ライオン 部屋干しトップ 除菌EXをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

水溶性汚れの汚れ落ちは高評価です。画像のように、しょう油・コーヒー・ソース・ケチャップのいずれもしっかり落とせました。とくにコーヒー汚れはほかの粉末洗剤と比べてもかなりよく落ちています。食卓での食べこぼしが多いなら頼りにしたくなる洗浄力です。

とはいえ、水溶性汚れのような薄い汚れは洗剤タイプに関わらずきれいに落とす傾向がありました。デスクワークが多いなど、あまりひどい汚れがつかない場合は洗剤タイプにこだわらなくてもよさそうです。

油溶性汚れに対しても、比較したなかでの汚れ落ちは良好でした。画像のとおり汚れは残ってしまっているものの、色彩色差計の数値はほかの商品と比べても高めです。とくにミートソース汚れはかなり薄くまで落とせました。

比較したところ油溶性の汚れに対して効果を発揮したのは、本商品のような弱アルカリ性の粉末洗剤や、界面活性剤の含有量が高いジェルボール。油溶性汚れは洗剤タイプによって大きな差が出たため、頑固な汚れを落としたい場合は要チェックです。

不溶性・特殊汚れとして泥・血液をつけて洗濯したところ、汚れは全体的に薄く残りました。タンパク質を分解する働きのある酵素が配合されているため、落としにくい血液汚れの汚れ落ちは比較したなかでも良好です。

今回の比較では、弱アルカリ性の粉末洗剤である本商品の洗浄力はかなり高く、頑固な汚れも落としやすいことがわかりました。食べこぼしや、体操服・作業服など汚れやすい衣類の洗濯に、十分な汚れ落ちを実感できるでしょう。

消臭力はかなり高く、部屋干し後のTシャツを嗅いでも、さらに体温で温めて嗅いでも、気になるニオイはまったく感じられません。一部商品には洗剤の香料が残るものもありましたが、香料も含めて何のニオイもしませんでした。部屋干し時のニオイを防ぐという謳い文句どおりの消臭力です。

今回の比較では粉末洗剤とジェルボールは消臭力が高かった一方で、液体洗剤のなかには気になるニオイが残ってしまったものも。液体洗剤は界面活性剤の含有量が25％以上のものが消臭力が高い傾向にあったため、成分を確認して選ぶのがおすすめです。