角煮やロールキャベツなどのじっくり煮込むメニューも短時間で作れると謳う、シロカ 電気圧力鍋 SP-D131。「食材が柔らかく仕上がる」「操作が簡単で使いやすい」と評判です。しかし、「操作に慣れが必要」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の東芝や山善などの電気圧力鍋とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、電気圧力鍋選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2024年03月までの情報です
シロカ 電気圧力鍋 SP-D131は、料理の時短につながるコンパクトな1台をお探しの人におすすめです。豚の角煮を作るのにかかった時間はわずか35分で、比較した全商品の平均値71分(※執筆時間)を大きく下回りました。仕事で帰りが遅い人や、料理を手早く済ませて自分の時間を確保したい人に重宝しますよ。
おいしさの評価も上々です。実食したモニターからは特にイワシの煮付けが好評で、「味がしっかりしていて白米が食べたくなる」などの声があがりました。豚の角煮は味の薄さと筋が気になったものの、箸で切れるほど柔らか。「食材が柔らかく仕上がる」との口コミにも納得です。
保温に加えて再加熱機能もあり、料理が冷めても手軽にあたため直しできるのも利点。付属のレシピには62のメニューが掲載されています。ただ手動調理は圧力・スローメニューだけで、予約調理も白米・玄米炊飯のみ。おかずも予約したいなら、「東芝 電気圧力鍋 RCP-30R」のように全自動メニューを予約できる商品も要チェックです。
「操作が簡単で使いやすい」との口コミどおり、ボタンが少なく操作はシンプル。フタはスライド式で取り外し可能です。本体の幅は22cm・重量2.7kgと、比較したほかの商品と比べて軽量&コンパクトな点も見逃せません。とはいえ、トロけるような口当たりや機能性にこだわる人は、ほかの商品も検討してみてください。
そもそも電気圧力鍋とは、食材を入れてスイッチを押すだけで圧力調理ができる調理家電。火を使わないので火力を調節する必要がなく、調理中にほかの家事をしたり子どもと遊んだりと、時間を有効活用できるのがメリットです。
今回ご紹介するシロカ 電気圧力鍋 SP-D131もそのひとつ。加熱方式には電熱ヒーターを使うマイコン式を採用し、消費電力は700Wです。ころんとしたルックスがかわいらしく、カラーはレッド・ホワイト・ブラウン・ブラックからキッチンにマッチするものを選べますよ。
販売元のシロカは、2000年創業の家電メーカーです。電気圧力鍋などのキッチン家電のほか、扇風機・アイロンなどデザイン性にもこだわったさまざまな家電を販売しています。
カレーや肉じゃがなどの煮込み料理のほか、蒸し料理・無水調理・スロー料理・炊飯・温め直しにも対応。1台6役の優れものです。豚の角煮やポトフなど8種類の自動調理メニューも搭載し、食材を入れてボタンを押すだけでサッと作れるのも便利ですよ。
使いやすさにもこだわり、表示画面はシンプルかつ大きく設計。フタは取り外して洗えるので、清潔に使い続けたい人にも重宝するでしょう。付属品は以下のとおりです。
<付属品>
まずは、料理のおいしさの検証です。
各メーカーが出しているレシピブックの情報を参考に、豚の角煮・イワシの煮付けを作ってモニター5名が実食。柔らかさ・水分量・味の染み込み具合などをチェックしました。
実際に豚の角煮を作ると、味は薄めだったものの柔らかく仕上がりました。試食したモニターは「肉の旨味を引き出せている」「力を入れずとも噛み切れる」などとコメント。「お箸でも問題なく切れる」との声もあり、総合的なおいしさは上々です。
比較した結果、容器全体に熱が加わるIH式と比べて、マイコン式は加熱ムラが起きやすい傾向がありました。本品はマイコン式ながら、「食材が柔らかく仕上がる」という口コミどおりの仕上がりが期待できます。
ただモニターの多くが「やや筋っぽさがある」と指摘しており、トロけるような柔らかさが好みの人には物足りない可能性も。ホロッと崩れるような仕上がりを求めるなら、「山善 マイコン電気圧力鍋 YPCB-M220」のような上位商品も要チェックです。
<味の染み込み具合についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<柔らかさについてのモニターコメント>
コメント一部抜粋
