防水性・透湿性に優れた素材を使用している、ブリザテックポリカウェダー チェスト。3Sから6Lまでの幅広いサイズ展開も魅力です。しかし、インターネット上の口コミには「耐久性がいまひとつ」「水がしみてくる」などの評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ブリザテックポリカウェダー チェストを含むウェーダー全14商品を実際に使ってみて、陸上での動きやすさ・水中での動きやすさ・透湿性・保温性・耐摩耗性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ブリザテックポリカウェダー チェストは、手頃な価格で高性能なウェーダーがほしい人におすすめです。高価になりやすい透湿防水素材にもかかわらず、比較的安価で手に入ります。
透湿性は比較した商品のなかでもトップクラス。夏でも蒸れにくく快適に使えます。薄くて軽いうえに伸縮性があるので、動きやすさも良好でした。陸上・水中のどちらでも疲れにくいでしょう。
ただし、素材が薄い分、保温性・耐摩耗性はやや落ちます。寒い季節には、防寒アイテムを忘れずに着用してくださいね。
サイズ展開が豊富で、子どもから体格の大きな人までカバーできるのも魅力的。はじめてウェーダーを購入する人にも有料区な候補になるでしょう。
プロックスは、大阪に本社を構える総合釣具メーカーです。ロッドやリールをはじめとした、あらゆる釣グッズを手頃な価格で販売しています。
今回ご紹介する商品は、胸までカバーできるチェストハイウェーダー。サラサラの履き心地や軽さで人気を集めています。
生地には、透湿防水素材・ブリザテック(R)を採用。東レコーテックス株式会社独自の素材で、軽量性にも優れています。
また生地の劣化を防ぐため、特殊なポリカーボネート加工がプラスされているのもポイントです。
胸元にはD管・フロント部には内ポケットを完備。細かい部分にまで快適に使える工夫が施されています。
カラーはシナモンベージュ1色。サイズ展開は3S~6Lと、小さい子どもから体格の大きな人まで対応が可能です。
また、ソールはフェルト・ラジアル・フェルトスパイクの3種類から選べます。使用するシーンに応じたものを選んでくださいね。なお、今回の検証にはフェルトソールタイプを使用しています。
プロックスではジッパー式やスーツタイプなど、複数のウェーダーをラインナップ。違うタイプも気になる人は、公式サイトをチェックしてみてください。
今回は、ブリザテックポリカウェダー チェストを含むウェーダー全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
検証①:陸での動きやすさ
検証②:水中での動きやすさ
検証③:透湿性
検証④:保温性
検証⑤:耐摩耗性
まずは陸での動きやすさを検証します。
ウェーダー着用経験10年以上のモニター2人が、足の関節の動かしやすさ・足取りの軽さ・しゃがみやすさをチェックしました。
「生地が薄くて軽いので、ももがあげやすい」「軽く伸縮性があり、しゃがんでもツッパリは感じない」との声があがっています。
手でまとめられるほど薄く軽い生地で、ウィンドブレーカーのような感覚で着用できますよ。
また、ブーツ部は丈が短く、1.1kgと軽量です。高さもあまりないので、長時間着用しても疲れにくいでしょう。
続いて、水中での動きやすさの検証です。
ウェーダー着用経験10年以上のモニター2人が、実際に水深90cmまで入水した状態で釣りをします。足取りの軽さ・ブーツへの水圧のかかり方をチェックしました。
ブーツのつくりも薄いため、水圧に負けてやや痛みを感じたのには惜しさを感じました。しかし、障害物の昇降に負担を感じないのはメリットです。
次は透湿性を検証します。
JIS L 1099 繊維製品の透湿度試験方法 A-1法(塩化カルシウム法)にて、1時間あたりの透湿度(g/m2・h)を3回測定し、平均値を評価しました。
透湿性は、比較した商品のなかでもトップクラスです。1時間あたりの透湿度は平均147g/m2・hをマーク。比較した商品の平均約57g/m2・hと比べても、非常に優秀といえます。
蒸れにくいので、夏場でも快適に使えるものを探している人におすすめです。
続いて保温性を検証します。
三角フラスコをウェーダーの生地で包み、300mLのお湯を注いで温度変化を測定。1時間後の水温が高いものほど、高評価としています。
<検証条件>
生地が薄いため、外の温度が伝わりやすい傾向にあります。1時間後には98℃から43.3℃まで下がり、比較した商品全体の平均約46.4℃を下回りました。
寒い季節に使用するときは、ウェーダーの下に防寒用のアイテムをプラスしてください。
最後は耐摩耗性の検証です。
摩耗試験機を使い、生地を400番の紙やすりで擦ります。何回で穴が開くかで耐摩擦性をチェックしました。
<検証条件>
耐摩耗性の評価は伸び悩む結果に。400番の紙やすりで擦ると、1046回で穴が開きました。
薄めの素材にしてはまずまずの耐摩耗性ですが、比較した全商品の平均は約2965回です。クロロプレン・ナイロン素材と比べると劣ります。
長く使いたい人は、岩場に座ったりもたれ掛かったりするのは避けたほうが無難でしょう。
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最後に、ブリザテックポリカウェダー チェストとは違った特徴を持つ商品をご紹介します。
丈夫さで選ぶなら、透湿スリムウェーダーハイブリッドがおすすめです。検証では、紙やすりによる5000回もの摩擦に耐えられました。とくに擦れやすい膝は、脛あてで強化されているのも加点ポイント。下半身はクロロプレン素材なので保温性が高く、水陸両方での動きやすさも申し分ありません。
冬のウェーディングには、RBB クロロプレンラジアルウェーダーがぴったり。5mm厚のクロロプレン素材により、ほとんど水温を感じませんでした。保温性の検証でも、1時間たっても53.7℃と高温をキープ。生地に厚みがあるぶん重さは感じますが、伸縮性があるので動きやすさも十分です。
素材 | クロロプレン、透湿防水素材 |
---|---|
靴底の素材 | フェルト |
スリムタイプ | |
立体裁断 |
種類 | チェストハイ |
---|---|
重量 | 2.2kg |
ブーツ重量 | 1.2kg |
ポケット | 内ポケット |
ハイブリッドタイプ | |
メッシュ加工あり | |
キックオフあり | |
検証で使用したサイズ | 26X |
サイズ展開 | 24X、25X、26X、27X、28X |
阪神素地 透湿スリムウェーダーハイブリッドをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
素材 | クロロプレン |
---|---|
靴底の素材 | ラジアル |
スリムタイプ | 不明 |
立体裁断 | 不明 |
種類 | チェストハイ |
---|---|
重量 | 3.1kg |
ブーツ重量 | 1.8kg |
ポケット | 不明 |
ハイブリッドタイプ | 不明 |
メッシュ加工あり | 不明 |
キックオフあり | |
検証で使用したサイズ | L |
サイズ展開 | M、MO、L、LO、LL、LLO、3L、3LO |
RBB クロロプレンウェーダーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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