クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
履きジワを伸ばしアッパーの形をきれいに保てると謳うシューキーパー、クロケット&ジョーンズ（CROCKETT&JONES） 純正シューツリー。インターネット上の口コミでは「ぴったりハマる」と評判ですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
- 形状維持性能
- 吸湿性能
- 入れやすさ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のシューキーパーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、シューキーパー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
- はじめに結論！イギリス靴に使うならコレ！スムーズに入れられて、テンションのかかり方も良好
- クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーとは？
- 素材には軽量なライムウッドを使用。バネの力を利用したスプリング式
- 仕上げは職人による手作業。サイズは7種類から選べる
- 実際に使ってみてわかったクロケット&ジョーンズ 純正シューツリーの本当の実力！
- 形状維持性能は優秀。ぴったりハマりテンションのかかり方もよい
- 靴への出し入れは容易。つっかかることなくすんなり入れられた
- 吸湿性は上々。1時間で18%湿度が下がった
- クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーは、どこで売っている？
- シューキーパーはいつ入れればいいの？
- イギリス靴以外も履くことが多い人には、こちら！
はじめに結論！イギリス靴に使うならコレ！スムーズに入れられて、テンションのかかり方も良好
クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーは、形状維持力にこだわる人・イギリス靴に使いたい人におすすめです。革靴に入れた状態を確認した服飾ジャーナリストの飯野高広さんは、「汎用性が高く、かかとのおさまりもよい」とコメント。比較した商品内でも型崩れ防止効果が大きかった木製で、テンションのかかり方も良好です。イギリス製のため特にイギリス靴に向いています。
つま先とかかとをバネでつなぐスプリング式を採用し、つま先までテンションがかかりやすいのも魅力のひとつ。先端に切れ目のないフルラストなので、サイズ選びを間違えなければ「ぴったりハマる」との口コミどおり、高いフィット感を得られるでしょう。
吸湿性能も申し分ありません。湿度80%の空間に本品を入れたところ、1時間後には湿度が18%も低下しました。比較した結果、吸湿性が高かったのは木製のなかでもシダー材の商品でしたが、ライムウッドを採用した本品も大健闘。裏面には湿気を逃がすための通気孔もあり、カビや雑菌対策にも活躍しますよ。
靴への出し入れもスムーズです。比較したほかの商品には、バネが強すぎたり表面の仕上げが粗かったりして、うまく入れられなかったものも。本品は「約60度に折り曲げられて入れやすい」と謳っているだけあり、つっかからず入れられました。表面もなめらかで、飯野さんからは「すんなり入る」との声があがっています。
価格は税込30,000円（※執筆時点・公式サイト参照）と比較したなかでも高価。とはいえ大切な靴を長く愛用したいなら、用意しておきたいアイテムです。イギリス靴メインで使いたい人は、ぜひ本品を検討してみてください。
クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーとは？
そもそもシューキーパーとは、靴の型崩れを防止するためのアイテムです。ソールの反りを戻しアッパーのシワを伸ばすことで、割れや剥がれを防止します。木製のものなら、湿気を吸う効果も期待できますよ。
今回ご紹介するのは、イギリスを代表する革靴ブランドのひとつクロケット&ジョーンズ（CROCKETT&JONES）の純正シューツリー。シューケアブランドのDASCOを展開する、Dunkelman＆Sonが製造を手掛けています。
本品を使用することで、靴の歪みを抑え形を一定に保てるとアピール。シワが伸び、アッパーにワックスやクリームが塗りやすくなるのも利点です。靴内の汗や湿気を外へ逃がすため、裏面には湿気孔を装備。大切な靴を長く愛用するための工夫が詰まっています。
素材には軽量なライムウッドを使用。バネの力を利用したスプリング式
本体の材質には、軽さが特徴のライムウッドを使用。天然素材なので、製品によって木目が異なるのも楽しみのひとつです。
バネで繋がれたつま先とかかとは、約60度に折り曲がる設計。スムーズに靴に挿入できるとアピールしています。はじめにつま先を中にしっかり入れてから、かかとを押し込むのがポイントですよ。
つま先とかかとを繋ぐチューブの本数は2本。ツインチューブと呼ばれており、ほどよくテンションをかけられるのが特徴です。
- 価格｜税込30,000円（※執筆時点・公式オンラインショップ参照）
- 発売日｜-
- 本体材質｜ライムウッド
- 構造｜スプリング式
- スプリット｜フルラスト
- チューブの本数｜ダブル
- 金属材質｜ブラス
- 生産国｜イギリス
- 付属品｜不明
仕上げは職人による手作業。サイズは7種類から選べる
フォルムにもこだわりがあります。クロケット&ジョーンズのどの靴にもフィットするよう、甲の立ち上がり・ソールの反り・ヒールの丸みなどをカーブ状に設計。つま先のアッパーは若干丸みのあるカーブ状で、職人が手作業で丁寧に仕上げ作業を行うほどのこだわりです。
ブラス（真珠）で作られたノブとプレートも、デザインのポイントといえます。サイズは全部で7種類を展開。詳細は以下のとおりです。
＜サイズ一覧＞
- 5┃UKサイズ 5～5.5・日本サイズ 23～23.5cm
- 6┃UKサイズ 6～6.5・日本サイズ 24～24.5cm
- 7┃UKサイズ 7～7.5・日本サイズ 25～25.5cm
