部屋全体が暖まり空気もきれいと人気の、デロンギ ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812。インターネット上では「自然な暖かさで快適」と評判です。一方で、「10畳のリビングが全然暖まらない」「電気代が高くなる」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、デロンギ ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812を含む全18商品を実際に使ってみて、暖房性能の高さ・消費電力の低さ・安全性への配慮・機能性の高さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
デロンギのヴェルティカルド オイルヒーターは、6畳ほどの部屋が比較的スピーディに暖まるスタイリッシュな1台です。室温が20℃ある6畳の部屋で実際に使ってみると、1時間経っても25℃に達しない商品が多いなか、45分で部屋中央の温度が5℃上昇しました。「10畳の部屋が暖まらない」との口コミがありましたが、6~8畳であれば暖かさを実感できるでしょう。
一方で、気になる電気代の評価はいまひとつ。強モードで運転した際の1時間あたりの電気代は31.86円と、比較した全商品の平均より約3円高め(執筆時点)です。エコモードや出力自動調整機能には非対応なので、節電したい場合は部屋が暖まったらモードを下げるなど工夫する必要があります。
安全性については、転倒オフ・過熱防止など基本的な機能は搭載されていました。ただし、運転中のフィン周辺の温度は93.3℃と非常に高く、うっかり触れるとやけどする恐れも。チャイルドロック機能もないので、とくに小さな子どもがいる家庭では目を離さないよう注意してくださいね。
機能面では、30分単位で設定できる24時間電子タイマーを搭載し、起床・就寝・外出・帰宅などに合わせて時間を設定できて便利です。ただ温度調整は6段階あるものの、具体的な数値で設定できない点が気になりました。
価格は執筆時点で税込26,800円(公式サイト参照)。今回比較した商品のなかでは少し高めですが、デザイン性や暖まりやすさを重視する人には候補となるでしょう。電気代・機能性・安全性によりこだわるなら、ほかの商品を検討してみてください。
実際にデロンギ ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
デロンギ ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
デロンギ・ジャパン
機能性にこだわりたい人に。アプリとの連動で遠隔操作も可能
そもそもオイルヒーターとは、内部のオイルを電気で加熱したときに発生するふく射熱で部屋を暖めるアイテム。ほかの暖房器具と比べると速暖性はありませんが、給油の必要がなく乾燥しにくいのがメリットです。
今回ご紹介するデロンギ ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812もそのひとつ。ここからは改めて、特徴や魅力を詳しく解説していきます。
イタリアで誕生したデロンギは、調理機器や暖房器具などを販売する家電ブランドです。1974年に同社初の電気製品となるオイルヒーターを製造し、現在では世界70か国以上で展開。「家で過ごす時間をより愉しく、心地よいひとときに変える」をコンセプトに、商品開発を行っています。
今回ご紹介するRHJ21F0812は、使いやすさとデザイン性を追求したヴェルティカルドシリーズのアイテム。部屋の広さは8~10畳に対応しています。15か所に穴を開けたサーマルカットフィンを採用し、表面温度が高くなりすぎないよう配慮されているのも利点です。
ヒーターの出力は500W・700W・1200Wの3段階に調節可能。温度設定は6段階から選ぶことができ、室温の下がりすぎを防止する凍結防止機能もついています。そのほか、一定の室温をキープするサーモスタットやタイマーもついていますよ。
カラーはカモミールホワイト・シダーグレーの2種類です。あたたかみのあるツートーンカラーと縦のラインがモダンでがおしゃれな印象を演出。2021年にはグッドデザイン賞も受賞しています。
本体サイズは幅26×奥行43×高さ65cmで、重量は13kg。折りたたみ式キャスターとハンドルがついているので、力が弱い人でも簡単に移動できるでしょう。コードは操作部の裏に巻き付けることができ、使わないときはすっきり収納できますよ。
