今回検証したアイリスオーヤマのオイルヒーターの購入はおすすめしません。部屋全体はじんわりと暖かくなりますが、もう少し安全面への配慮が欲しいところ。過熱防止機能などは搭載しているものの、稼動中は本体が約80℃と高温になるため、触るとやけどの危険性があります。また、1時間あたりの電気代が23円と比較的安かったとはいえ、省エネ機能やタイマー機能がないのも残念でした。最低限の機能のみでリモコンもないので、あえて選ぶ理由はありません。安全性が高く機能も充実した、他の商品を検討してください。
山善のオイルヒーター DOL-J121は、コスパのよい商品を探している人におすすめです。オイルヒーターより速暖性の高いオイルレスヒーターながら、約2万円とお手頃価格で購入できます。比較したオイルレスヒーターは5万円以上と高価なものが多かったのに対し、こちらはリーズナブル。予算を抑えたい人にぴったりです。速暖性能は十分で、実際に室温12℃の部屋で稼動したところ平均27分で20℃まで上昇しました。比較したなかには約40分も要する商品もあったのに対し、こちらは「すぐ暖かくなる」との口コミどおりの結果です。よりスピーディに暖まった商品もありましたが、速暖性は比較的高いといえます。温度調整をしなくても、快適な室温をキープしやすい点もメリットです。20℃に達してから45分間の室温は、平均23.20℃を維持しました。ダイヤルを回すだけで温度やタイマーを調整できるデジタル式を採用しており、操作も簡単です。比較したボタン式の商品のように連打をする必要はありません。機能はオフタイマーのみですが、シンプルな商品がほしい人にはよいでしょう。安全機能も充実しています。転倒オフスイッチやチャイルドロックなどを搭載しており、安全性に配慮された設計です。「天面はかなり熱い」との口コミどおり、稼動中の天面は74℃と高めだったものの、側面は43.7℃と低めでやけどのリスクも低いでしょう。子どもがいる家庭でも使いやすいといえます。電気代を節約したい人にもおすすめです。運転が安定すると電気代は18.0円と高くなりましたが、使いはじめは5.6円に抑えられていました。ほかの暖房器具と併用すれば、光熱費を抑えられるでしょう。低価格で使い勝手のよい商品ですが、予算アップできるなら多機能なモデルも検討してみてくださいね。<おすすめの人>予算を抑えたい人素早く暖まるものがほしい人電気代を抑えたい人<おすすめできない人>細かいスケジュールを設定したい人
DeLonghi ヴェルティカルド オイルヒーター
デロンギのヴェルティカルド オイルヒーターは、6畳ほどの部屋が比較的スピーディに暖まるスタイリッシュな1台です。室温が20℃ある6畳の部屋で実際に使ってみると、1時間経っても25℃に達しない商品が多いなか、45分で部屋中央の温度が5℃上昇しました。「10畳の部屋が暖まらない」との口コミがありましたが、6~8畳であれば暖かさを実感できるでしょう。一方で、気になる電気代の評価はいまひとつ。強モードで運転した際の1時間あたりの電気代は31.86円と、比較した全商品の平均より約3円高め(執筆時点)です。エコモードや出力自動調整機能には非対応なので、節電したい場合は部屋が暖まったらモードを下げるなど工夫する必要があります。安全性については、転倒オフ・過熱防止など基本的な機能は搭載されていました。ただし、運転中のフィン周辺の温度は93.3℃と非常に高く、うっかり触れるとやけどする恐れも。チャイルドロック機能もないので、とくに小さな子どもがいる家庭では目を離さないよう注意してくださいね。機能面では、30分単位で設定できる24時間電子タイマーを搭載し、起床・就寝・外出・帰宅などに合わせて時間を設定できて便利です。ただ温度調整は6段階あるものの、具体的な数値で設定できない点が気になりました。価格は執筆時点で税込26,800円(公式サイト参照)。今回比較した商品のなかでは少し高めですが、デザイン性や暖まりやすさを重視する人には候補となるでしょう。電気代・機能性・安全性によりこだわるなら、ほかの商品を検討してみてください。
