コードレスかつ防水仕様の脱毛器、ヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラス。インターネットで検索すると「腕や足の毛が目立ちにくくなった」と評判のよい口コミがある一方で、「減毛効果なし」という気になる単語も見かけるため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証しました。
さらに、主要な脱毛器とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。実際に使ってどれだけ毛にダメージを与えられるかも比べているので、脱毛器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得し、マイベストでは予約サービス・クリーニング・クリニックなどの無形商材のサービスを担当。以前はローンやクレジットカードなど日常生活に身近なサービスを比較検証してきた。「生活を豊かにするサービスを提供すること」を心がけてコンテンツ制作を行なっている。
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年07月までの情報です
医療機器として承認された商品でなければ脱毛効果は認められていません。本記事では、家庭での使用ができる光美容器もしくは医療機器として承認された脱毛器を、まとめて一般通称である脱毛器と表記しているのでご注意ください。
良い
気になる
ヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラスは、コードレス・防水仕様が魅力ではあるものの、高い減毛効果を期待する人には不向きです。体毛を再現した植毛シートに2回照射したところ、ダメージを与えられた毛の本数は約1本のみ。20本以上にダメージを与えた上位の脱毛器に比べると、セルフケアでムダ毛を目立ちにくくしたい人には物足りないといえます。
痛みに敏感な人にもあまり向いていません。出力を5段階で調整できる点はメリットですが、冷却機能は非搭載。実際に内腕に照射してサーモカメラで測定すると、表面温度が4.57℃上がっていました。また、肌色感知ストッパー機能がないため、誤照射によるやけどにも注意する必要があります。
お手入れしたいパーツが多い場合は、毎回まとまった時間が必要です。全身のムダ毛ケアにかかる時間を算出すると、約92分もかかることがわかりました。比較したなかには10分程度で完了する脱毛器もあったため、三日坊主になりやすい人は慎重に検討してください。
一方で、比較したなかでは珍しいコードレスかつ防水仕様である点は魅力的です。入浴のついでにお手入れをしたい人や、家族に見られたくない人には候補のひとつになります。また、顔・VIOへの使いやすさも良好。部位別アタッチメントの照射口の位置・横幅を確認したところ、細部や凹凸のある部位に当てやすい仕様でした。
とはいえ、肝心の減毛効果が低く、痛みも抑えにくい点はネック。比較したなかには、パナソニック スムースエピシリーズのように減毛効果・冷却効果ともに高い脱毛器もありました。効果にも妥協したくない人は、ほかの脱毛器もチェックしてくださいね。
P&Gジャパン
減毛も時短も高水準。痛みに敏感な人はやわらかモード推奨
ヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラスは、日本ではじめてコードレス&防水仕様を採用した光美容器。レイボーテシリーズから、2023年3月3日に発売されたモデルです。
同シリーズの従来モデルよりパワーアップしたと謳っており、顔用アタッチメント・VIOケア用の専用アタッチメントにはフィルターを搭載。VIOモードでは、光を3連射に分割してVIOをやさしくケアするソフト照射も選べます。
なお、照射方法は、単発照射(全モード対応)・連続照射(ボディモード・フェイスモード対応)・ソフト照射(VIOモード対応)の全3種類。部位に適したケアがしやすいよう設計されています。
今回はヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラスを含む人気の脱毛器を実際に調査して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
