大きめサイズで広範囲に風を送れると評判の、ダイソー ハンディファン(スタンド付)。「スイッチが手前側にあり、操作しやすい」と高く評価される一方で、「角度調節機能はついていない」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のハンディファン・ハンディ扇風機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ハンディファン・ハンディ扇風機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
ダイソー ハンディファン(スタンド付)は携帯しやすさ・手頃な価格は魅力ですが、バッテリーの持ちはいまひとつです。実際に持続時間を計測したところ、最弱モードで4時間30分・最強モードで1時間20分と短め。メーカーの公称値どおりですが、比較した商品内では最強モードで2時間以上使えたものもありました。
機能面もシンプルで、「角度調節機能がついていない」との口コミどおり角度の調節はできません。卓上扇風機にできるスタンドは付属してますが、首かけストラップはなくハンズフリーで使えないのもネックです。運転音は最弱モードで50.3dB・最強モードで64.2dB大きめなため、屋内で使うと音量が気になる可能性があります。
一方で強めの風がしっかり届き、涼しさを感じられたのはメリットです。とくに最強モードの最大風速は、比較した全商品の平均である約3.8m/s(※執筆時点)を上回る4.9m/sを記録。首には当たらないものの、ファンが9.5cmと大きめなため顔には全体的に風が届きました。
スリムな形状で、持ち運び時にかさばらないのも利点。比較したなかでは奥行が4cm以下だと携帯しやすい傾向があったのに対し、本品はサイズは幅9.5×奥行3.8×高さ19.6cmと条件を満たしていました。小さなカバンにも入れて持ち歩けますよ。
公式サイトでの販売価格は税込770円(※執筆時点)と、比較した全商品のなかでもリーズナブルです。はじめてハンディファンを使う人でも手に取りやすいでしょう。とはいえバッテリーが長持ちしないなど懸念点もみられたため、長時間使いたい人はほかの商品もチェックしてみてください。
今回ご紹介するのは、100円ショップとしてお馴染みのダイソーから販売されているハンディファン。卓上扇風機としても使えるようスタンドが付属しており、本体のほかにスマートフォンを横向きで置けるのが特徴です。
風量は弱・中・強の3段階に調節が可能。1,200mAhのリチウムイオン電池を内蔵し、満充電までの充電時間は約3時間です。強モードで約1時間・中モードで約2時間・弱モードで約4時間30分の連続使用ができるとされています。
カラーはブラック・ホワイトの2色です。充電用のケーブルはセットに含まれていないので、別途用意しましょう。
今回はダイソー ハンディファン(スタンド付)を含む、人気のハンディファン・ハンディ扇風機を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ダイソー ハンディファン(スタンド付)を実際に使用したところ、気になった点が3つありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
まずバッテリーの持ちを確かめたところ、持続時間は最弱モードで4時間30分・最強モードで1時間20分と短めでした。比較した商品のうち最弱モードで6時間以上・最強モードで2時間以上使用できたものが多かったことをふまえると、バッテリーはあまり長持ちしません。
通勤・通学など短時間であれば充電切れの心配は少ないですが、フェスなど野外イベントで使いたい人には不向きといえます。
機能性も物足りませんでした。「角度調節機能がついていない」との口コミどおり、角度の調節はできません。首かけストラップも付属しておらず、使い方が限られるのもネック。アロマ機能もなく、モバイルバッテリーとしての使用も不可でした。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
しかし、スタンドが付属しているのはうれしいポイント。スタンドにはスマホを横向きに置けるスペースが設けられており、卓上扇風機として使用しながら動画の視聴などを楽しめるでしょう。
比較した商品内には、卓上時に電源が見えず操作時に裏返すなどの手間がかかるものもありましたが、本品は持ち手の正面側についています。机に置いたまま操作できるのは便利ですね。
運転音の大きさも気になります。実際に音量を計測すると最弱モードは50.3dB・最強モードは64.2dBと、比較した全商品の平均である最弱モード46.4dB・最強モード59.0dB(※執筆時点)を大きく上回りました。
とくに最強モードの音量はファミリーレストランの店内ほどの大きさ(参照:環境省)のため、室内で使用すると騒音に感じる可能性があります。
ダイソー ハンディファン(スタンド付)には気になる点がいくつかあった一方で、よい点もありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
強めの風がある程度広がり、涼しさを十分感じられました。実際に中心から上下左右に5cmずつマス目を区切り、合計の風速から風が届く範囲を調べたところ、最弱モードでは4.1m/s・最強モードでは13.9m/sを記録。首までは届きませんが、顔まわりには風がしっかり当たります。
検証ではファンが8cm以上だと広範囲に強風が届く傾向がありましたが、本品のファンも9.5cmと大きめです。とくに最強モードの最大風速は4.8m/sと、比較した全商品の平均約3.8m/s(※執筆時点)を超えました。外出時の暑さ軽減に役立つでしょう。
サイズが幅9.5×奥行3.8×高さ19.6cmと薄型で、携帯しやすいのも魅力です。比較した商品内では奥行が4cm以下だとカバンへの収まりがよい傾向がありましたが、本品は3.8cmとスリム。小さなカバンにも入れて持ち歩けます。
充電の接続端子はスマホなどと同じUSB type-C。電源ボタンは一度押すだけでオン・オフが切り替わります。カバン内で誤作動を起こす心配はありますが、サッと取り出してすぐに使えるのは便利ですね。
ここでは、ダイソー ハンディファン(スタンド付)とはまた違った魅力をもつ商品をご紹介します。どれを買うか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
エレスのiFan PortaSは、バッテリーの持ちがよいのが特徴です。実際に持続時間を計測したところ、最弱モードでは10時間・最強モードでは3時間6分とどちらのモードでも長く使えました。長時間の散歩やショッピングのときにも活躍します。
風量も強く、最大風速は最弱モードで2.6m/s・最強モードで4.9m/sを記録。顔全体に風が届くため、涼しさを感じられるでしょう。
サイズは幅9.0×奥行3.5×長さ19.8cmとコンパクトでカバンに入れやすいうえに、電源ボタンは長押しで操作します。カバン内で誤作動を起こす心配がないのはうれしいですね。
リズムのSilky Wind Mobile 3.1は、機能性を重視する人におすすめです。スタンドが内蔵されており、首部分を曲げれば卓上扇風機として活用できます。首の角度は0〜110度の範囲で調節可能。底面には滑り止めもついているため、倒れにくいでしょう。
首かけストラップも付属しており、ハンズフリーで使えるのも利点です。カラビナを用意すればカバンの外にも取りつけられ、カバン内の荷物を気にせず持ち運べます。さまざまなシーンで活躍しますよ。
リズム独自の2重反転ファンを搭載により、最強モードの最大風速は6.2m/sと強め。屋内はもちろん、屋外でも涼しさを十分感じられます。
ダイソー ハンディファン(スタンド付)は、全国にある実店舗や公式通販サイト「ダイソーネットストア」にて購入できます。なお、公式通販サイトでの販売価格は税込770円です(※執筆時点)。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
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