照射範囲をカメラのように調整できると人気の釣り用ライト、ジェントス HW-X533H。インターネット上の口コミでは「広範囲で明るい」と評判です。一方で「思ったよりも明るくない」「少し重い」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ジェントス HW-X533Hを含む釣り用ライト全24商品を実際に使ってみてスポットモードの明るさ・ライトモードの明るさ・電池のもち・機能性・使い勝手・着け心地を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
5,100円
おすすめスコア
スポットモードの明るさ
ワイドモードの明るさ
機能性
使い勝手
着け心地
電池のもち
タイプ | ヘッドライト |
---|---|
明るさ(公称値) | Highモード:520ルーメン/Midモード:300ルーメン/Ecoモード:50ルーメン |
点灯モード種類 | スポット、ワイド |
電源タイプ | ハイブリッド式 |
良い
気になる
ジェントス HW-X533Hは、遠くの明るさを重視する人におすすめです。実際に14m先をスポットモードで照らしてみると、中心の明るさは比較した商品の平均である14.23ルクス(執筆時点)を超える21.1ルクスを記録。ぼんやりとした明るさの商品も多いなか、口コミに反ししっかり明るく照らせました。
ワイドモードの明るさも優秀です。14m先を広範囲に照らし、中心から4m横の明るさを測定したところ、全体平均と同じ1.67ルクス(執筆時点)をマーク。1ルクスに満たない商品もあったのに対し、「広範囲で明るい」との口コミどおり、高い評価を得ています。
3本のベルトとコンパクトな電池部で、着け心地も良好です。ベルトは柔らかく、ライトの裏にはパッドがついており、実際に使用したモニターからは「違和感なくフィットする」と好評でした。鉢巻タイプの商品と比較して圧迫感がなく、動いてもずれにくいのもよい点です。
使い勝手も高評価。光量のメモリー機能はありませんが、ワンタッチで消灯でき、段階式の光量調節でも面倒な操作がいりません。またハイブリッド式なので、充電池を使えば電池交換の手間を省けますよ。
3段階の光量調節や照射範囲のフォーカス機能・後部認識灯など、最低限の機能はついています。しかし、水中に光が届きにくい赤色LEDがついていないのが気になるところ。比較した商品には赤色LEDや電球色・など、シーンに合わせて使い分けられるものも多かったなか、やや物足りない機能性といえます。
また、電池のもちもいまひとつ。最大光量での連続点灯時間は約11時間と、全体平均の約33時間(執筆時点)と比べてもかなり短めです。ハイブリッド式の特性を活かして、予備の乾電池を準備しておくのがよいでしょう。
装着感がよく周囲を明るく照らせるのは利点ですが、機能性の少なさや電池持ちの低さなど気になる点がいくつか見受けられました。さまざまなシーンで使いたいなら、ほかの商品も検討してくださいね。
実際にジェントス HW-X533Hと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ジェントス HW-X533Hよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそも釣り用ライトとは、夜釣りの際に足元を照らしながらの移動や、手元での作業時に便利なアイテム。スマホのライトに比べ圧倒的に明るいのがメリットです。
ジェントスも、そんな夜釣りに欠かせない釣り用ライトを手がけるLEDライトメーカーです。アメリカにおける工業規格の標準化を行う機関・ANSIに準拠した正しいスペックの記載や、安全性に配慮した製品作りを行っています。
今回ご紹介するHW-X533Hは、高出力の明るさと照射範囲を自由にコントロールできるのが魅力の商品。釣りのほか、夜間の外仕事にも使えるライトです。
明るさの公称値は、Highモードで520ルーメン・Midモードで300ルーメン・Ecoモードで50ルーメンです。
ルーメン:明るさの単位。数値が高いほど光量が多く明るい
点灯モードは、スポットモードとワイドモードの2種類。レバーを操作することでスポットからワイドまで無段階に調節できる、フォーカスコントロール機能がついています。
本体サイズは、ヘッド部が約幅7.31×奥行3.88×高さ5.28cm・重量は電池込みで185g。公表されている連続点灯時間は最大20時間、照射距離は最大約187mです。
電源タイプは、付属の充電池と乾電池の両方使えるハイブリッド式。充電時間は約2.5時間で、Micro USB Type-Bを使用できます。チャージングインジケーターがついているため、充電状態をランプの色でひと目でわかるのも利点です。
保証期間は購入日から1年間。なお、付属品には以下のものが同梱されています。
<付属品>
今回はジェントス HW-X533Hを含む、釣り用ライト全24商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
