ハリのあるコーティングで飛距離が出せると評判の山豊テグス PEストロング8。インターネット上では長く使えてコスパがよいと高評価の口コミが多い一方で、「すぐ毛羽立ちする」「強度がイマイチ」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、山豊テグス PEストロング8を含むPEライン全22商品を実際に使ってみて、直強力・耐摩耗性・使用感を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
山豊テグスのPEストロング8は、ハリのあるコーティング加工が魅力です。
ラインの表面はなめらかに仕上げられており、スプールやガイドに擦れる感覚はありません。糸鳴りはなく、キャスト時には飛距離も出せました。ロッドの先に絡まりにくいため、初心者にも扱いやすいといえます。
また、耐摩耗性も十分です。コーティングのおかげで毛羽立ちにくく、紙やすりへの擦りつけに平均で32回耐えられました。さらに直線方向の引っ張りに対して、破断までの平均負荷は8.7kgを記録。標準僅差も0.59と低かったことから、直強力も安定しています。
使い心地がよいうえに長持ちするので、シーバスなど大物を狙う人はぜひ検討してみてください。
実際に山豊テグス PEストロング8と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
山豊テグス PEストロング8よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
グローブライド
ルアーを飛ばしやすい!安定した直強力で大物狙いにおすすめ
山豊テグスは、昭和元年に創業した老舗の釣り糸専門メーカーです。淡水・磯釣りなどシチュエーションに応じて選べるよう、素材の異なるさまざまな釣り糸を製造しています。
今回ご紹介するPEストロング8は、低伸度かつナイロンよりも強度のあるスーパーPE素材を100%使用しているのが特徴です。
キャスト時の糸鳴りやガイドへの抵抗を減らすため、8本の原糸を真円に近い形状に編み上げています。
さらに操作性にこだわり、表面にコーティングを施すことで水切れのよさを追求しました。
ラインカラーには、夜釣りでも視認性の高い鮮やかなフラッシュレモンを採用。
狙った場所にルアーを投下しやすいよう、工夫されているのはうれしいですね。
号数は0.6〜4号まで展開しているので、アジやメバルなど釣りたい魚にあわせて選べます。
ラインの長さは、150・200mの2種類です。
今回は、山豊テグス PEストロング8を含むPEライン全22商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。なお、サイズは1号150mを使用しています。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:直強力
検証②:耐摩耗性
検証③:使用感
まず、直強力の検証です。
PEラインを引用試験機にて直線上に引っ張り、何kgの負荷で破断するかを測定します。今回は10回測定し、平均値が高い・品質のばらつきをしめす標準偏差が低いものを高評価としました。
実際に直線方向に力を加えると、平均8.7kgの負荷まで耐えられました。
さらに標準僅差は0.59に。検証した商品のなかには数値が0.8を超えるほどばらつきがあった商品もあったなかで、品質は安定しています。高い直強力を備えているため、シーバスやマゴチなど大物釣りにも問題なく対応可能です。
続いて、耐摩耗性の検証です。
PEラインに75gのおもりを結び、高速リサイクラーを使用して400番台の紙やすりに擦りつけます。高速リサイクラーのハンドル半回転分を1とし、何回で切れるかを測定しました。合計で3回検証し、平均値が高いものほど高評価としています。
紙やすりの擦りつけに平均32回耐えられ、耐摩耗性は良好でした。
コーティング加工により、毛羽立ちは生じにくい印象です。実際の釣りにもおいても、ラインは長持ちします。
最後に、使用感の検証です。
シーバスロッド96MLと30gのメタルジグ・17gのミノーを使用し、風速0.3m以下の環境で実際にキャストします。飛び方・スプールリングやガイドに擦れる感触があるか・巻く際に糸鳴りがするかの3点を軸に評価しました。
コーティングが強めに施されており、表面はつるつるとなめらかな質感です。
実際に海でキャストしてみると、ルアーは遠くまで飛んでいきました。スプール・ガイドをスムーズに通過し、糸鳴りも感じません。
細めなラインながらハリのある仕様。ロッドの先でも絡まりにくいでしょう。
モニターからも「ルアー操作がしやすい」と好評で、初心者にも向いているといえます。
最後に、ほかの特徴をもつ商品をご紹介します。
東レ・モノフィラメントのシーバスPE パワーゲームは、直強力の高さが魅力です。破断するまでの負荷は、平均で10.7kgを記録。品質のばらつきも非常に少なく、1号ラインとして性能はトップクラスでした。ノンコーティングによりしなやかに動かせ、海での使用感も申し分ありません。
シマノのピットブル 12は、12本編みながら耐摩耗性に優れています。紙やすりに擦りつけても毛羽立ちにくく、耐えた回数は平均で75回でした。表面のなめらかさに加えてしなやかさも兼ね備えており、快適に扱えます。どの検証でも高い性能を発揮したため、幅広い釣り人に向いていますよ。
編み数 | 8 |
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コーティングあり | 不明 |
検証時の平均強力 | 10.7kg |
検証時の標準偏差 | 0.37 |
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 平均8.5kg |
検証時の最大強力 | 11.3kg |
検証時の最小強力 | 10.1kg |
東レ シーバスPE パワーゲーム 1号 150mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 12 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 10.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.36 |
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 最大10.6kg |
検証時の最大強力 | 10.8kg |
検証時の最小強力 | 9.7kg |
シマノ ピットブル 12 1号 150mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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