- 8┃UKサイズ 8～8.5・日本サイズ 26～26.5cm
- 9┃UKサイズ 9～9.5・日本サイズ 27～27.5cm
- 10┃UKサイズ 10～10.5・日本サイズ 28～28.5cm
- 11┃UKサイズ 11～11.5・日本サイズ 29～29.5cm
なお、本品は切り込みのないフルラストタイプなので、靴にきちんと合うサイズを選ぶことで、高い効果を発揮します。公式サイトやECサイトにサイズ表が記載されているので、十分に確認してくださいね。
実際に使ってみてわかったクロケット&ジョーンズ 純正シューツリーの本当の実力！
今回は、クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーを含むシューキーパー全28商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 形状維持性能
- 吸湿性能
- 入れやすさ
形状維持性能は優秀。ぴったりハマりテンションのかかり方もよい
最初は、形状維持性能の検証です。
実際に革靴にシューキーパーを入れ、服飾ジャーナリストである飯野高広さんにテンションのかかり具合は適切か・ソールの反りを抑える効果はあるかを確認していただきました。
形状維持性能は、比較したなかでもトップクラスの評価を獲得。服飾ジャーナリストの飯野高広さんからは、「汎用性の高い形状。かかともしっかりおさまる」とのコメントが寄せられています。「ぴったりハマる」との口コミにも納得です。
比較したところ、本品を含む木製のシューツリーは、靴底の反りや型崩れを防ぐ効果が高いことがわかりました。バネを利用したスプリング式で、テンションのかかり方も良好です。甲部は若干テンションがかかりにくい場合もありますが、気にするほどではないでしょう。
心配な人は、中心から外側に向けてカットされたサイドスプリットタイプを要チェック。本品のように切れ目のないフルラストと違い、甲を横方向にも伸ばせるのが利点です。
靴への出し入れは容易。つっかかることなくすんなり入れられた
続いては、入れやすさの検証です。
先ほどの検証と同様に服飾ジャーナリストの飯野高広さん協力のもと、実際にシューキーパーを革靴に入れ、出し入れがしやすいかをチェックしました。
靴への出し入れのしやすさも申し分ありません。服飾ジャーナリストの飯野高広さんからは「すんなりと入れられる」とのコメントが寄せられ、高評価を獲得しました。
比較したほかの商品には、バネが強すぎで挿入しづらいものも。その点本品は「約60度に折り曲げられて入れやすい」と謳うとおり、スムーズに挿入できます。無理な力で押し込む必要がないので、靴にもやさしいでしょう。
吸湿性は上々。1時間で18%湿度が下がった
最後は、吸湿性の検証です。
湿度80%の空間にシューキーパーを1時間放置。湿度の減少量から吸湿性を評価しました。
吸湿性能も十分です。80%あった湿度は、1時間後には62%まで下がりました。ライムウッドを使用した木製かつ、裏面に湿気孔を搭載していることで、湿気や汗を吸収する効果が高いといえます。
比較した木製商品のほとんどで十分な吸湿効果が見られましたが、なかでもシダー材を採用した商品は優れた吸湿性能を発揮。カビや雑菌の繁殖をできるかぎり避けたいなら、そちらもチェックしてみてください。
クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーは、どこで売っている？
クロケット&ジョーンズ 純正シューツリーは、公式オンラインショップで購入可能。ギフトラッピングにも対応しているので、大切な人への贈り物にもよいでしょう。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売されています。ポイントを使ってお得に購入するのもよいですね。ぜひチェックしてみてください。
シューキーパーはいつ入れればいいの？
シューキーパーをはじめて使う人は、いつ入れればよいか迷いますよね。結論からいうと、その人の体質や使い方次第です。汗をかきやすい人の場合は、脱いだあと一晩自然乾燥させてから入れたほうがよいでしょう。それほど汗をかかないなら、脱いだ直後でOKです。
また、たくさん歩いた日は靴にもシワがたくさんできるので、脱いだあとすぐに入れるのがおすすめ。雨の日に履いたときは、まず新聞紙を入れて水分を取ることのほうが大切です。ただしくシューキーパーを使って、お気に入りの靴を長く愛用したいですね。
イギリス靴以外も履くことが多い人には、こちら！
最後に、履く革靴のデザイン別におすすめの商品をご紹介します。
ヨーロッパ全般の靴を履く人は、LA CORDONNERIE ANGLAISEのバネ式シュートゥリーをチェック。インポート靴向けの細身かつかかとの小さいデザインが特徴です。テンションのかかり方もよく、高い形状維持性能が期待できます。ワックス塗装がされているため、靴にも入れやすいですよ。
ロングノースタイプの靴が好きなら、DASCOのシュートゥリーがおすすめ。長めの形状ですが、必要な箇所にはしっかりとテンションをかけられます。表面がなめらかで靴への出し入れもスムーズでした。ブナ材を使用しており吸湿性は上々。耐久性も期待でき、長く愛用できるでしょう。
| 本体素材 | 木（ブナ） |
|---|---|
| 種類 | バネ式 |
| スプリット | サイドスプリット |
| チューブの本数 | ダブル |
| 金属素材 | 鉄 |
| 生産国 | フランス共和国 |
| かかと部取っ手あり | |
| 付属品 | 不明 |
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| 本体素材 | 木（ライム） |
|---|---|
| 種類 | バネ式 |
| スプリット | サイドスプリット |
| チューブの本数 | シングル |
| 金属素材 | 不明 |
| 生産国 | 不明 |
| かかと部取っ手あり | |
| 付属品 | 不明 |
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