スポットモードの明るさは平均15.60ルクスと、上位に食い込み高評価を獲得。比較したなかには3か所の平均が10ルクスに満たない商品も多くあり、こちらは優秀な成績をおさめています。
全商品の3か所の平均値は、中心が14.23・中心から1m下が9.27・中心から2m横が4.33ルクス(執筆時点)。対して、本商品の明るさは中心21.1・1m下17.29・2m横8.4ルクスと、3か所すべてで上回る結果に。「思ったほど明るくない」との口コミに反して、14m先もしっかり照らせているといえます。
ワイドモードの明るさも高い評価を得ました。14m先の中心から4m横の明るさは1.67ルクスで、比較した全商品の平均(執筆時点)1.67ルクスと並びます。0.06ルクスしかない商品もあったことを考えれば、優秀な成績といえるでしょう。
口コミでも「広範囲で明るい」とあるように、光を拡散して近くをまんべんなく照らしている印象です。足元や近くの釣り場の様子をうかがうときに役立ちますよ。
次に、本商品を最大光量で連続点灯させ、完全に消灯するまでの時間を測定し電池のもちを検証しました。なお、ブーストは使用せず、84時間経過した時点で検証を打ち止めにしています。
結果は、専用充電池を使って連続点灯11時間と、やや不満が残りました。比較したなかには84時間もった商品も複数あったのに対し、こちらは評価が伸び悩む結果に。検証では充電池式より乾電池式のほうが、電池のもちがよい傾向にあることがわかりました。
本商品は充電池と乾電池の両方が使えるハイブリッド式です。その特性を活かして乾電池を予備で持っていくか、釣行(ちょうこう)ごとに充電しておくとよいでしょう。
次に、機能性と使い勝手の検証です。
機能が豊富なものほど高評価とし、使い勝手として、消灯までのスムーズさ・モード切替のしやすさ・光量メモリー機能・充電や電池交換のしやすさを実際に触りながら評価しました。
機能性はそこそこの評価。機能数は多くないものの、後部認識灯がついている点は魅力です。暗闇でも周囲に存在を知らせるので、入水したまま釣りを楽しむウェーディングをする際に役立ちます。IP64相当の防水機能で、波しぶき程度なら問題なく使えるでしょう。
ただし、赤色LEDがついていない点は気になりました。検証してみると、水中に光が届きにくい赤色LEDの有無は、釣果に影響が。比較したなかの上位商品のほとんどに赤色LEDが搭載されており、未搭載の本商品は評価が伸び悩む結果になりました。
なお、詳細は以下のとおりです。
スイッチを1回押すだけで消灯でき、使い勝手も良好です。光量調節は3段階ですが、何回もスイッチを押す必要がないので、もたつくこともありません。
充電池が使えるため、電池交換時に電池ケースのツメを外したり、ひねってキャップを開けたりする手間がいらないのもメリット。一方で、消灯しても光量を記憶できるメモリー機能がなく、点灯のたびに設定し直す必要がある点は注意しておきましょう。
最後に、着け心地の検証です。
男女5名のモニターに釣り用ライトを頭部に装着してもらい、「ベルト・ライト・電池部の感触」「重量感」「フィット感」の3つの観点から総合的に評価しました。
ベルト・前面・後ろのバッテリー部の当たる感触は高評価。ベルトは柔らかめでライト裏にはパッドがついており、「痛みや異物感なく装着できる」と、モニター5名中4名から満足の声が上がりました。
安定感を重視するなら、ベルトの本数は3本がおすすめです。頭頂部のベルトで補強することで、2本のものよりもしっかりとホールドできます。比較した商品には2本のベルトで強い圧迫感を感じるものもあったなか、3本タイプの本商品は締めつけを気にせず装着できるでしょう。
<ベルト・前面・後ろのバッテリー部の当たる感触についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
重量感もフィット感も優秀です。口コミには「少し重い」とありましたが、実際に使用したモニターからは「バッテリーの重さをまったく感じない」との声が多く聞こえました。
検証してみると、電池部がベルト幅に近い大きさだと頭をふってもずれにくい傾向がありました。本商品も電池部がそれほど大きくないうえ、滑り止めもついており、頭にしっかりフィットしている印象です。モニターからも「ライトもバッテリーもしっかり固定されている感覚」と全員から好評でした。
<重量感・フィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
タイプ | ヘッドライト |
---|---|
明るさ(公称値) | Highモード:520ルーメン/Midモード:300ルーメン/Ecoモード:50ルーメン |
点灯モード種類 | スポット、ワイド |
電源タイプ | ハイブリッド式 |
良い
気になる
使用光源 | 高輝度チップタイプ白色×1 |
---|---|
幅 | ヘッド部:約7.31cm/電池ボックス:約8.48cm |
奥行 | ヘッド部:約3.88cm/電池ボックス:約3.04cm |
高さ | ヘッド部:約5.28cm/電池ボックス:約5.38cm |
使用可能な電池 | 単3形、充電池 |
電池本数 | 3本 |
連続点灯時間(公称値) | Highモード:6時間/Midモード:10時間/Ecoモード:20時間 |
