iMartine コードレスハンディクリーナーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

吸引力は、床やゴミの種類によって差が出る結果に。フローリングや畳の上の比較的大きめのゴミであれば、1ストロークでもしっかり吸引しました。

机や棚の上などの掃除がメインであれば、十分活躍するでしょう。おおむね吸引力は高めといえますが、カーペットの掃除や微細なゴミの除去にはあまり向いていません。

フローリングは、1ストロークでもすっきりきれいに。目立つゴミは1欠片程度で、吸引後はザラつきも残りませんでした。

一方、カーペットは小麦粉が全体的に残りました。大きめのゴミは吸い取っていますが、繊維の奥に入りこむような微細なゴミは取り除くのが難しいでしょう。

畳についても同様で、大きなゴミは吸い取りました。しかし、畳の目の隙間に入ってしまった小麦粉がやや残っています。とはいえ、1ストロークでかなりのゴミを吸い取るので、場所に応じて使い分けるのがよさそうです。

操作性は、とくに軽さが高評価となりました。サイズは500mLのペットボトル相応、重量はわずか0.5kg。手に取りやすい場所に置きやすく、気になった汚れを吸う習慣がつきやすいでしょう。

吸引力は2段階です。長押ししないと電源が入らず、シンプルとはいえませんが、誤操作はしにくい設計でした。充電時間は2.5時間で、25分の連続使用が可能。USB充電式で、立ててコンパクトに収納できますよ。

コンパクトで軽いので、気軽に使えて取り回しも楽でした。机や棚の上を掃除する際も、腕に大きな負担がかかりません。

アタッチメントが豊富なのも魅力。同梱されているのは、細長い隙間ノズル・ブラシノズル2種類（ショート・ロング）の3点です。付け替えれば、ソファの隙間やサッシにも先端がしっかり入ります。

最大吸引力での稼働音は84.5dBと、今回検証した商品のなかでは大きめでした。検証したなかには70dB程度のものも多く、静かなモデルとはいえません。

環境省のデータによれば、80dBは航空機の機内と同程度の騒音レベル。長時間使用するものではないものの、周囲に配慮し、深夜の使用は避けたほうがよさそうです。

ゴミ捨ての楽さの検証結果はまずまず。構造自体はシンプルですが、ゴミ捨ての際に粉塵が舞いやすい点がマイナスです。ゴミ箱の中で作業するなど、なるべくホコリが舞わない工夫をしましょう。

集じん方式がサイクロン式のため、ランニングコストはかかりません。ただし、集じん容量が0.12Lと少ないので、こまめにゴミは捨ててくださいね。

ダストカップとフィルターは、水洗いが可能。フィルターの溝にホコリが詰まりやすいため、定期的に手入れをして目詰まりを防ぐのがおすすめです。