イワシの煮付けの仕上がりは優秀です。試食すると、味がしっかり染みておりご飯を食べたくなるようなおいしさでした。モニターからは「味がしっかりしている」「ふわっとしていてとても柔らかい」など満足のコメントが多数集まっています。
骨の柔らかさも十分。コリコリとした食感は残ったので、比較した骨がまったく気にならない商品には及びませんが、十分おいしく食べられる硬さです。「骨の食感がアクセントになる」との意見も寄せられました。
口の中がパサつかずしっとり感もあり、「身の細部まで水分を失っていない」「ジューシーで満足感がある」との声も。魚の煮付けが好きな人に大活躍しそうです。
<味の染み込み具合についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<柔らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、使いやすさの検証です。フタやパーツの表示は見やすく、スイッチ操作はしやすいか、取扱説明書はわかりやすいかなどを確認。快適に使用できるものを高評価としました。
続けて、完成するまでの早さの検証です。公式レシピどおりに豚角煮を調理し、完成までの時間が早いものほど高評価としました。なお、調理開始から減圧までを含む時間を調理時間としています。
使いやすさも良好。操作はボタンで行うタイプですが、ボタンの数が少なく楽に扱えました。説明書がイラストつきで丁寧なうえ、各メニューが表記されているのもよい点です。「操作が簡単で使いやすい」との評判にも納得の結果でした。
また、フタはスライド式で取り外しもでき、内鍋・内ブタは洗剤で洗えます。圧力調整おもり・圧力表示ピンも取り外し可能で、掃除もしやすいですよ。比較したプッシュ式のフタを採用したモデルより洗浄しやすく、衛生的に使いたい人にも向いています。
ただし、できあがりまでのカウントダウンは、減圧を含まない時間表示なので注意が必要。レシピブックに加圧時間の記載はあるものの、全体の調理時間は書かれていませんでした。「操作に慣れが必要」との口コミもありますが、使っているうちにスムーズに操作できるようになるでしょう。
料理ができあがるまでのスピードは非常に優秀です。豚の角煮は35分で仕上がり、比較した全商品の平均71分(※執筆時点)の半分以下で済みました。
総合評価で上位を獲得したほかの商品に比べても、料理が完成するまでの早さは引けをとりません。仕事が忙しい人や、料理を手早く済ませて自分の趣味の時間を楽しみたい人にぴったりです。
最後に、便利な機能の検証です。
保温機能がついているか、再加熱・温め機能がついているか、予約調理機能がついているかなどを確認して評価しました。
プラスαの機能も比較的充実しています。リサーチすると、時間が経っても作った料理をあたたかく食べられる、保温・再加熱機能を搭載していました。レシピブックには62ものメニューが掲載されており、飽きることなくさまざまな料理を作れるのもうれしい点です。
一方で、手動調理が圧力調理・スロー調理のみなのは惜しい点です。予約調理機能もありますが、対応しているのは白米・玄米の炊飯のみ。比較した「東芝 電気圧力鍋 RCP-30R」は、搭載した自動調理メニュー10個すべてが予約調理可能でした。おかずも予約調理で作りたい場合は、こちらもあわせて検討するとよいでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
17,446円
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ポイント:176円相当
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電気圧力鍋を使用する際は、必ず最大調理量を守りましょう。通常のメニューは鍋の深さの2/3以下に、麺や豆類は1/3以下に収めてください。また、粘り気のあるカレーやシチューは半分以下の量が目安。量を超えると吹きこぼれや故障の原因になります。最低調理量が規定されている場合もあるので、取扱説明書で確認してください。
調理後は、中性洗剤とぬるま湯で内鍋・内ブタ・ゴムパッキンなどを洗いましょう。汚れたままでは、蒸気漏れが起きるおそれがあります。金属製たわしや漂白剤は避けてくださいね。
圧力調整おもりは流水で洗浄し、完全に乾燥させます。圧力表示ピンやノズル(圧力調整弁)のお手入れは、つまようじを使ってゴミを取り除くのがおすすめです。清掃後は取りつけ忘れないよう注意しましょう。
最後に、便利機能が充実していて、快適に使える商品をご紹介します。
