軽量で吸引力も高いと人気の、東芝 トルネオS コードレス VC-CLS2。「軽くて使いやすい」といった高評価なレビューはあるものの、口コミ自体が少なく、実際の評判はどうなのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、東芝 トルネオS コードレス VC-CLS2を含むスティッククリーナー全30商品を実際に使って、吸引力の高さ・軽さ・取り回し・お手入れのしやすさ・静音性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
東芝のトルネオS コードレス VC-CLS2は、作動音ができるだけ静かなものや、軽くて手が疲れにくいものをお探しの人におすすめです。実際に音を計測してみると、数値は約60dBと全商品のなかでもトップクラスに静かでした。会話ができるほどなので、集合住宅にお住まいの人でも比較的使いやすいといえます。
また、本体が1.2kgと非常に軽いのも利点です。走行中はもちろん持ち上げても負担にならない重さで、モニターからも「これ以上の軽さはなかなかない」と好評でした。ヘッドも小さく小回りも利くため、家具の間もスイスイ移動できますよ。
ダストカップの取り外しが簡単で、毎日のゴミ捨てを楽に行えるのもよいところです。ただしヘッドの構造上、隅のゴミを取りにくいのはややネック。カーペットに入り込んだ砂も得意ではないため、角度を変えたり細かく動かしたりする必要があるでしょう。
価格は3万円前後で販売されていることが多く、それほど高くはありません。軽量で扱いやすく、気になったときにサッと取り出して使えるのも大きな魅力です。軽さや静かさにこだわる人は、ぜひ検討してみてくださいね。
軽量化に特化して開発された、東芝掃除機のトルネオSシリーズ。今回はそのなかから、2022年2月発売のトルネオS VC-CLS2をご紹介します。
小型モーターやアルミ延長管など細部の重さにまでこだわり、重量はわずか1.2kg。商品リリース時点では、トルネオコードレス史上No.1の軽さが謳われています
薄肉設計の軽量パワーヘッドを搭載し、狭いところなど隅々まで届きやすいのも魅力です。
手元の動きとヘッドの向きが連動するらくわざグリップにより、方向転換も簡単。さらに高さ約6.5cmの隙間に入り込める床ピタ設計など、操作しやすい工夫が施されています。
集じん方法は、ランニングコスト不要のサイクロン式。デュアルトルネードシステムを採用し、ゴミが強力圧縮されてコンパクトに捨てられるのも利点です。
また、回転ブラシ・フィルターは抗菌仕様。お手入れ時期になると、ランプが点滅してお知らせします。ブラシ・フィルター・ダストカップは丸洗い可能ですよ。
運転モードは、標準モード・おすすめモード・強モードの3種類から選べます。約4.5時間のフルチャージで、標準モード約32分・おすすめモード約20分・強モード約8分の連続使用が可能です。
本体サイズは、幅20×奥行14×高さ104.5cm。カラーは、グランオレンジ・ピンクブロンズの2種類です。
付属品として、丸ブラシ・すき間ノズル・お手入れブラシ・ACアダプタがついてきます。別売のスタンドを購入すれば、置きたい場所に収納できて便利です。
また今回の検証では、同じトルネオSシリーズから旧モデルのVC-CLS1もピックアップしています。ヘッドブラシが抗菌加工ではない点が、スペック上の主な違いです。気になる人は、あわせてチェックしてみてください。
今回は、東芝 トルネオS コードレス VC-CLS2を含むスティッククリーナー全30商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:吸引力の高さ
検証②:軽さ
検証③:取り回し
検証④:お手入れのしやすさ
検証⑤:静音性
まずは、吸引力の高さの検証です。
フローリングとカーペットにゴミをまいて、標準モードでヘッドを1往復。通った道のゴミがしっかり取れているかや、壁際まで取りきれているか、ゴミを引きずらないかなどを確認し、評価を行いました。
<使用したゴミの種類>
フローリングでは壁際に青砂を少々残したものの、軽量タイプの商品としては十分な吸引力です。
しかしヘッドの構造上隅が苦手なうえ、掃除機を押したときにゴミが一緒に寄ってしまうのがややネック。ヘッドの角度を変えて当てるなど、工夫が必要といえます。
カーペットではヘッドを引いたときの力がパワフルで、お菓子のクズや髪の毛もしっかり取り除けました。一方で、奥に入り込んだ青砂をかなり残してしまったのは惜しいところです。
細かなゴミが気になるときは、掃除機を数回往復させたり細かく動かしたりするとよいでしょう。
次は、軽さを検証します。
本体重量だけではなく、使用中に感じる重さも重要です。そこでモニター5名が実際に使ってみて、以下の点に着目して評価を実施しました。
<チェック項目>
実際に使ってみたところ、軽くてなめらかに走行でき、重量面での扱いやすさは高評価です。「片手間で、ながら掃除できる」「長時間使っても負担が少なそう」といった声も多く、ほとんどのモニターが満足しました。
ヘッド部分も軽量で重さを感じないため、階段や高所で持ち上げたいシーンにもぴったり。力の弱い人や年配の人にも重宝しますよ。
続いて、取り回しのよさの検証です。
さまざまな掃除シーンで使いやすいかどうかについて、以下の項目に沿って確認しました。