タオルを干すのに便利なトップハンガーが販売されているのもうれしいポイントです。乾燥だけでなく、衣類を温めたいときにも役立ちます。
今回は、デロンギ ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812を含む全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
室温を20℃に設定した6畳の部屋の10か所に温度計を設置し、最大出力で稼働させます。1時間後の室温・壁温度と、10個あるうちのいずれかの温度計が25℃に達するまでの時間をチェックしました。
強モードで運転したところ、1時間後の室温は23.88℃・壁温度は24.11℃を記録。上昇温度は全体平均(執筆時点)の3.3℃を若干上回っていますが、今回比較したほとんどの商品が同じような結果で大差はありませんでした。
大きな差がついたのは暖まるスピードです。1時間経っても25℃に達しない商品があったなか、本商品は約45分で部屋の中央が25℃を突破。「10畳のリビングが全然暖まらない」との口コミがありましたが、6~8畳程度であれば比較的速く暖められるでしょう。
長時間使用するオイルヒーターは、電気代が気になりますよね。そこで次に、消費電力の低さを検証しました。室温を20℃に設定した6畳の部屋で、本商品を最大出力で1時間運転。ワットチェッカーを使って積算電気料金をチェックしました。
結果、1時間後の積算電気料金は31.86円と高く評価はいまひとつです。「電気代が高くなる」との口コミのとおり、全体平均の28.15円(執筆時点)を約3円オーバーしてしまいました。最大出力は1200Wとドライヤーと同程度の電力を消費するため、長時間使えば家計の大きな負担になる可能性があります。
設定温度に達すると自動でON/OFFを繰り返す機能は搭載されていますが、エコモードや出力の自動調整には非対応。部屋が暖まったら、運転モードを弱(500W)や中(700W)に切り替えるなど工夫が必要でしょう。
運転中の本体温度や、転倒オフ・過熱防止・チャイルドロックなど安全性に関わる機能が備わっているかを確認しました。
安全性の評価もまずまずな結果です。運転中の温度は、フィン周辺が93.3℃とかなり高温に。80℃以上に達すると電源が切れる仕組みではありますが、全体平均の81.6℃(執筆時点)を10℃以上も上回りました。触れるとやけどのリスクがあるため、注意が必要です。
一方で、操作スイッチ周辺は33.4℃と低く抑えられています。転倒オフ・過熱防止機能が搭載され、基本的な安全機能は備わっていました。ただチャイルドロックはないので、とくに小さな子どもがいる家庭では目を離さないよう気をつけてくださいね。
温度やタイマーはどれくらい細かく設定できるかや、リモコンで本体と同じ操作ができるかなど、便利な機能の有無を確認しました。
機能性の評価も上位商品には及びませんでした。温度設定は1~6段階で調整するタイプで、具体的な数値がわかりにくいのがネック。リモコンもなく、設定を変更するたびに近くに行く必要があります。稼働後10分ほどはオイルのパチパチ音が聞こえるのも気になりました。
一方で、30分刻みで細かく設定できる24時間電子タイマーに対応しているのは魅力。「起床前の午前6時にオン」「出勤前の午前8時にオフ」といったように、1日のスケジュールに合わせて時間を指定できて便利です。タイマー設定には初期設定が必要なので覚えておきましょう。
オイルヒーターの種類 | オイルヒーター |
---|---|
消費電力(公称値) | 500/700/1200W |
表面温度 | 側面:45.1℃/上部:42.6℃ |
最大適用畳数 | 10畳 |
電気代の目安 | 20℃に達するまでの電気代:11.8円/20℃に達してから30分間の電気代:2.2円 |
良い
気になる
本体幅(公称値) | 26.0cm |
---|---|
本体奥行(公称値) | 43.0cm |
本体高さ(公称値) | 65.0cm |
本体重量(公称値) | 13kg |
フィンの枚数 | 8枚 |
フィンの形状 | ストレート |
温度調節方式 | アナログダイヤル式(弱~強で微調整可能) |
カバー付き | |
タイマー設定方法 | ピンスイッチ式 |
ハンガー対応 | 別売り |
脚の折りたたみ可能 | |
リモコン付き | |