主要な脱毛器を比較検証したところ、ヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラスには3つの気になる点がありました。購入を検討している人は、事前に確認しておきましょう。
ハイパワーを謳っているものの、減毛効果の検証結果はふるいませんでした。
体毛を再現した植毛シートに最大出力で2回照射したところ、根元からダメージを与えられた毛の本数は約1本のみ。上位には20本以上もの毛にダメージを与えられた脱毛器もあることを思うと、減毛効果重視の人には不向きでしょう。
なお、レイボーテヴィーナス ビューティープラスの照射方式はIPL式です。家庭用脱毛器にはレーザー式を採用しているものもあります。しかし、どちらも出力は低く設定されているため、照射方式の違いはさほど気にする必要はありません。
レイボーテヴィーナス ビューティープラスの光エネルギーは5.49J/cm2と高めですが、減毛効果は低め。ムダ毛が多い人や濃い毛もしっかり減らしたい人には物足りない可能性が高いでしょう。なお、本検証時に毛がダメージを受けることを減毛効果としています。
痛みに敏感な人にも向いていません。パワーは5段階で調整できますが、冷却機能がない点が惜しいところ。実際に最大レベルを内腕に照射してサーモカメラで測定すると、肌の表面温度が4.57℃上昇しました。
冷却機能には、照射部位の周りを冷やすアルミ窓タイプと照射部位そのものを冷やすサファイア冷却タイプの2種類があります。比較した冷却機能付き脱毛器のなかでも、照射後の肌の表面温度をしっかり下げたのはサファイア冷却タイプがほとんどでした。
特に痛みを強く感じやすいVIO・口周り・すね・指をメインにケアしたい人は、サファイア冷却機能付きの脱毛器も検討するとよいでしょう。
また、肌色感知ストッパー機能がない点でも評価が伸び悩みました。肌色感知ストッパーとは、肌色が濃い場合は自動で照射を止めたり、警告表示でお知らせしたりする機能。肌色が濃いVIOのケアをする際は、誤照射によるやけどに注意が必要です。
全身のお手入れをしたいなら慎重に検討しましょう。全身のムダ毛ケアにかかる時間を算出すると、約92分もかかる計算になりました。毎回1時間半を超えるのでは、手軽にケアできるとはいえません。
実際に測った照射間隔は6.83秒とかなり長め。加えて、充電式であるため、全身を一気にケアしようとすると途中で充電が切れる可能性もあります。
比較したなかには、10分程度で全身のケアを完了できる脱毛器もありました。1回にかかる時間をできるだけ短くして習慣化したい人は、ほかの脱毛器もチェックしてくださいね。
なお、所要時間は以下の手順で算出しました。
<所要時間の算出方法>
ヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラスには気になる点がある反面、よい点も2つありました。購入を考えている人は、ぜひチェックしてください。
浴室で使いたい人には候補になります。ヤーマン レイボーテヴィーナス ビューティープラスは、比較したなかでは数少ないコードレス仕様。使う場所を選ばないのが魅力です。
また、防水仕様である点も見逃せません。お風呂でシェービングして、そのままムダ毛ケアできるのが便利。家族に見られるのが恥ずかしいという人にも、選択肢になるでしょう。
顔やVIOに照射しやすい仕様もメリットのひとつです。比較したなかには部位別のアタッチメントがない脱毛器もありましたが、こちらにはFacialアタッチメント・VIアタッチメント・Oアタッチメントと、3種類もの専用アタッチメントが付属します。
Facialアタッチメントの照射口の位置を見ると、本体の端から5mmと端寄り。照射口が中央寄りの脱毛器に比べ、鼻下・口元などの細部に当てやすい構造といえます。
また、Oライン用アタッチメントは照射口の横幅が14mmと狭めで、凹凸のあるOラインにもフィットしやすい設計です。隙間から光が漏れにくく、効率的に照射できるでしょう。
ただし、本体は直線型です。シャワーヘッド型に比べると、ヘッドに角度をつけにくい点が気になるところ。VIOなど奥まった部分に照射するにはコツがいりそうです。
ダメージを受けた毛の本数(実測値) | 1.0本 |
---|---|
冷却タイプ |
良い
気になる
光エネルギー | 5.49J/cm2 |
---|---|
表面温度変化(実測値) | 4.57℃ |
肌色感知ストッパー機能 | |
