KAIHOU KHPTV101Rをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
スタンド・車載・吊り下げの3WAYで使用できるのが特徴の、KAIHOU（カイホウ） KHPTV101R。インターネット上の口コミをみてみると、「画質が少し粗い」「画面・音声が一瞬止まる」などの気になる評判もあり、購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、KAIHOU KHPTV101Rを含むポータブルテレビ11商品を実際に使ってみて、画質・音質・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2021年04月までの情報です
【総評】画質・音質ともにいまひとつだが、0.6kgと軽く持ち運びしやすい
今回検証したKAIHOUのポータブルテレビは、快適に映像を楽しみたい方にはおすすめできません。
画質は粗さが際立ち、映像のなめらかさに欠けました。発色も全体的に白っぽく、濃淡のバランスも不自然に感じます。音声についても迫力や臨場がなく、音がこもりがちでした。
また、防水機能・映像配信に対応していないのもデメリット。お風呂やキッチンで使いたい方にはおすすめできません。さらに、再生時間が約1.5時間と短い点でも評価を落としてしまいました。
一方、重量が0.6kgと非常に軽い点は魅力。また録画機能も付いているので、旅行などの外出先で手軽に使用したい方には向いています。しかし、画質・音質を重視する方や、より機能にこだわる方は、他の商品もチェックしてみてくださいね。
KAIHOU KHPTV101Rとは
カー用品から電気ケトルなどの生活家電まで取り扱う電気機器メーカー、KAIHOU（カイホウ）。今回ご紹介するのは、ワンセグ・フルセグ両方に対応したポータブルテレビです。
画面サイズは10.1インチと、一般的なタブレットとほぼ同等の大きさ。屋内外問わず使いやすいサイズ感がうれしいですね。
本体には可動式のスタンドを採用しており、3WAYで使用できるのが最大の特徴。
テーブルの上に置いて使えるのはもちろん、壁に吊り下げることも可能です。さらに付属の車載用バッグを使用すれば、座席シートの頭部にも設置できます。
電源は、AC・DC・バッテリーの3タイプ。
イヤホンも付属しているので、時間や場所を気にせずテレビを楽しめますよ。
実際に使ってみてわかったKAIHOU KHPTV101Rの本当の実力！
今回は、KAIHOU KHPTV101Rを含むポータブルテレビ全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1～5点の評価をつけています。
検証①：画質
検証②：音質
検証③：使いやすさ
検証① 画質
最初は、画質の検証です。
mybestのスタッフ3名が、本商品の画質をチェック。画質の安定感・コントラストの2点に着目して、評価を行いました。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
- ほとんどまともに映像視聴ができず、著しくストレスを感じる
- 精細さに欠け、見ていてストレスを感じる
- ストレスがないわけではないが、安定感・画質ともに平均点
- 満点には達しないものの、ストレスをほとんど感じない
- 映像が安定しており、ノイズなく精細な画質
画質が若干粗く、輪郭がぼやける。全体的に発色が白っぽい
画質は2.9点と、残念ながら水準を下回る結果です。
映像のなめらかさに欠け、画質の粗さ・カクツキが目立ちます。また、輪郭がはっきりとせず曖昧なのもマイナスポイント。コントラストも全体的に白っぽい発色で、濃淡のバランスが不自然に感じました。高画質を求める方にはおすすめできません。
検証② 音質
続いて、音質の検証です。
mybestのスタッフが実際に各商品を使い、音声の聞き取りやすさ・立体感・迫力をチェック。総合的に音質を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- ストレスを感じるほど音質に違和感がある
- 音声がこもって聞こえるなど、立体感・迫力に欠ける
- 音声の聞き取り・立体感・迫力それぞれ平均点
- 聞き取りやすさ・立体感・迫力ともにまずまずの音質
- 聞き取りやすい音声で、立体感・迫力に優れている
音声がこもりがちで聞き取りにくい。臨場感・迫力に欠ける
音質の評価は3.3点と伸び悩みました。
スピーカーが本体の背面に設置されているため、音の通りがいまひとつ。音声に広がりがなく、こもったように感じました。また臨場感や迫力にも欠け、聞き取りやすいとはいえません。
検証③ 使いやすさ
最後は、使いやすさの検証です。
各ポータブルテレビの機能について、防水性能・映像配信対応・重量・録画機能・連続再生時間・充電時間をチェックし、使いやすさを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 付加価値機能がない
- 僅かに付加価値機能が搭載されている
- 付加価値機能を備えている
- 全てではないが付加価値機能を多く備えている
- あると有用な付加価値機能を全て備えている
防水・映像配信には対応していないが、0.6kgと非常に軽い
使いやすさは3.8点と平均レベルです。
防水機能が搭載されておらず、映像配信にも非対応。また再生時間も約1.5時間と短く、一度使用したら充電する必要があります。
しかし、外付けHDD・USBに録画できる点は好印象です。また重量が0.6kgと非常に軽量なため、携行性に優れている点が評価されました。
画質や音質・防水性能にこだわる方は、こちらの商品がおすすめ
KAIHOUのKHPTV101Rは、画質・音質を重視する方にはおすすめできません。最後に、他のおすすめ商品をご紹介します。
画質・音質のよさを重視する方は、パナソニックのプライベート・ビエラがおすすめです。映像処理能力が高く、濃淡が出やすい箇所も自然な色合いで再現。音質も聞き取りやすく、通常のテレビ視聴と変わらないほど高性能です。快適な画像・音質を満喫できますよ。
シャープのポータブル液晶テレビは、お風呂やキッチンなどの水回りでも使用できます。防水性能IPX7を備え、再生時間が3.7時間と長いのも魅力です。画質は視野角が広く、スピーカーが前面に配置されているため音質も良好。持ち手付きで部屋間の移動も楽ちんです。
パナソニックプライベート・ビエラ ｜ UN-15CTD10-K
| 重量 | 1.5kg |
|---|---|
| 画面サイズ | 15インチ |
| 連続再生時間 | 約3時間 |
- ワンセグ対応
- 不明
- フルセグ対応
- 不明
- 受信可能放送
- 地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル
| 画素数 | 1354×760 |
|---|---|
| チューナー | 分離型 |
| 電源 | DCアダプター、内蔵バッテリー、充電池 |
| 防水性能 | IPX7 |
| 録画機能 | 内蔵HDD録画、外付けHDD録画 |
| タッチパネル操作 | |
| リモコン操作 | |
| ブルーレイ・DVD再生 | |
| Wi-Fi対応 |
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