ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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目次
東芝の紙パック式クリーナー VC-PK9は、ゴミや床材問わず強力吸引できる、取り回しのよい1台がほしい人におすすめです。実際に畳とフローリングを掃除してみると、わずか1往復で小麦粉まですっきり除去し、ほかの商品のようなざらつきもありませんでした。カーペットでは小麦粉の白さがうっすら残ったものの、砂や髪の毛はすべて吸引できています。
操作性も優秀で、自走式パワーブラシにより軽い力でスイスイ前進。ヘッドの可動域が広く、机周りやソファ下をスムーズに掃除できたのも利点です。本体重量は2.3kg、ホースやヘッドを含めても3.7kgと軽いため、持ち上げる必要がある階段でも動かしやすいですよ。稼働音も83.2dBと全体平均より静かでした。
サイクロン式よりゴミ捨ての回数が少ない紙パック式で、手入れのしやすさも高評価。周囲にゴミが漏れにくい「シール弁付紙パック」が採用されており、捨てる際に手が触れたりゴミが舞ったりすることもありません。ヘッドは工具なしで分解でき、ブラシに絡まった髪の毛も簡単に取り除けました。
価格は執筆時点で25,000円前後で販売されています。安くはありませんが、弱点が少なく吸引力・操作性・メンテナンス性ともに良好。毎日短時間で快適に掃除を済ませたいなら、ぜひ検討してみてください。
軽量かつコンパクトなボディが魅力の、TOSHIBA 紙パック式クリーナー VC-PK9。ここからは改めて、魅力や実際の使い心地などを詳しく解説していきます。
掃除機の開発・販売で長い歴史を持つ、東芝。今回ご紹介するVC-PK9は、2022年05月に発売された、軽量コンパクトボディを売りにした紙パック式の掃除機です。
最大の特徴は、本体重量2.3kgという軽さ。片手で簡単に持てるため、階段や高い場所も掃除しやすいのがメリットです。ヘッドが浮きにくい「床ピタ設計」も採用され、ソファや家具下の奥まですっきり仕上がるでしょう。
集じん方式には紙パック式を採用。一般的に紙パック式はサイクロン式より強力といわれており、パワフルな吸引力が期待できます。集じん容量がたっぷりあり、ゴミ捨ての回数が少なく済むのもうれしいポイントです。
ヘッド部分には、軽い力でグイグイ進む自走式パワーブラシ「カーボンヘッド」を搭載。微細なゴミまでしっかり取り除けるうえ、床の菌も99%除去できると謳われています。
持ち手部分には、ラウンドフォルムの「らくわざフリーグリップ」を導入。どの位置でも持ちやすいよう設計されており、手元でヘッドを自由自在に操作できます。抗菌加工も施されていますよ。
アタッチメントには2WAYブラシが付属しており、ソファの隙間やサッシを掃除するのに便利です。紙パックも1枚同梱されているので、購入したらすぐに使えますよ。
別売ですが以下のような便利なアイテムも販売されています。掃除の幅を広げたい人はチェックしてみてください。
<別売品>
価格は執筆時点・公式サイト参照
本体サイズは幅21×高さ19.4×奥行32.3cm。高さは20cm以下と低く、今回検証した全商品のなかでもコンパクトです。重さは本体のみで2.3kg、ヘッドやホースを加えても3.7kgとかなり軽量ですよ。
カラーは高級感あるグランレッドの1色展開で、洗練されたスマートなデザインが特徴的です。
今回は、TOSHIBA 紙パック式クリーナー VC-PK9を含むキャニスター掃除機全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力の高さの検証です。マット・フローリング・畳の3つの床材に5種類のゴミをまき、吸引力が最も高いモードで1往復したときの取れ具合をチェックしました。
結果、床材を問わずパワフルに吸引し、掃除性能は全商品のなかでもトップクラス。大きなゴミはまったく残らず、吸い取りにくい小麦粉もすっきり除去できました。カーペットの細かなお菓子のクズは取り切れない商品が多いなか、本機は目立つゴミがひとつもなかったのが印象的です。
フローリングは、わずか1往復ですべてのゴミを除去できました。ざらつきが残った商品もありましたが、そのようなことはなくすっきり仕上がっています。フローリングの面積が多い家庭でも大活躍するでしょう。
畳もフローリング同様、ゴミを1つも残さずすっきり掃除できました。網目に入り込んだ細かな小麦粉や青砂まで、ほぼ完ぺきに取り除けています。
カーペットは、小麦粉の白さがうっすら残ったのが惜しいところ。ただ砂やお菓子のクズは残さず吸えており、ほかの商品と比べると非常にきれいな見た目です。十分な吸引力があるので、数往復すればよりすっきり仕上がりますよ。
次に、操作性のよさを検証します。
ソファの下・イスの下・床・階段の4か所を実際に掃除してみて、本体の追従性や取り回しのよさを確認しました。
操作性も非常に優秀。ヘッドにはローラー付きの自走式パワーブラシを採用しており、力を入れずともスイスイ進みました。カーペットに張り付くことがないうえ、本体の追従性もよく家具がある場所での移動もスムーズです。