自分好みに細かく設定したい人には、ショップジャパン クッキングプロ V2がおすすめ。調理法・加圧時間・圧力レベルなどを細かく調整でき、こだわりの料理を作りたい人にも適しています。予約調理できるメニューも32個と多く、仕事帰りにすぐあたたかい料理を楽しめますよ。
料理の仕上がりのよさにもこだわるなら、東芝 電気圧力鍋 RCP-30Rにも要注目。豚の角煮・イワシの煮付けともに味が染みてジューシーに仕上がり、特にイワシの煮付けは箸で触るだけでホロッと身が崩れるくらい柔らかでした。直感的な操作が可能で、誰でもクセなく快適に使えますよ。
使用人数の目安 | 2~4人用 |
---|---|
メニュー表記 | 日本語 |
圧力値の変更可能 |
良い
気になる
本体幅 | 29.5cm |
---|---|
本体奥行 | 29.5cm |
本体高さ | 30.0cm |
重量 | 3.7kg |
コード長さ | 1.2m |
消費電力 | 700W |
容量 | 満水容量3,200mL(調理容量:2,100mL) |
種類 | 電気圧力鍋 |
内蔵レシピ数 | 100件 |
操作方法 | ダイヤル式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
空焚き防止機能 | 不明 |
直火調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | しゃもじ、計量カップ、お手入れ用ピン、おまかせレシピ100 |
フタの開閉方法 | スライド式 |
自動調理モードの数 | 100モード |
自動調理モードの種類 | カレー、魚の煮付け、豚角煮、豆類、肉じゃが、玄米など |
手動調理モードの数 | 9モード |
手動調理モードの種類 | 圧力、低温、無水、蒸し、炒め、煮込、炊飯、発酵、保温 |
予約調理できるモードの数 | 32モード |
予約調理できるモードのメニュー | 牛すじ煮、牛しぐれ煮、豚の角煮、手羽先とゆで卵のさっぱり煮、レバー山椒煮、筑前煮、鶏肉のマーマレード煮、塩麹煮、いわしのまるごと甘露煮、たこのやわらか煮、鯛のあら煮、イカのピリ辛煮、ブリ大根、鮭の塩バター煮、かじきのクリーム煮、さんまのトマト煮、イカと里芋の煮物、大根だし煮、里芋の煮っころがし、いつものカレー、和風ポークカレー、チキンクリームシチュー、けんちん汁、テールスープ、ポトフ、クラムチャウダー、ミネストローネ、白米、おかゆ(白米)、雑穀米、玄米、」 |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
ショップジャパン クッキングプロ V2 (3.2L)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
使用人数の目安 | 2~4人用 |
---|---|
メニュー表記 | 数値 |
圧力値の変更可能 |
本体幅 | 28.2cm |
---|---|
本体奥行 | 26.6cm |
本体高さ | 27.5cm |
重量 | 4.0kg |
コード長さ | 1.0m |
消費電力 | 700W |
容量 | 2,000mL |
種類 | 電気圧力鍋 |
内蔵レシピ数 | 90件 |
操作方法 | ボタン式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
空焚き防止機能 | |
直火調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | 計量カップ、おたま、しゃもじ、つゆ受け、取扱説明書、別冊料理集 |
フタの開閉方法 | プッシュ式 |
自動調理モードの数 | 10モード |
自動調理モードの種類 | 角煮、カレー、煮込みハンバーグ、煮つけ、肉じゃが、筑前煮、スープ、ポトフ、白米、玄米 |
手動調理モードの数 | 9モード |
手動調理モードの種類 | 煮込み、炒め、蒸し、低温、炊飯、温め直し、無水、圧力 |
予約調理できるモードの数 | 10モード |
予約調理できるモードのメニュー | 角煮、カレー、煮込みハンバーグ、煮つけ、肉じゃが、筑前煮、スープ、ポトフ、白米、玄米 |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
東芝ライフスタイル 電気圧力鍋 RCP-30Rをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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