ユーレックス ヘリテイジヒーター EHT-M15QDSは、細かなタイマー操作やスケジュール設定ができるのは魅力ですが、暖まるまでに時間がかかるのがネック。実際にエコモードの22℃に設定して運転すると、冷え切った部屋が室温20℃に達するまで40分もかかりました。比較した同じオイルレスヒーターには20分ほどで20℃に達した商品もあったなか、「速く室温が上がった」との口コミは払拭できず。部屋をすぐに暖めたい人には不向きです。操作部はデジタルボタン式のため、タイマーや温度の設定の際にボタンを連打する必要があるのも惜しいところ。比較したダイヤル式の商品は回すだけで直感的に操作できたのに対し、「タイマー設定の方法が少しわずらわしい」との口コミにも頷けます。タイマーや温度を頻繁に変えて使いたい人は、操作にもたつくことがあるかもしれません。一方、機能性は高評価。比較した多くの商品にあったオフタイマーだけでなく、1時間ごとに室温を設定できる24時間のスケジューリング機能も搭載しています。平日と休日など2パターン登録でき、起床や帰宅・就寝時などライフスタイルにあわせて使えますよ。安全性に関する機能も充実しています。比較したなかには70℃を超える商品もありましたが、運転時の本体温度は上部で平均65℃・側面で平均48℃と熱くなりすぎず、うっかり触れてもやけどしにくいのが利点。転倒オフスイッチや過熱防止装置・チャイルドロックなど、子どもやペットがいる家庭でも使いやすい工夫が備わっていました。部屋が暖まってからの暖房性能も悪くありません。室温20℃に達したあと、45分間の室温は平均19.75℃とおおむね適温をキープでき、30分間の電気代も6.2円と控えめでした。比較した商品には電気代が18円を超えたものもあったなか、ほかの暖房器具で部屋を暖めたあとに使う暖房としては向いているでしょう。速暖性や操作のしやすさを求める人はほかの商品も検討してくださいね。<おすすめな人>細かなタイマー操作ができるモデルがほしい人電気代を抑えながら使いたい人<おすすめできない人>素早く部屋を暖められるものがほしい人直感的に操作できるものがほしい人
ユーレックス ヘリテイジヒーターは、起床後・帰宅直後に暖かく過ごしたい人におすすめです。比較した商品ではシンプルなオン・オフタイマーのみ備えているものが多かったのに対し、本製品は時間と温度を細かく指定できる「マイタイマー」つき。平日・休日の2パターンを登録できるので、起きる時間や起床時間が違う日も設定を変える必要がありません。部屋をより速く暖めると謳っているだけあり、暖房性能は優秀。最大温度である30℃に設定して30分運転した結果、床から高さ150cmの平均温度が28分で18℃を超えました。比較したユーレックスのオイルヒーターは30分経っても15℃に満たなかったことを思うと、速暖性に長けているといえます。安全面にも配慮。転倒時の自動オフ機能やチャイルドロックに加え、本体の側面にカバーがついています。サーモグラフィーの画像で見ても側面の温度があまり上がっていなかったので、万が一子どもが触ったとしても火傷のリスクが低いといえるでしょう。最大出力の1500Wで30分運転した結果、ワットチェッカーで確認した積載電気代は19.17円でした。比較した商品の平均は15.33円(※執筆時点)だったことを思うと、やや電気代が高くつきそうです。とはいえ、消費電力を300~1500Wの範囲で変更できるので、電気の無駄遣いは抑えられるでしょう。口コミどおり「タイマーの設定が手間」と感じる人もいそうですが、一度マイタイマーを設定すればほったらかしでも温度調整や省エネをしてくれます。生活リズムが一定の人にとっては使い勝手のよい1台なので、ぜひ候補に加えてみてください。
