高画質撮影とダイレクトな操作性にこだわったネオ一眼、パナソニック LUMIX DC-FZ1000M2。インターネット上では「画質がきれい」と評判です。しかし、「本体が重い」という口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、パナソニック LUMIX DC-FZ1000M2を含むネオ一眼全9商品を実際に使って、オートフォーカスの優秀さ・画質のよさ・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
パナソニック LUMIX DC-FZ1000M2は、動きのある被写体をしっかり撮影したい人におすすめです。実際に動くおもちゃを撮影すると、オートフォーカスが機敏に反応。比較したなかには合焦率が80%を下回るものもあったなか、91%とかなり正確にピントが合いました。「狙った瞬間を逃さない」との謳い文句どおり、子どもの運動会や野鳥の撮影も楽しめそうです。
画質は「きれい」との口コミどおり。実際に撮影すると望遠・超望遠で被写体の質感をかなり細かく再現できました。広角の解像度も申し分ありません。暗い部屋では解像感・色再現性がやや損なわれましたが、ディテールの描写はまずまずでした。比較した一部商品のような大幅な画質低下は見られず、一般撮影では困ることはあまりなさそうです。
口コミで懸念されていた重さは、実際に撮影したモニターからは指摘されず。比較した商品には1,000gを超えていたものもあり、ネオ一眼としては特別重たくありません。「握る部分に余裕がない」と窮屈さを指摘する声はあったものの、「両手でも片手でも構えやすい」と握り心地も好評でした。ボタン類の操作性も良好です。
執筆時点でのECサイトの価格は9万円台。比較したなかには5万円台の商品もあるため、やや高めです。しかし、素早いオートフォーカスと、1型センサーならではの画質のよさは大きな魅力です。テーマパークのパレードなどで遠くの被写体をきれいに撮影したい人も、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
そもそもネオ一眼とは、高倍率のズームを搭載したコンパクトデジタルカメラ。望遠撮影が得意で、子どもの発表会や飛行機、野鳥など幅広いシーンの撮影を楽しめる点が魅力です。見た目は一眼レフのようですが、レンズが交換できないのでコンパクトデジタルカメラに分類されます。
今回ご紹介するパナソニック LUMIX DC-FZ1000M2は、家電製品を多く取り扱う電機メーカーのパナソニックから2019年に発売されたネオ一眼です。4Kフォトモード・4K動画撮影に対応。進化した4K性能で、狙った瞬間を逃さないと謳っています。
本体サイズは幅136.2×高さ97.2×奥行131.5mm(突起部を除く)。重量は約810g(メモリーカード、付属バッテリーパック含む)です。有効画素数は2,010万画素。撮影可能枚数は約360枚(CIPA規格)です。焦点距離は25〜400mmで、広角撮影から望遠撮影まで幅広いシーンを1台でカバーできます。
光学16倍ズームレンズと1.0型の大型センサーを搭載。F値2.8-4.0の明るい大口径レンズを使用しています。レンズ周辺部まで歪曲・収差を抑えて、高解像度を実現したとアピール。ファインダーには、高いコントラストと応答性を持った約236万ドットOLED(有機EL)を採用しています。タイムラグをなくし、動く被写体もしっかりとらえる作りです。
Bluetooth® 4.2を採用し、スマートフォンとかんたんにペアリングできます。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はパナソニック LUMIX DC-FZ1000M2を含む、ネオ一眼全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、オートフォーカスの優秀さの検証です。
外光の影響を受けない室内において、コース上を走るおもちゃの電車を10分間撮影。ピントの合焦率・フォーカスが迷った回数をチェックしました。
オートフォーカスは機敏さが際立ちました。比較した結果、レンズ一体式のカメラのほうが一般的なコントラストAFよりも初動が素早い傾向が。本商品もレンズ一体式を採用しており、高速に動きました。
ピント合わせに迷ったのは3回で、634回中579回も合焦。比較したなかには合焦率が80%以下の商品もあったなか、91%と高精度でピントが合いました。
オートフォーカス機能が優秀だと、望遠撮影でも動く被写体にしっかりとピントを合わせることができます。発表会やテーマパークのパレードなど、動きが速い被写体を撮影したいときにぴったりです。
次に、画質のよさの検証です。
外光を遮断した室内で、撮影条件や被写体を統一して撮影します。撮影した画像をチェックし、解像感・暗所耐性の2つの点から画質を評価しました。
望遠・超望遠では、糸や金属の質感をかなり細かく描写できました。広角でも解像度は良好で、不満に思うことはないでしょう。比較したなかには明るい色の被写体がにじむ商品もあったなか、口コミどおりの画質のよさが確認できました。
暗い部屋では解像感や色再現性がやや損なわれたものの、ディテールの描写はまずまずです。厳しい条件で検証を行ったため、普段の撮影ではそれほど気にならないでしょう。
比較した結果、本品のように大型の1型センサーを採用した商品は、多くの光を取り込み暗所・動体撮影に適している傾向がありました。夜のパレードなどを撮影したい人にぴったりです。
最後に、使い勝手のよさの検証です。
実際にカメラを使い、コンテンツ制作チームの5人が遠距離から被写体を撮影。カメラの握りやすさとズーム時の使いやすさの2点を確認しました。
撮影したメンバーからは「握る部分に余裕がない」「ズームでややもたつく」と、持つときの窮屈さが指摘されました。一方で、グリップは深く厚く作られていて「両手でも片手でもスムーズに構えられる」と好意的な意見もあがっています。
