保温性が高く、足先に水の冷たさを感じにくいと評判のRBB クロロプレンウェーダー。インターネット上では高評価のレビューばかりがみられますが、本当に口コミどおりの商品なのかと不安で、購入に踏み切れない人も多いのではないのでしょうか?
そこで今回は、RBB クロロプレンウェーダーを含むウェーダー全16商品を実際に使ってみて、陸上での動きやすさ・水中での動きやすさ・透湿性・保温性・耐摩耗性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
RBBのクロロプレンウェーダーは、寒い季節にウェーディングを楽しみたい人におすすめです。生地には合成ゴム素材であるクロロプレンを使用しており、厚さは5mmもあります。保温性が高く、本品で包んだ三角フラスコ内のお湯の温度は、1時間放置後も53.7℃と温かい状態を保てていました。
また、耐摩耗性も優秀です。比較したほかの商品には、紙やすりで1,000回程度擦っただけで生地に穴が開いたものもあったなか、本品は5,000回以上も耐えられました。岩場でも破れる心配は少ないでしょう。
実際に着用してみると、生地は柔らかく伸縮性があり、体に心地よくフィットしました。脚部のつくりが太めなため水中ではやや水の抵抗を感じたものの、太ももの上げ下げは難なく行えます。陸上での動きもおおむね問題なく、しゃがむ動作もスムーズです。
一方で素材の特性上、透湿性はいまひとつな結果に。蒸れが発生しやすいため、夏場など暑い時期の使用は不向きな傾向にあります。しかし、水の冷たさを感じないほどの温かさは魅力です。冬場用のウェーダーとして、ぜひ検討してみてください。
RBBは、釣り・登山用品を販売するメーカー「双進」が展開する、ソルトウォーターに特化したブランドです。双進のフィッシング用品ブランド「リバレイ」で培った技術を活かし、アイテムを開発しています。
今回ご紹介するクロロプレンウェーダーは、保温力を追求し、厚手でウェットスーツのような質感の素材「クロロプレン」を生地に用いているのが特徴です。
丈が胸元まであるチェストハイ型のため、シーバスなどを狙うディープウェーディングにも活用できます。はじめてのウェーダーとしても使いやすいですよ。
ブーツは、リバレイ独自の金型で成形。シューズのような履き心地にこだわっています。
さらにブーツ内部に、厚さ5mmのクロロプレン素材を使用しているのも魅力です。水の冷たさが伝わりづらいよう、工夫が施されているのはうれしいですね。
また、つま先部分にかかる水圧の負担を軽減するため、特殊な補強を加えました。
ソールは、ゴム底に溝を刻んだラジアルモデル。サーフ・干潟での釣りにも対応できます。
公式サイトにおける販売価格は、税込28,600円です(執筆時点)。
サイズはM〜3Lまでの4種類あり、今回はLサイズを着用して検証を行っています。使用感や動きやすさなど、ぜひ参考にしてみてください。
今回は、RBB クロロプレンウェーダーを含むウェーダー全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
検証①:陸での動きやすさ
検証②:水中での動きやすさ
検証③:透湿性
検証④:保温性
検証⑤:耐摩耗性
最初に、陸での動きやすさの検証です。
ウェーダー着用経験が10年以上のモニターが各商品を実際に着用し、陸上での動きをチェックします。太もも・膝・足首関節の動かしやすさ・足取りの軽さ・しゃがみやすさの3つの観点で評価しました。
素材は伸縮性が高く、生地が余っている感覚もありません。
本体の重量は3.1kg・ブーツ部は1.8kgとともにやや重みを感じますが、生地は体に心地よくフィットします。太もも・膝・足首ともに、曲げ伸ばしの動作は快適でした。
また同じクロロプレンを素材に用いた商品のなかでも、本品はとくに生地が柔らかく仕上げられています。しゃがみやすく、陸上での歩行もスムーズです。
続いて、水中での動きやすさの検証です。
各商品を着用したモニターが水深90cmまで実際にウェーディングし、足取りの軽さ・ブーツへの水圧のかかり方の2点を確認しました。
またブーツ部分はしっかりしており、水圧による圧迫感も気になりません。比較したほかの商品には、ブーツが水圧で潰れてしまったものもあったなか、本品では接合部にありがちな痛みも感じませんでした。
