自動追尾機能により赤ちゃんをずっと見守れると謳うベビーモニター、トリビュート ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2。「暗いなかでも赤ちゃんの様子がはっきりわかる」と評判です。しかし、「思ったより画質が粗い」「モニターの操作画面が英語でわかりづらい」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のパナソニックやリッチェルなどのベビーモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ベビーモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
トリビュート ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2は、ベビーモニターを検討中のすべての人におすすめです。実際に撮影すると明所・暗所ともに赤ちゃんの表情まで読み取れ、申し分ない解像感でした。比較した商品ではスマホを使う機種のほうがきれいに映る傾向があったなか、専用モニタータイプでありながら「思ったより画質が粗い」という口コミを払拭しています。
検知機能も優秀です。カメラの前で人形の手を動かすと、10回中8回も検知。寝返りをした時も、掛け布団が顔を覆っていないかモニターで確認できるでしょう。音声検知機能も搭載されており、赤ちゃんの声にも気づけます。モニターは最長約7時間使用可能なため、常に赤ちゃんの様子を確認できますよ。
赤ちゃん向けの機能が豊富なのも魅力です。比較した商品の多くが対応していた、カメラの遠隔操作や相互通話機能はもちろん、子守唄機能や授乳タイマー・温度設定アラームを搭載。温度機能は設定した温度の範囲から外れた場合にアラームで知らせるうえ、常にモニターに温度を表示します。暑さや寒さから赤ちゃんを守る手助けになるでしょう。
死角を防ぐ機能が豊富で、設置の自由度が高いのもうれしいところ。比較したなかには手動でカメラの角度を調整する商品があったなか、遠隔操作で上下左右の角度・ズームが可能です。赤ちゃんの動きに合わせて自動で角度調整するオートトラッキング機能も搭載しています。
モニターとカメラの連携は良好で、映像は非常になめらか。比較したほかの商品のようにワンテンポ遅れることもありません。角度調整のラグもほとんどないため、スムーズにベストな位置に調整できます。モニター表示は口コミどおり英語表記ですが、ボタンにイラストが記載されているので、操作はそこまで迷わないでしょう。
公式サイトの販売価格は執筆時点で税込19,800円とやや高めですが、追従機能など機能が豊富で、子どもの成長に合わせて長く使えるコスパがよい商品です。初期設定は電源を入れるのみと手間がなく、忙しいパパ・ママにぴったり。赤ちゃんの成長を見守るパートナーとして購入を検討してみてくださいね。
そもそもベビーモニターとは、離れた場所の赤ちゃんの様子をモニター越しに確認できるアイテムのこと。頻繁に様子を確認しなくても見守れるため、心の負担がぐっと軽減しますよ。スマホアプリでもベビーモニターとして使えるものもありますが、検知機能の有無や画質は専用ベビーモニターのほうが優秀です。
今回紹介するトリビュート ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2も、専用モニターが付属する商品。赤ちゃんの動きに合わせて自動で角度調整するオートラッキング機能が搭載され、寝返りからハイハイ、そしてよちよち歩きなど、赤ちゃんが成長しても長く使える設計です。
販売元は、ベビーモニターを中心に取り扱うトリビュート。ベビーモニターのミドルモデルに位置し、グットデザイン賞とキッズデザイン賞をダブル受賞した実績のある商品です。2018年9月に従来品よりバッテリーや機能が増え、使いやすさがパワーアップしたリニューアルモデルが発売されました。
設置方法は、一般的な置き型タイプ。なんでも口に入れたがる赤ちゃんの近くに設置するため、本商品は食品衛生法の規格基準をクリアしたといいます。とはいえ、赤ちゃんが手の届く範囲には置かず、万が一倒れたり落ちたりしても赤ちゃんがケガをしない場所に置いてくださいね。
モニターは、使い勝手を重視した専用モニターを採用。背面には安定したつくりの一体型スタンドがあり、手放しで映像を見ることができます。また、従来商品の1100mAhから2200mAhに大幅に増量した大容量のバッテリーを搭載。約6時間充電すれば約7時間使用ができ、コードレスで持ち運びやすい設計です。