重量(実測値) | 449g(ハンディ) / 542g(コード・本体込み) |
照射口から本体端までの長さ(実測値) | 5mm(Facialアタッチメント) |
照射口の横幅(実測値) | 14mm(Oライン用アタッチメント) |
本体の形状 | 直線型 |
持ち手の横幅(実測値) | 5.4cm |
コードレス | |
照射間隔(実測値) | 6.83秒 |
全身照射にかかる時間目安(実測値) | 91.92分 |
照射回数 | 40万回 |
部位別のアタッチメント付き | |
美肌ケアあり | |
保証内容 | 1年間本体無料修理 |
保証期間 | 1年 |
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レイボーテヴィーナス ビューティープラスは、充電をしながらの使用はできません。使用前にACアダプターを抜いておきましょう。基本的な使い方は以下のとおりです。
<使い方>
使用頻度は、最初の2か月は2週間に1回(フェイスケアは週2〜3回)、3か月目以降は4〜8週間に1回が目安。お手入れした箇所を専用管理アプリ(iOSのみ対応)に記録すれば、アプリが適切な周期を知らせてくれますよ。
最後に、減毛効果・冷却力・照射スピードとは異なる魅力を持つ脱毛器をご紹介します。
しっかりムダ毛を減らしたい人には、パナソニック スムースエピ ES-WG0Aがおすすめです。植毛シートに2回照射したところ、約21本もの毛にダメージを与えられました。サファイア冷却機能を搭載しており、照射後の肌の表面温度は12.86℃も下がりました。全身ケアにかかる時間も20.73分とスピーディです。
より機能性を重視するなら、パナソニック スムースエピ パワー&クールも有力候補になります。減毛効果と痛み軽減の両立に特化したモデルで、植毛シートに2回照射してダメージを受けた毛の本数は約22本。サファイア冷却で照射後の表面温度が15.54℃も低下しており、パワーだけでなく痛みの少なさも期待できます。
ダメージを受けた毛の本数(実測値) | 20.7本 |
---|---|
冷却タイプ | サファイア |
良い
気になる
光エネルギー | 5.41J/cm2 |
---|---|
表面温度変化(実測値) | -12.86℃ |
肌色感知ストッパー機能 | |
重量(実測値) | 374g(ハンディ)/ 932g(コード込み) |
照射口から本体端までの長さ(実測値) | 8mm(I・Oゾーン用アタッチメント) |
照射口の横幅(実測値) | 26mm(I・Oゾーン用アタッチメント) |
本体の形状 | シャワーヘッド型 |
持ち手の横幅(実測値) | 4.8cm |
コードレス | |
照射間隔(実測値) | 2.97秒 |
全身照射にかかる時間目安(実測値) | 20.73分 |
照射回数 | 約30万回 |
部位別のアタッチメント付き | |
美肌ケアあり | |
保証内容 | 1年間本体保証 |
保証期間 | 1年 |
パナソニック スムースエピ ES-WG0Aを検証レビュー!脱毛器の選び方も紹介
ダメージを受けた毛の本数(実測値) | 21.7本 |
---|---|
冷却タイプ | サファイア |
良い
気になる
光エネルギー | 5.72J/cm2 |
---|---|
表面温度変化(実測値) | -15.54℃ |
肌色感知ストッパー機能 | |
重量(実測値) | 390g(ハンディ)/ 950g(コード込み) |
照射口から本体端までの長さ(実測値) | 7mm(フェイス&ボディ用、I・Oゾーン用アタッチメント) |
照射口の横幅(実測値) | 29mm(フェイス&ボディ用、I・Oゾーン用アタッチメント) |
本体の形状 | シャワーヘッド型 |
持ち手の横幅(実測値) | 4.8cm |
コードレス | |
照射間隔(実測値) | 2.97秒 |
全身照射にかかる時間目安(実測値) | 20.73分 |
照射回数 | 約30万回 |
部位別のアタッチメント付き | |
美肌ケアあり | |
保証内容 | 1年間本体保証 |
保証期間 | 1年 |
Panasonic スムースエピ パワー&クール ES-WG0Bの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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