連続点灯時間(実測値) | 約11時間 |
照射距離 | 約187m(最大時) |
センサー機能 | |
角度調節可能 | |
保証期間 | 購入日より1年間 |
ロック機能 | |
メモリー機能 | |
後部認識灯付き |
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ジェントス HW-X533Hは、Yahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonで購入できます。値段は取扱店舗によって異なるので、少しでもお得に買えるようにリサーチしてみてください。
また、充電用のUSB ACアダプターは、付属していません。パソコン等のUSBポート以外でも充電したい場合は、別売りのACアダプターが公式オンラインショップより購入できます。
夜釣りの際に重要な、2つのマナーを紹介します。
1つ目は、ほかの釣り人がいるときは、水面を照らさないのが鉄則。光で魚が逃げてしまうため、釣りの邪魔になります。水中を確認したいときは、周りに人がいないことを確認しましょう。
2つ目は、人にライトを向けないこと。想像以上に暗闇のなかでのライトは明るく、顔に向けられると視界をさえぎってしまいます。安全にも関わるので、注意しましょう。
ただし、釣り人がいないことを確認したら釣行の最後に水面を照らしてみるのもよいでしょう。プロアングラーによると、「水中の様子を確認することで、なぜ釣れたのか、釣れなかったのかがわかるようになる」とのこと。釣りを上達させたい人は、試してみてくださいね。
最後に、多彩な機能性を持った商品を紹介します。
充電式で機能性の高い釣り用ライトなら、富士灯器のZEXUS ZX-R730がおすすめです。光量は無段階で調整できるほか、電球色と赤色LEDを搭載。魚にプレッシャーをあまり与えずに手元で作業が行えます。メモリー機能もついているので、自分好みの明るさに設定したまま使えますよ。
多彩な機能にこだわるなら、富士灯器のZEXUS ZX-S700もチェック。点灯モードが豊富にあり、ブースト・電球色・赤色LEDなど、シーンに合わせて使えます。電池持ちも最大光量で約74時間と非常に長いのも魅力。防水性能もIPX5と高く、天候を気にせず釣りを楽しみたい人にぴったりです。
タイプ | ヘッドライト |
---|---|
明るさ(公称値) | メインLED+電球色LED8灯:約1200ルーメン/メインLED:約980ルーメン/電球色LED8灯:約325ルーメン/赤色LED:約15ルーメン |
点灯モード種類 | スポット、ワイド、ブースト、電球色、赤色LED |
電源タイプ | 充電池式 |
良い
気になる
使用光源 | SUPER LED 白色×1、高性能チップ LED 電球色×8、高性能チップ LED 赤色×1 |
---|---|
幅 | ヘッドライト:約7.0cm、電池ボックス:約9.2cm |
奥行 | ヘッドライト:約3.7cm、電池ボックス:約3.3cm |
高さ | ヘッドライト:約4.2cm、電池ボックス:約3.8cm |
使用可能な電池 | ZR-02 リチウムイオン充電池 |
電池本数 | |
連続点灯時間(公称値) | メインLED:約6〜35時間(100%〜10%)/サブLED電球色:約15時間/赤色:約80時間 |
連続点灯時間(実測値) | 約55時間 |
照射距離 | 約200m |
センサー機能 | |
角度調節可能 | |
保証期間 | 購入日より1年間 |
ロック機能 | |
メモリー機能 | |
後部認識灯付き |
富士灯器 ゼクサス ZX-R730 (充電タイプ)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | ヘッドライト |
---|---|
明るさ(公称値) | 約800ルーメン |
点灯モード種類 | スポット、ワイド、ブースト、ダブル、電球色、赤色LED |
電源タイプ | 乾電池式 |
良い
気になる
使用光源 | SUPER LED 白色×2、高輝度直径5mm LED 電球色×2、高輝度直径5mm LED 赤色×2 |
---|---|
幅 | ヘッドライト:約8.5cm、電池ボックス:約8.0cm |
奥行 | ヘッドライト:約4.0cm、電池ボックス:約4.0cm |
高さ | ヘッドライト:約4.0cm、電池ボックス:約5.5cm |
使用可能な電池 | 単3形 |
電池本数 | 4本 |
連続点灯時間(公称値) | メインLED: 約5~38時間(100%~10%) |
連続点灯時間(実測値) | 約74時間 |
照射距離 | 約200m(100%時) |
センサー機能 | |
角度調節可能 | |
保証期間 | 購入日より1年間 |
ロック機能 | |
メモリー機能 | |
後部認識灯付き |
ゼクサス ZX-S700をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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