過熱防止機能 | |
タイマー機能 | |
タイマー方式 | 24時間タイマー |
24時間タイマー保存可能数 | 1 |
省エネ機能 | |
マグネット式コード | |
転倒時自動オフ機能 | |
スマホ連携機能 | |
チャイルドロック機能 | |
温度調節可能 | |
人感センサー付き | |
キャスター付き | |
取っ手付き | |
メーカー保証期間 | 3年間 |
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最後に、節電しやすくより安全性が高いほかのおすすめ商品をご紹介します。
デロンギのマルチダイナミックヒーターは、総合的な評価が高いバランスの取れた1台です。部屋中央の温度はわずか35分で25℃に達し、高い速暖性を発揮。出力調整は32とおりと豊富でエコモードもあり、節電しやすいのもメリットです。チャイルドロック・転倒時自動オフ機能も備わっていますよ。
同じくデロンギのRHJ35M0812DGは、安全面においてトップクラスの評価を獲得。使用中の本体温度は61.7℃と低く、うっかり触れてもやけどの心配が少ないのが魅力です。出力を自動調整する機能が備わり、無駄な電気代が発生しないのも利点。暖房性能も高くポカポカした温かさを感じられますよ。
オイルヒーターの種類 | オイルレスヒーター |
---|---|
消費電力(公称値) | 300〜1500W |
表面温度 | 側面:63.6℃/上部:65.1℃ |
最大適用畳数 | 13畳 |
電気代の目安 | 20℃に達するまでの電気代:8.7円/20℃に達してから30分間の電気代:10.9円 |
良い
気になる
本体幅(公称値) | 27.5cm |
---|---|
本体奥行(公称値) | 51.0cm |
本体高さ(公称値) | 66.5cm |
本体重量(公称値) | 12.5kg |
フィンの枚数 | |
フィンの形状 | |
温度調節方式 | デジタルダイヤル式(5℃および10〜28℃) |
カバー付き | |
タイマー設定方法 | ダイヤル式 |
ハンガー対応 | 別売り |
脚の折りたたみ可能 | |
リモコン付き | |
過熱防止機能 | |
タイマー機能 | |
タイマー方式 | 24時間タイマー |
24時間タイマー保存可能数 | 1 |
省エネ機能 | |
マグネット式コード | |
転倒時自動オフ機能 | |
スマホ連携機能 | |
チャイルドロック機能 | |
温度調節可能 | |
人感センサー付き | |
キャスター付き | |
取っ手付き | |
メーカー保証期間 | 3年間 |
デロンギ マルチダイナミックヒーター MDHU15-PBの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
オイルヒーターの種類 | オイルヒーター |
---|---|
消費電力(公称値) | 500/700/1200W |
表面温度 | 側面:54.6℃/上部:50.7℃ |
最大適用畳数 | 8~10畳 |
電気代の目安 | 20℃に達するまでの電気代:10.5円/20℃に達してから30分間の電気代:10.9円 |
良い
気になる
本体幅(公称値) | 26.0cm |
---|---|
本体奥行(公称値) | 43.0cm |
本体高さ(公称値) | 65.0cm |
本体重量(公称値) | 12.5kg |
フィンの枚数 | 8枚 |
フィンの形状 | L字型 |
温度調節方式 | デジタルダイヤル式(5℃および10〜28℃) |
カバー付き | |
タイマー設定方法 | ダイヤル式 |
ハンガー対応 | 別売り |
脚の折りたたみ可能 | |
リモコン付き | |
過熱防止機能 | |
タイマー機能 | |
タイマー方式 | オン・オフタイマー |
24時間タイマー保存可能数 | |
省エネ機能 | |
マグネット式コード | |
転倒時自動オフ機能 | |
スマホ連携機能 | |
チャイルドロック機能 | |
温度調節可能 | |
人感センサー付き | |
キャスター付き | |
取っ手付き | |
メーカー保証期間 | 3年間 |
デロンギ アミカルド オイルヒーター RHJ35M0812DGをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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