口コミで懸念された重さについて、メンバーから指摘はありません。比較した商品のなかには1,500g近い商品もあったなか、バッテリー込みの重さは810g。軽量とはいえませんが、比較したなかでは中間程度の重さでそれほど負担にならないでしょう。
コメントは一部抜粋
2019/03/23 発売
重量(バッテリー込み) | 810g |
---|---|
本体サイズ | 約136.2×約97.2×約131.5mm |
有効画素数 | 2010万画素 |
センサーサイズ | 1.0型 |
35mm判換算焦点距離 | 25-400mm |
F値 | F2.8-4 |
光学ズーム倍率 | 16倍 |
マニュアルフォーカス | |
タッチパネル | |
GPS機能 | |
撮影可能枚数 | モニター使用時約440枚|ファインダー使用時約290枚 |
最短撮影距離 | 1cm |
記録メディア | SDカード |
記録フォーマット | jpeg・RAW対応 |
シャッタースピード | 60〜1/16000秒、BULB |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
ISO感度 | ISO125-12800 |
ファインダー方式 | 電子式 |
内蔵メモリ | |
連写速度 | AF固定時約12コマ/秒|AF追従時約7コマ/秒 |
USB充電・給電 | 充電のみ可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 |
動画撮影機能 | 4K30p、 フルHD60p |
防水機能 | |
防塵機能 | |
耐衝撃機能 | |
耐低温性能 | |
自分撮り機能 |
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最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
ソニー Cyber-Shot RX10IV DSC-RX10M4は、予算を上げられるならぜひ検討したい一台。被写体の質感や模様、傷などディテールまで描写できるほど高画質でした。オートフォーカス機能は精度・追従性がともに高く、運動会やテーマパークのパレードの撮影にぴったりですよ。
パナソニックLUMIX FZ300 DMC-FZ300は、重量238gと軽いのが魅力です。オートフォーカスも機敏で、検証では合焦率は95%とほぼ迷わずピントを合わせられました。画質はそこそこですが、明るいシーンの写真中央の解像感は良好。取り回しがよく、子どもの運動会などでも重宝するでしょう。
重量(バッテリー込み) | 約1095g |
---|---|
本体サイズ | 132.5×94.0×145.0mm(レンズ先端からファインダーまで) |
有効画素数 | 2010万画素 |
センサーサイズ | 1.0型 |
35mm判換算焦点距離 | 24-600mm |
F値 | F2.4-4 |
光学ズーム倍率 | 25倍 |
マニュアルフォーカス | |
タッチパネル | |
GPS機能 | |
撮影可能枚数 | モニター使用時約400枚|ファインダー使用時約370枚 |
最短撮影距離 | 18cm |
記録メディア | SDカード、メモリースティック PRO デュオ |
記録フォーマット | jpeg・RAW対応 |
シャッタースピード | 30〜1/32000秒、BULB |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
ISO感度 | ISO 100-12800 |
ファインダー方式 | 電子式 |
内蔵メモリ | |
連写速度 | 約24コマ/秒 |
USB充電・給電 | 充電・給電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi対応 |
動画撮影機能 | 4K30p、 フルHD60p |
防水機能 | |
防塵機能 | |
耐衝撃機能 | |
耐低温性能 | |
自分撮り機能 |
ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量(バッテリー込み) | 691g |
---|---|
本体サイズ | 約131.6×91.5×117.1mm(突起部を除く) |
有効画素数 | 1210万画素 |
センサーサイズ | 1/2.3型 |
35mm判換算焦点距離 | 25-600mm |
F値 | F2.8 |
光学ズーム倍率 | 24倍 |
マニュアルフォーカス | |
タッチパネル | |
GPS機能 | |
撮影可能枚数 | モニター使用時約380枚|ファインダー使用時約360枚 |
最短撮影距離 | 1cm |
記録メディア | SDカード |
記録フォーマット | jpeg・RAW対応 |
シャッタースピード | 60〜1/16000秒、BULB |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
ISO感度 | ISO100-6400 |
ファインダー方式 | 電子式 |
内蔵メモリ | |
連写速度 | AF固定時約60コマ/秒|AF追従時約6コマ/秒 |
USB充電・給電 | 不明 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi対応 |
動画撮影機能 | 4K30p、 フルHD60p |
防水機能 | |
防塵機能 | |
耐衝撃機能 | |
耐低温性能 | |
自分撮り機能 |
パナソニック LUMIX DMC-FZ300をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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