デロンギ アミカルド オイルヒーター RHJ35M0812DGは、メイン暖房として使用したい人におすすめです。実際に室温20℃の部屋で1時間運転したところ、平均で室温24.1℃・部屋の中央部では25.7℃まで上昇しました。比較した商品のなかには2~3℃の上昇にとどまったものも多くありましたが、立ち上がり・温度上昇ともにスピーディ。口コミで懸念された暖房性能の低さは感じられず、寒い日もしっかり暖まれるでしょう。さらに毎日長時間使用するメイン暖房としては注目したい、消費電力の検証でも高評価を獲得。1時間あたりの電気料金は比較した商品の平均値28.15円(執筆時点)よりも安い26.73円でした。自動で出力を下げる自動出力調整機能や、0.5〜2.0℃低めに運転するエコモードも搭載。電気料金についても、しっかりと抑えながら使用できそうです。また安全性能も非常に高く、運転中の本体温度は61.7℃と低めの口コミどおりの結果に。全体平均が81.6℃(執筆時点)というなか、かなり低い温度を維持できました。転倒防止機能・加熱防止機能・チャイルドロック機能と安全機能も充実しており、小さい子どものいるご家庭でも使いやすいでしょう。リモコンがないのが惜しいところですが、温度・タイマーのディスプレイノブを回すだけと操作も簡単で、メーカーの謳い文句どおりの使いやすさです。24時間先までのタイマー設定や1℃単位の温度調整で、起床時・帰宅時・就寝中とさまざまな場面で活躍しますよ。価格は執筆時点で税込36,800円(公式サイト参照)。比較した商品のなかではやや高価格帯ですが、そのぶん高い暖房性能や機能性を十分備えています。オイルヒーターをメイン暖房にしたい人はもちろん、エアコンと併用したい人もぜひ購入を検討してみてくださいね。
Dimplex オイルフリーヒーター BO1 ECR12は、部屋を素早く暖めるなど最小限の性能を備えた、リーズナブルなオイルレスヒーターをお探しの人におすすめです。今回、室温20℃の6畳の部屋で最大出力で運転したところ、たった35分で部屋の中央が5℃アップ。輻射熱と自然対流熱により、寒い部屋をスピーディに暖めますよ。ところが、1時間あたりの電気代は32.94円と高め。出力は1200・800・400Wの3段階で調整できますが、自動で温度や出力を下げる機能はありません。電気代が気になるときは手動で好みに切り替えましょう。エコモードなどの自動調整機能だけでなく、タイマーやチャイルドロックも搭載されておらず、便利とはいい難いのがネック。温度設定は5~30℃の範囲で調整できますが、目盛りがついていないため、何℃に設定しているのか把握しづらい印象です。しかし、機能がシンプルなだけに操作方法がわかりやすく、比較的リーズナブルなのはメリット。操作は本体正面に備わっているダイヤルを回すだけなので、説明書を見なくても直感的に扱えますよ。また、今回検証したオイルレスヒーターは60,000~70,000円ほどする商品もあったなか、本商品は公式サイトで税込21,780円(※執筆時点)と比較的安価です。とはいえ、比較したなかには暖房性能・機能性・使いやすさを兼ね備えた商品もありました。気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね!