<チェック項目>
ヘッドが小さく、テレビ台やソファ下などの隙間に楽に入れられたのが好印象です。可動域は上位商品ほど広くないものの、小回りが利きスムーズに動かせました。テーブルやイスの間を掃除するには十分といえます。
本体も軽く、平面の移動も問題ありません。ただなかには、「軽さゆえ掃除機をかけている途中で浮いてきてしまう」との声も聞かれました。
バッテリーもちは、標準モードで32分。1回充電すれば、一軒家や広いマンションを十分掃除できる長さです。
またハンドルの裏側にはすべり止めゴムがついており、少しの間立てかけておけるのも便利でした。
続いて、お手入れのしやすさの検証です。
簡単にお手入れできるかや清潔を保ちやすいかなどについて、以下の項目に着目しながら評価を行いました。
<チェック項目>
ダストカップのゴミは、2ステップで簡単に捨てられました。カップについた汚れも、付属のお手入れブラシでサッと払えます。
また、ダストカップとヘッドブラシは水洗いできるのもメリット。ブラシの取り外しは3工程あるものの、毎日のお手入れはそこまで面倒ではないでしょう。
最後は、静音性の検証です。
それぞれの掃除機を標準モードで動かし、1.5m離れた位置から騒音計で音を測定しました。騒音計には、THANKO 小型デジタル騒音計 RAMA11O08を採用しています。
1.5m離れた場所での騒音レベルは60.5dB。今回検証した全商品の平均約70dBよりかなり静かで、静音性はトップクラスの高評価でした。
稼働中でも人と会話できるレベルなので、ゴミが気になったときにパパッと気軽に使えるでしょう。
最後にほかのおすすめ商品もご紹介します。
日立のパワかるスティックPV-BL30HNは、自走式ヘッドでパワフルに吸い取れるのが魅力。ヘッドを1往復させただけで、壁際のゴミやカーペットに入り込んだ砂まで、しっかり除去できました。1.4kgと軽量で取り回しに優れ、疲れにくいのも長所です。
同じくパワかるスティックのPV-BL50Jも、1.4kgと軽量ながら強力な吸引力を発揮。青砂のような小さなゴミにも強く、フローリング・カーペット問わずきれいに仕上がります。自走式ヘッドの搭載で、かけ心地は軽くてなめらか。稼働音も60.3dBと静かなので、静音性重視の人にもおすすめです。
本体だけで自立可能 | |
---|---|
タイプ | スティック |
コードレス対応 | |
スタンド | 充電機能つきスタンド |
一人暮らし向け | |
集じん方式 | サイクロン式 |
充電スタンド | |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 標準モード:約40分/強モード:約8分 |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | 210分 |
騒音値(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 69.1dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 不明 |
集じん容積 | 0.15L |
消費電力 | 不明 |
吸込仕事率 | 不明 |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | ハンディブラシ、2WAYすき間ブラシ、ふとん用吸口、延長パイプ、スティックスタンド、ACアダプター、お手入れブラシ |
本体重量 | 1.4kg |
本体幅(公称値) | 23cm |
本体奥行(公称値) | 23cm |
本体高さ(公称値) | 101cm |
本体だけで自立可能 | |
---|---|
タイプ | スティック |
コードレス対応 | |
スタンド | 充電機能つきスタンド |
一人暮らし向け | 不明 |
集じん方式 | サイクロン式 |
充電スタンド | |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 標準モード:約40分/強モード:約8分 |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | 210分 |
騒音値(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 68.1dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | |
集じん容積 | 0.15L |
消費電力 | 不明 |
吸込仕事率 | 不明 |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | ハンディブラシ、2WAYすき間ブラシ、ミニパワーヘッド、ほうきブラシ、延長パイプ、スタンド式充電台、ACアダプター、お手入れブラシ |
本体重量 | 0.97kg |
本体幅(公称値) | 23cm |
本体奥行(公称値) | 23cm |
本体高さ(公称値) | 101cm |
日立 パワかるスティック PV-BL50Jをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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