試験方法にJIS L 1099 繊維製品の透湿度試験方法 A-1法(塩化カルシウム法)を採用し、各商品の1時間あたりの透湿度(g/m2・h)を3回測定した平均値を評価します。恒温恒湿室を人体側と想定し、試料表面を吸湿剤側に向けて測定しました。
透湿度を想定したところ、数値は2(g/m2・h)を記録しました。100(g/m2・h)を超えた上位商品に比べると、透湿性はあまり期待できない結果に。
しかし生地にクロロプレンを用いた商品は全体的に透湿度が低い傾向にあったため、本品が特出して蒸れやすいというわけではありません。素材の特性上、夏場の使用は控えたほうがよいでしょう。
各商品の生地で三角フラスコを包み、そこへ300mLのお湯を注ぎます。1時間放置し、水温が高いものほど高評価としました。上下で異なる素材を使用している商品は、それぞれの結果を合計したものの平均値で評価しています。なお、検証時の条件は以下のとおりです。
三角フラスコ内のお湯は、1時間放置しても53.7℃と温かい状態をキープ。比較したほかの商品には42℃程度にまで温度が低下したものもあったなか、本品は高い保温性を発揮しました。
素材に使用しているクロロプレンには5mmもの厚みがあり、実際に海に入っても水の冷たさはほとんど伝わりません。温かさすら感じたため、寒い時期のウェーディングにもぴったりですよ。
摩耗試験機を使用して各商品の生地を擦り、何回で穴が開くか調査します。脚部の生地を5枚使用し、平均値より評価しました。なお、検証時の条件は以下のとおりです。
素材に使用している分厚いクロロプレンのおかげか、紙やすりの摩擦に5,000回以上も耐えられました。
比較したほかの商品には、1,000回程度で穴が開いたものがあったことをふまえると、耐摩耗性はトップクラスです。磯歩きをしても、すぐに破れてしまう心配も少ないといえます。
最後に、ほかの特徴をもった商品をご紹介します。
動きやすさを重視する人には、阪神素地の透湿スリムウェーダーハイブリッド(先丸)がおすすめです。上部には透湿防水素材・下部にはクロロプレン素材を使用し、スリムな形状に設計されています。陸上では窮屈さはなく、水中でも水の抵抗をほぼ感じませんでした。障害物の多い釣り場でも軽快に動けますよ。
プロックスのブリザテックポリカウェダー チェストは、透湿性に優れています。生地に透湿防水素材を採用しているうえに、ブーツ部を含んだ重量も2.7kgと軽く、蒸れはほとんど気になりませんでした。手でまとめられるほど生地は柔らかいため、太ももの上げ下げやしゃがむ動作も負担なく行えます。夏場のウェーディングにもぴったりです。
素材 | クロロプレン、透湿防水素材 |
---|---|
靴底の素材 | フェルト |
スリムタイプ | |
立体裁断 |
種類 | チェストハイ |
---|---|
重量 | 2.2kg |
ブーツ重量 | 1.2kg |
ポケット | 内ポケット |
ハイブリッドタイプ | |
メッシュ加工あり | |
キックオフあり | |
検証で使用したサイズ | 26X |
サイズ展開 | 24X、25X、26X、27X、28X |
阪神素地 透湿スリムウェーダーハイブリッドをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
素材 | 透湿防水素材 |
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靴底の素材 | フェルト |
スリムタイプ | 不明 |
立体裁断 | 不明 |
種類 | チェストハイ |
---|---|
重量 | 1.6kg |
ブーツ重量 | 1.1kg |
ポケット | 内ポケット |
ハイブリッドタイプ | 不明 |
メッシュ加工あり | 不明 |
キックオフあり | |
検証で使用したサイズ | L |
サイズ展開 | 3S、SS、S、M、L、LL、3L、4L、5L、6L |
ブリザテックポリカウェダー チェストをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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