コロナ オイルレスヒーター ノイルヒート DHS-1522は、スピーディに部屋を暖めることができて、直感的に操作できる使いやすい商品をお探しの人におすすめです。室温20℃に設定した6畳の部屋にて最大出力の1500Wで運転したところ、35分で部屋の中央の温度が5℃上昇しました。1時間経っても室温がほとんどかわらない商品もあったなか、本商品は速暖性が優秀といえます。ただし、自動温度調節機能が備わっていながらも約1,410Wの高出力のままほとんど変動しなかったため、1時間の電気代は38.07円と高め。設定温度に到達したら自動で温度を下げて運転するエコモードや、出力を抑えて運転するパワーセーブ設定を搭載しています。電気代が気になる人は、積極的に活用してみてください。一方、使いやすさはトップクラスの評価に。自動運転のオン・オフを24時間のなかで好みに設定でき、平日・休日などのようにスケジュールにあわせて3パターンまで登録できます。さらに、温度は8~28℃で細かく設定できるうえ、転倒オフ・過熱防止機能やチャイルドロックなど、安全性に配慮した機能も充実。これだけの機能を備えていながら、操作パネルが文字表記で、ひと目でどのボタンを押せばいいのかわかりやすいのもうれしいところです。説明書がなくても、直感的に扱えるでしょう。本体パネルと同じ操作ができるリモコンもついており、わざわざ本体に移動する必要がないので便利です。しかし、本体温度の検証では88.1℃と高めでした。とくに本体上部が高温で少しでも触れたらやけどになるリスクがあるので、運転中は触れないようにしましょう。小さな子どもがいる家庭で、より安全性に優れた商品がほしい人は、ほかの商品も検討してみてください。
YAMAZEN 温度センサー搭載オイルレスヒーター
山善の温度センサー搭載オイルレスヒーター DOL-J12は、価格を抑えながらできるだけ素早く部屋を暖めたい人におすすめです。「暖まるまで時間がかかる」との口コミもありましたが、実際に部屋の中で使用したところ、わずか30分で部屋の中心が25℃まで到達。1時間経っても室温が上がりにくい商品もあるなか、速暖性は優秀です。適用畳数が大きな商品と比べても上昇温度に差がなく、寒い日にもしっかり暖まるでしょう。転倒オフ機能やチャイルドロックも搭載し、安全性にも配慮されています。側面が高温になりやすいオイルヒーターのなかでは比較的温度上昇が抑えられており、一瞬手をついた程度ではやけどもしにくいでしょう。ただし、上部の温度は74℃と高温なので、お子さんが触れないよう注意してください。気がかりなのは電気代の高さ。自動出力調整機能やエコモードがないため、1時間後の電気代は32.94円と、全体平均より10円弱も高くなりました。毎日数時間使い続けるとかなりの差が出てくるため、手動での出力調整がおすすめです。価格は、執筆時点で18,800円(公式サイト参照)。速暖性に優れているうえ、5段階の温度調整や24時間タイマーなど基本的な機能も備えており、使い勝手のよい商品といえます。電気代を抑えて気兼ねなく使いたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
DeLonghi デジタルラディアント オイルヒーター
デロンギ デジタルラディアント オイルヒーター KHD410812は、電気代は抑えられますが、暖房性能の高さはあまり感じられませんでした。実際に使ったとき、10cmの平均上昇温度は2.62℃・150cmの平均上昇温度は8.12℃と、13℃以上温度上昇が見られたほかの商品に比べると温度上昇は緩やかです。本体のファン周辺が120℃とかなり高温になってしまったところもネック。使うときには注意が必要です。一方で実際に30分使ったときの電気代は15.66円と低く抑えられ、設定した温度より約0.5~2℃低い温度で運転可能なエコモードも搭載。比較した省エネ機能が非搭載の商品に比べて、ランニングコストを抑えて使用できるでしょう。転倒・過熱防止機能のような安全性への配慮も見られ、操作スイッチ周辺は27.9℃と低温にとどめられるところもメリット。チャイルドロック機能もついているので、非搭載の商品に比較して、子どもがいる家庭でも使いやすいですよ。自動で電源のオンオフが可能なタイマー機能つき。30分~24時間の範囲で設定でき、温度調節も5~28℃まで幅広くできます。オンオフタイマー機能がついていないほかの商品と比べて、使わないときは電源を切っておけるところも節電対策になりそうです。電気代を抑えて使いたい人向きの商品といえます。