TORRAS COOLIFY2 FG1をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

冷涼感は高評価を獲得。首や顔にまんべんなく風があたり、実際に使ったほとんどのモニターが風の強さに満足と回答しました。角度調整ができるので冷やしたい場所に風をあてられますよ。一部のモニターから「もう少し強くてもよい」と指摘がありましたが、「本体と顔との距離が近いためか、風がとても強く感じる」というプラスの声が多く上がっています。

ペルチェ素子を使用した冷却プレートを搭載し、つけた瞬間から涼しさを感じられるのも魅力です。比較したなかでも、金属プレートの商品は屋外ではほとんど冷たさを感じられなかったのに対し、こちらは真夏の屋外を想定した気温・湿度でも冷却力をキープ。モニターは「つけてから外すまで一定の涼しさが続く」と絶賛しています。

なお、比較した約2割の商品しか冷却プレートを備えていませんでした。「暑い日でも涼しさを感じられる」との口コミどおり、炎天下で使用するのが目的の人にとって有力な候補となるでしょう。

＜風の強さ・冷涼感についてのモニターコメント＞

1. 「冷却プレートがしっかり冷えているので涼しい。風はもう少し強くてもよい」
2. 「首後ろの冷却プレートがひんやりしていて、つけた瞬間から涼しい！首・顔どちらにも外気温よりずっと冷たい風があたって涼しいと感じる」
3. 「冷却プレートが左右についているので、首が左右から冷やされて気持ちいい」
4. 「冷たい缶を当てられたような冷たさがある」

コメントは一部抜粋

実際に装着すると、モニター全員が重さを訴える結果に。「1日つけていたら肩が凝りそう」という声が上がっています。とはいえ、比較した多くの商品がモニターから重さを指摘されており、軽いと評価されたものは一握りでした。

柔らかめのクッション性のある素材で、フィット感は良好です。首に巻きつくような構造のため、モニターから「ズレにくい」というプラスの声が寄せられました。比較した一部の商品のように鎖骨にあたり痛みを感じることもありません。

フィット感の高さゆえに「冷やさないで使うと暑そう」という声も聞かれましたが、不快感がないのは魅力でしょう。首に当たる部分に厚みと幅があるため、上を向くとつっかかりやすい点は留意が必要です。

スタイリッシュなデザインは好評で、つけていて恥ずかしさを感じることは少ないでしょう。ただし、大きめで機械感が強いので存在感があります。モニターからも「目立ってしまいそう」という声が寄せられました。

＜素材・重量感についてのモニターコメント＞

1. 「ずれやすさなどは感じなかった」
2. 「ギリギリ鎖骨にも当たらないので、首にフィットしている」
3. 「柔らかめのシリコンでクッション性はある。プレート部分もフィットしている。ただ、肌との設置面が広いので、冷やさずに使うと暑いと思う」
4. 「フィット感はあったけど、かなりずっしりとしてる」
5. 「本体の幅も奥行も広いので重い。鎖骨に当たらないので強い不快感はないが、1日つけていたら肩がこりそう」

コメントは一部抜粋

簡単に操作でき、着脱がしやすいのも魅力です。本体を160度まで広げられるので、つけ外しがスムーズ。首が太い人でも使いやすく、フィット感の微調整もしやすいでしょう。比較したなかには固くてまったく変形しないものあったのに対し、柔軟性に優れているといえます。

電源ボタンが前面にあり、ノールックで操作できるのも利点です。比較した商品には背面・側面にボタンを備えたものもありましたが、こちらは手で探らずともボタンの位置がわかりますよ。

冷却プレートと併用したときの使用時間は、強モード・弱モードともにかなり短め。弱モードでも2時間30分しかもたず、キャンプなど外にいる時間が長いアウトドアで使うには物足りません。どちらのモードも比較した商品の平均値を大きく下回っており、「バッテリーがすぐに切れてしまう」という口コミどおりの結果です。

• 弱モード：150分（全体平均：455分）
• 強モード：85分（全体平均：144分）

執筆時点

とはいえ、冷却プレートを使用すると、送風のみと比べてバッテリーが持ちにくい傾向が。本商品も同様に、送風モードのみなら弱モード18時間・強モード5時間持続できると公称されています。COOLIFY 2Sが冷却プレートを併用しても最大5時間と長かったことをふまえると物足りないものの、送風モードをうまく活用すれば問題ないでしょう。

本商品はさらにバッテリー容量が多い5,000mAhの商品も販売されているため、そちらを検討するのもひとつの手です。

騒音計で稼働音を測定すると、弱モード・強モードともに比較した全商品の平均（※執筆時点）を下回りました。弱モードは46.7dB・強モードは60.1dBを記録。比較したうち強モードで60dB台前半だったのは3割ほどしかなく、静音性は優秀だといえます。

＜検証結果＞

• 弱モード：46.7dB（全体平均：約50.81dB）
• 強モード：60.1dB（全体平均：約69.42dBdB）

執筆時点

ただし、比較したところ、60dB以上だと人との会話を聞き取りにくい傾向がありました。強モードは銀行の窓口周辺相当の騒音レベル（参照：環境省）のため、「最大風量にするとうるさい」という口コミがあるのにも頷けます。会話を楽しみながら涼みたいときは、冷却プレートと弱モードを併用するとよいでしょう。