ全方向をカバーしています。垂直方向も90度動かせるので、高所が好きな猫の見守りにも使いやすいですね。

ただし、広角レンズは採用していません。検証したなかには、右側のドア・左側の植木まで見えたものも。一度に見渡せる範囲が若干狭いので、ペットが素早く動くとフレームアウトしやすいでしょう。

ただし、画質はあまりよいとはいえません。全体的にクロス模様のフィルターがかかったように見えてしまい、評価を下げました。

健康管理に便利な機能はほとんどなく、監視・見守りに特化した商品です。microSDカードを挿入すると、録画機能が利用できます。

容量は最大128GBまで、最大で約320時間の録画が可能。24時間録画する場合で、約13日分が記録として残ります。

microSD容量と録画時間の目安

• 16GB｜約40時間
• 32GB｜約80時間
• 64GB｜約160時間
• 128GB｜約320時間

子どもや高齢者の見守り、防犯用として用いられる商品のため、ペット向けの機能はあまり充実していません。

録画モードは3種類。24時間常時録画・モージョン検知録画・スケジュール録画が選べます。特定スポットの登録はできないものの、動きを検知して録画するモージョン検知録画を上手く使えば、健康チェックにも役立てられるでしょう。

自動追尾機能の性能は満足とはいえません。視野範囲内であれば対象物を検知して動くものの、かなりの頻度で追いきれずにフレームアウトしてしまいました。カメラが追えなくなると、自動的にで所定のアングルに戻ります。

今回の検証では、完全に動きを追尾できた商品もありました。持病のあるペットの発作が心配、留守中のイタズラが多く誤飲の危険性があるなど、不安要素がある場合には追尾性能が優秀な商品も検討してみてください。

アプリはシンプルでわかりやすい表示です。アプリに表示されたQRコードをかざすだけで設定でき、すぐに繋がったのも好印象でした。口コミでは「設定が難しい」との声が多く聞かれましたが、説明書どおりに進めれば簡単です。

カメラアングルの操作は若干ラグがあるものの、大きなストレスを感じるほどではありません。直感的に操作できるので、はじめてでもすぐに慣れるでしょう。

【初期設定の手順】

• ①スマホにアプリをインストールする
• ②新規ユーザー登録をする
• ③手動もしくは自動でWi-Fiに接続する
• ④アプリに表示されたQRコードをカメラで読み込む

アプリにはさまざまな機能が搭載されています。最大で16台のカメラの登録・管理が行えるため、家の要所に設置しておくと特定エリアのチェックがしやすいですよ。

録画データは写真や動画で保存して、SNSにも簡単に投稿できます。家族間で映像を共有するなど、楽しみ方が広がりますね。

ペットの見守りに特化した給餌機能などはありませんが、人体検知・動体検知の2つの検知機能が搭載されています。動きを検知するとスマホに通知が届くので、緊急事態もすぐ把握できますよ。

音声も合わせて録画されていて、物音や異変にもすぐに気づけるのも安心感がありますね。

最大の特徴は、本体にあるハートのボタン。これを押せば、カメラからスマホへ通話依頼ができます。子どもの留守番時には役立ちますが、ペットが誤って押してしまう可能性も。ピンポーンと大きな音が鳴るので、設置場所は考慮したほうがよいでしょう。

本体はモバイルバッテリーに対応しているため、電源のない屋外や旅行先などでも使えます。どこでも持ち歩いて撮影できるのも、ほかの商品にはない魅力です。