握りやすさにこだわった「らくわざフリーグリップ」のおかげか、かけ心地が軽かったのも好印象。これなら家中どこでも気持ちよく掃除できるでしょう。
<モニターコメント>
テレビ台とソファの下では、公式サイトで謳われているとおり、ヘッドが浮くことなく奥までしっかり届きました。低い場所では自走しませんでしたが、操作部のブラシボタンをオンにするとスムーズに進みます。
ヘッドライトにより、見えにくい奥のゴミまできれいに掃除できるのも便利でした。
机・椅子の下を掃除してみると、ヘッドの可動域が広くサクサク掃除できました。ヘッドが浮かず、細かなゴミまで逃さず除去できたのもよい点です。
階段の掃除しやすさも高評価です。本体を左手で持ちながら掃除しましたが、本体重量は2.3kgと軽く疲れを感じません。可動域も広く、狭い角までスムーズにかけられました。
ほかの多くの商品はヘッドまたは本体のどちらかの重さが気になったことを考慮すると、軽さ重視の人におすすめといえます。
<参考データ(執筆時点)>
お手入れのしやすさも優秀な結果です。ゴミが漏れにくい仕様の「シール弁付紙パック」を採用しているため、ゴミが手についたり舞ったりすることなく捨てられました。サイクロン式のようなダストケースのお手入れも不要で、紙パックを交換するだけで済みますよ。
ヘッドを工具なしで手動で分解できるのも便利です。ブラシに巻き付いた髪の毛も簡単に取り除けたので、ストレスなくお手入れできるでしょう。
ゴミの集じん容量は1.2Lと、今回検証したなかでも大容量。集じん容量が多いのは紙パック式の特徴で、サイクロン式よりゴミ捨ての回数を減らせるのが利点です。
紙パックを購入するする必要があるためランニングコストはかかりますが、日々の手入れの手間を最小限に抑えたい人にはおすすめですよ。
三菱電機のTC-FD2Bは、狭い場所でもスムーズに動かせる高い操作性が魅力です。ソファやベッドの下もなめらかに動き、全商品のなかでも段違いの使いやすさでした。吸引力もトップレベルで、カーペットの奥のゴミも強力に吸引。紙パック式で、ゴミ捨ても簡単です。
東芝のVC-PJ9も、吸引力と操作性を両立した1台。今回ご紹介したVC-PK9の後継モデルで、カーペットでは小麦粉の白さすら残さないほどの吸引性能を発揮しました。家具の下でもヘッドが浮きにくく、左右にもスムーズに動かせます。シール弁付きの紙パックにより、手入れの手間も少ないですよ。
カラー | プレミアムゴールド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | |
総重量 | 3.8kg |
集じん方式 | 紙パック式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | 不明 |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 58~65dB |
騒音値(実測値) | 65~約58dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.5L |
消費電力 | 1,000~約300W |
吸込仕事率 | 500~約100W |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | |
付属品 | 2WAYロングノズル、紙パック(MP-9) |
本体重量 | 2.4kg |
本体幅(公称値) | 21cm |
本体奥行(公称値) | 32.3cm |
本体高さ(公称値) | 21cm |
三菱電機 紙パック式掃除機 Be-K TC-FD2Bをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
カラー | グランレッド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
ヘッド種類 | モーター式カーボンヘッド |
充電時間(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 65dB~約61dB |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.2L |
消費電力 | 870W~約120W |
吸込仕事率 | 350W~約20W |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ゴミセンサー付き | |
付属品 | すき間ノズル、シール弁付トリプル紙パック(VPF-5) |
本体重量 | 3.7kg |
本体幅(公称値) | 194mm |
本体奥行(公称値) | 323mm |
本体高さ(公称値) | 210mm |
東芝 紙パック式クリーナー VC-PJ9をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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