ただし、コードレスなのはモニターのみ。カメラの電源はACアダプターなので、常にアダプターをコンセントに繋げておいてくださいね。
検知機能は、動き・音・温度の3種類です。離れた場所で赤ちゃんの声が聞こえないときも、音に反応して自動でモニターが起動して赤ちゃんの変化を知らせます。温度設定アラームは室温が設定範囲から外れると知らせる機能。熱中症が気になる夏や風邪を引きやすい冬にも重宝するでしょう。
便利機能も豊富で、カメラから子守唄が流れる機能や、授乳のタイミングを知らせる授乳タイマーを搭載しています。子育てがより快適になるようサポート機能が満載な一台です。
カメラの本体サイズは約10×8.5×11cmとやや大きめですが、モニターは約4.3×12×8.3cmと手のひらに収まるコンパクトサイズ。ポケットにもすっぽり入り、家事をしながらでも持ち運びやすいでしょう。
まずは、検知性能の検証です。実際にベビーモニターで赤ちゃんの人形を撮影。明所で人形の手を10回動かし、何回検知できるかチェックしました。同時に、音声検知機能と顔認識機能の有無も確認しています。
その結果、人形の小さな手の動きでも、10回中8回検知しました。比較したなかには、大きく手を動かしても反応しにくい商品があったことをふまえると、優秀といえます。アラーム音が鳴るため、赤ちゃんが寝返りをうったときも掛け布団が顔にかかっていないかなどをモニター越しで確認しやすいでしょう。
顔認識機能はないものの、音声検知機能を搭載。赤ちゃんの声を検知すると、自動でモニターが起動して知らせます。洗濯や掃除、洗い物をしているときなど、泣き声が届きにくい状況でも気づきやすいのがうれしいですね。家事に集中しやすい環境を整えられます。
次は、画質のよさの検証です。ベビーベッドに赤ちゃんの人形を寝かせ、ベビーモニターで撮影。明所と暗所それぞれの画質をチェックしました。
画質は明所・暗所ともに赤ちゃんの表情まで読み取れ、申し分ない解像感です。比較したうち、モニターがスマホタイプの商品は画質のよい傾向があったなか、専用モニタータイプでありながら高画質を実現。「思ったより画質が粗い」という口コミとは異なる結果でした。暗所では若干輪郭がボヤけますが、見守りなら十分です。
暗所での撮影の際、赤外線が光らないつくりなのも魅力。赤ちゃんの睡眠を妨げないように工夫されています。
次は、設置の自由度・モニターの使い勝手の検証です。
どんな住宅環境でも設置できるように、ズーム機能やアングルを変えられる機能が搭載されているかを確認。さらに、モニターのメニューの見やすさや操作のしやすさ、ラグの少なさもチェックしました。
死角を防ぐ機能が豊富で、設置の自由度は高めです。比較した商品には手動でカメラの角度調整が必要なものもあったのに対し、遠隔操作で上下左右にカメラのアングルを変えられます。ズームもできるため、モニターを操作するだけで、その場で気軽に気になる場所を見られますよ。
なお、カメラは赤ちゃんから1m以上離して設置することを推奨されており、デフォルトの設定ではカメラはズームされている状態でした。
注目したいのは、動く赤ちゃんに合わせて自動的に角度調整するオートトラッキング機能。家事で手が塞がっていても、赤ちゃんが見切れるのを防ぐつくりです。赤ちゃんの時期だけでなく、幼児期などよく動くようになった子どもも見守れますよ。
モニターの使い勝手も申し分ありません。角度調整のラグはほとんど感じませんでした。比較したなかには、反応が遅かったりカクカクした動きでわずらわしさを感じる商品もありましたが、本商品はスムーズにベストな位置に調整できますよ。
「モニターの操作画面が英語でわかりづらい」という口コミどおり、モニターは英語表記で文字は小さめです。だだし、ボタンにはわかりやすいイラストが記載されているため、そこまで操作に迷うことはないでしょう。
3.5インチのモニターに映される映像は、動きが非常になめらか。比較した一部商品で見られたような、ワンテンポ遅れるといったことはありません。動きのラグをまったく感じないので、赤ちゃんの動きをリアルタイムで見守れますよ。
初期設定も非常に簡単。電源を押すだけで使用できます。Wi-Fiの設定などが必要なスマホタイプの商品よりも工程がかなり少なく、初期設定に手間をかけたくない人にうってつけです。
