強度・耐摩耗性・感度のどれも高いと謳うPEライン、ダイワ UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m 07303173。「しなやかでルアーの飛距離も出る」とインターネット上での評判はよいものの、本当に口コミどおりの商品なのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ダイワ UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m 07303173を含むPEライン全36商品を実際に使ってみて、直強力・耐摩耗性・使用感を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ダイワ UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m 07303173は、ランカーシーバスなどの大物を狙いたい人におすすめです。直強力を確かめるため引張試験機でまっすぐ引っ張ると、平均9.7kgの負荷で破断。比較した商品全体の平均値8.4kg(※執筆時点)を超え、謳い文句どおりの強度を発揮しました。
強度のばらつきも少なく、安定した強さが期待できます。表面にコーティングが施されており、400番の紙やすりによる摩擦に37回耐えられました。比較したなかには20回足らずで擦り切れた商品も多かったなか、摩擦に強いといえます。大物を釣り上げたい人にも重宝するでしょう。
表面が非常になめらかで、ルアーの飛びもスムーズ。比較した商品にはざらついた表面がルアーの失速につながるものがあったのに対し、メタルジグが平均95mと遠くまで飛びました。「しなやかでルアーの飛距離も出る」との口コミどおりの結果で、使用感は比較したなかでもトップレベルです。
ガイドに擦れる感触はなく、糸鳴りもほとんどしません。ハリが強いので、ルアーが水底に触れる感触がよく伝わり感度も高いといえます。12本編みだからこそ味わえる強さとしなやかさを、ぜひ体感してみてください。
そもそもPEラインとは、ポリエチレン(PE)素材を編んで作られた釣り糸のこと。ナイロンやフロロカーボンといった素材でできた釣り糸よりも伸びにくく、感度が高いのがメリットです。細くてしなやかなため、飛距離を出しやすいのも魅力でしょう。
今回ご紹介するUVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m 07303173もそのひとつです。販売元は多彩な釣り具を手掛けるダイワ(DAIWA)。シーバスブランド「モアザンシリーズ」における、12本編みPEラインのハイエンドモデルです。
ラインを潰れにくくするため、中央に隙間ができない「角打ち」という方法で12本の基糸を組み上げています。強度・耐摩耗性・感度を向上させるよう、繊維を凝縮しながら編むUVF加工や滑りをよくするEvo Silicone加工を採用しているのも特徴です。
ベースカラーはライムグリーン。10mごとにダークグリーン(10cm)・50mごとにライトブルー(15cm)のマーキングがされています。仕掛けの飛距離や水深を把握するのに便利ですよ。
号数は、0.6・0.8・1.0・1.2・1.5号の計5種類がラインナップ。長さは0.6号は150mのみ、0.8〜1.5号は150m・200mの2タイプから選べます。
PEラインは継ぎ足して使うとほどけやすいので、リールの糸巻量にぴったり合うものを購入しましょう。
PEラインは編み込む原糸の本数によって、4本編み・8本編み・12本編みと大きく3種類に分かれます。
編み数に比例して直強力・耐摩耗性・表面のなめらかさなどの性能は高くなりますが、そのぶん価格もアップ。そのため、予算と望む性能のバランス考慮しつつ選ぶことが大切です。
ラインの号数(太さ)は大きいほど強くなり、小さいほど高感度で飛距離を出せるのが特徴。PEラインの号数は強さと飛距離のバランスがとれるよう、対象魚や釣りの種類であらかじめ定番が決まっています。
合わない号数を選んでラインが切れる・釣りがしにくくなるといったトラブルを防ぐためにも、画像の表を参考に選んでみてください。
まずは、直強力の検証です。
各商品を引張試験機で直線に引っ張り、何kgの負荷で破断するか測定。10回分の測定結果の平均値の高さと、品質のばらつきをしめす標準偏差の低さを評価しました。
強度が高いとの謳い文句どおり、最大で10kgの負荷に耐えました。破断までの平均値は9.7kgで、比較した商品全体の平均である8.4kg(※執筆時点)を上回る結果に。切れにくい12本編みならではの実力を発揮しました。
強度のばらつきを示す標準偏差は0.22。比較した商品全体の平均標準偏差は0.43(※執筆時点)で、こちらも優秀です。安定した強さが期待できるので、ランカーシーバスなどの大物を狙いたい人にもおすすめです。
次は、耐摩耗性の検証です。75gのおもりを結んだ各商品を高速リサイクラーにセット。各商品を400番の紙やすりに擦りつけ、ハンドル半回転分を1としてラインが切れるまでの回数を測定しました。
その結果、切れるまでの回数は平均37回。比較したほかの商品には20回も耐えられなかったものが多かったなか、耐摩耗性も申し分ありません。
表面にコーティングが施されており、PEラインの弱点である擦り切れやすさをカバーできているといえます。簡単には切れないので心置きなくゲームを楽しめるでしょう。
最後は、使用感の検証です。風速0.3m以下の環境で、2種類のルアー(メタルジグ30g・ミノー17g)を投げて、飛び方・ガイドへの擦れ・巻いたときの糸鳴りなどをチェックしました。
結果、使い心地も比較したなかでトップレベル。表面がとてもなめらかで、ルアーがスムーズに飛びました。比較した商品にはざらつきのせいでルアーが失速するものもあったなか、メタルジグは平均95m・ミノーも55mと飛距離を出せています。
投げたときにガイドに擦れる感触はなく、糸鳴りもほとんどしません。ハリが強いので、ルアーが水底に触れる感触がよく伝わり感度も高め。魚の喰いつきが手元に伝わりやすいので、釣果につながるでしょう。
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ダイワ UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 1号 150m 07303173は、楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonなどのECサイトで購入できます。
サイトによってやや価格が異なるため、購入の際はリサーチしてみてください。
最後に、より摩擦に強かった商品をご紹介します。
PEライン選びに迷ったら、シマノ ピットブル 12 1号 150mをチェック。糸を横方向から均一に締め上げた12本編みで、10.2kgの負荷がかかるまで破断しない強度が目を惹きました。紙やすりの摩擦で切れるまでの回数は平均75回。直強力・耐摩耗性・使用感のすべてで高評価を得た一品です。
比較的手頃な8本編みで選ぶなら、ワイ・ジー・ケー XBRAID UPGRADE X8 1号 150mはいかがでしょう。400番の紙やすりで擦り切れるまで平均77回かかり、耐摩耗性に優れていました。直強力も破断までの平均値は9.1kgと高め。少し細めのつくりで、ほかのPEラインより失速しにくいのも魅力です。
編み数 | 12 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 10.2kg |
検証時の標準偏差 | 0.36 |
長さ | 150m |
---|---|
メーカー公表強力 | 最大10.6kg |
検証時の最大強力 | 10.8kg |
検証時の最小強力 | 9.7kg |
シマノ ピットブル 12 1号 150mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
編み数 | 8 |
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コーティングあり | |
検証時の平均強力 | 9.1kg |
検証時の標準偏差 | 0.61 |
長さ | 150m |
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メーカー公表強力 | 22lb |
検証時の最大強力 | 10.1kg |
検証時の最小強力 | 8.0kg |
エックスブレイド アップグレードX8 1号 150mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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