最後は、付加機能の検証です。あると便利な機能が搭載されているかチェックしました。
結果、赤ちゃんの見守りに便利な機能が豊富に搭載。比較した商品の多くが対応していた、マイク機能・カメラの遠隔操作・相互通話機能はもちろん、自動追尾機能・子守唄機能・授乳タイマー・温度設定アラームなど育児をサポートする機能が充実していました。
温度機能は設定温度の範囲から外れた場合にアラームで知らせるだけでなく、常にモニターに温度を表示。赤ちゃんの様子だけでなく、部屋の環境も見守れますね。暑いや寒いなど温度変化に敏感な赤ちゃんを守る手助けになるでしょう。
検知機能 | 動体、音、温度 |
---|---|
モニタータイプ | 専用モニター |
良い
気になる
カメラの遠隔操作可能 | |
---|---|
暗所撮影可能 | |
カメラの幅 | 10cm |
カメラの奥行 | 8.5cm |
カメラの高さ | 11cm |
モニターの幅 | 12cm |
モニターの奥行 | 4.3cm |
モニターの高さ | 8.3cm |
マイク機能 | |
スマートディスプレイ対応 | 不明 |
自動キャプチャ機能 | 不明 |
自動追尾機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
トリビュート ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2は、公式オンラインストアにて購入可能です。楽天市場・Amazon・yahoo!ショッピングにも公式ショップがあります。ショップによっては、ギフト包装やメッセージカードを入れることも可能。出産祝いにもぴったりです。
また、電波状況など居住環境に合うか不安な人のために、「安心チェックサービス」というお試し期間が設けられています。商品を購入し、実際に試して利用することが難しければ、10日以内なら返金可能です。購入のハードルがぐっと下がりますね。
最後に、離れた赤ちゃんの様子をしっかり確認できる商品をご紹介します。
パナソニックのベビーモニターは、頭ひとつ抜き出る検知機能が魅力。精度が非常に高く、検証では毎回しっかりと動きを検知しました。検知精度や範囲も変えられます。画質も良好で、明所暗所ともに赤ちゃんの表情をしっかりと確認できますよ。遠隔操作でカメラのアングル変更やズームも可能です。
画質を重視するなら、Yun Yun Ai Baby CameraのCubo Ai Plus スマートベビーモニターがおすすめ。明所暗所ともに赤ちゃんの表情をしっかり確認でき、明所では写真としても楽しめるほどの画質。モニターはスマホを使用しており、寝返りを検知するとスマホに通知が届きます。
検知機能 | 動体、音、温度 |
---|---|
モニタータイプ | 専用モニター |
良い
気になる
カメラの遠隔操作可能 | |
---|---|
暗所撮影可能 | |
カメラの幅 | 6.9cm |
カメラの奥行 | 7.7cm |
カメラの高さ | 12.3cm |
モニターの幅 | 通常時:12.5cm/スタンド使用時:12.5cm |
モニターの奥行 | 通常時:8.1cm/スタンド使用時:4.8cm |
モニターの高さ | 通常時:3.7cm/スタンド使用時:7.9cm |
マイク機能 | |
スマートディスプレイ対応 | 不明 |
自動キャプチャ機能 | 不明 |
自動追尾機能 | 不明 |
パナソニック ベビーモニターをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
検知機能 | 動体、音、温度、湿度、顔 |
---|---|
モニタータイプ | スマートフォン |
良い
気になる
カメラの遠隔操作可能 | |
---|---|
暗所撮影可能 | |
カメラの幅 | 8.71cm |
カメラの奥行 | 10.9cm |
カメラの高さ | 11.1cm |
モニターの幅 | 不明 |
モニターの奥行 | 不明 |
モニターの高さ | 不明 |
マイク機能 | |
スマートディスプレイ対応 | Apple TV、Chromecast |
自動キャプチャ機能 | |
自動追尾機能 | 不明 |
CuboAi Plus スマートベビーモニターをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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