アウターとしても使用できる、モンベル ライトアルパイン ダウンパンツ。しかし、実際の評判を知りたくても口コミが少なく、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のダウンパンツとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ダウンパンツ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
モンベル ライトアルパイン ダウンパンツは、登山用のダウンパンツを探している人におすすめです。暖かさを左右する中綿の量は約85g、ダウンの品質を表すFP値は681。比較した商品にはFP値が321と低いものもあったのに対し、ふんわりと膨らんで暖かいダウンが使用されているといえます。保温効率を高めるシングルキルト構造も採用されていました。
完全防水ではないものの、撥水性があります。比較したなかには、水をかけると染み込んでいくものもありましたが、こちらは水玉が転がるだけで染み込みませんでした。急な天候変化や雪の付着による湿気から、ダウンをしっかり守れそうです。携帯にも優れ、Φ12×23cmとコンパクトに収納できます。331gと軽く、ザックに入れて手軽に持ち運べますよ。
ただし、木の枝やギアの角などでパンツに傷がつきやすいため、キャンプにはあまり向かないかもしれません。負荷をかけたところ、2.62Nで穴が空きました。上位商品は9.4Nまで耐えており、強度が高いとはいえません。とはいえ、引き裂きに強いリップストップ素材を使用し、尻と膝部分は生地を二重にして補強していました。山小屋やテント内での着用なら問題なさそうです。
「暖かさと軽さを両立させた高品質ダウン」との謳い文句どおり、保温性と携帯性のバランスがよい一品。雨にも比較的強く、天候問わず活躍するでしょう。キャンプで使うには強度に懸念があるため、登山以外でも使いたい人はほかの商品も検討してみてください。
今回ご紹介するモンベル ライトアルパイン ダウンパンツもそのひとつ。暖かさと軽さを両立した高品質ダウンと謳っています。
中綿には熱の動きを遮断するデッドエアを多く蓄え、羽毛のかさ高さを表すFPの公称値が800のフィルパワーEXダウン80%とフェザー20%を使用。ダウン量が多く、寒い時季のテント泊や山小屋での着用に重宝するでしょう。
保温性と軽量性を両立させるため、表地と裏地をつぶし縫いで縫製した、シングルキルト構造を採用しています。表裏ともに、20デニールのバリスティック ナイロンを使用。表地には撥水加工・帯電防止加工が施されたリップストップ、裏地には帯電防止加工が施されたタフタも使用しています。
摩擦によるダメージが発生しやすい尻と膝部分は、生地を二重にして補強。羽毛の吹き出しを防ぐダウンプルーフ加工を施し、裾の長さを調整できるサムエシステムも装備しています。
フロントはジッパーつきです。腰部分にはジッパーつきのポケットが2つ配置されており、保温性はもちろん、機能性への配慮も感じられます。
カラーは検証で使用したブラックとネイビーの2色を展開。サイズは、S・M・L・XLと4つのバリエーションがあります。付属のスタッフバッグに入れて収納できるのもうれしいポイントです。
今回は、モンベル ライトアルパイン ダウンパンツを含むダウンパンツ全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、暖かさの検証です。羽毛の体積を表すフィルパワーの高さ・中綿の量・キルトの構造・その他の保温機能を確認し、評価しました。
中綿の量は約85g、体積は31620cm^3で、ダウンの品質を表すフィルパワー(FP)は681と高い数値を記録。比較した商品には321と低いものもあったのに対し、ふんわりと膨らんで断熱層を作り、暖かさを保つ効果に期待できるでしょう。
キルトは保温効率を高めるため、中綿が偏らないように表地と裏地をつぶし縫いで縫製したシングルキルト構造です。比較したなかには起毛素材や発熱素材を使用し、より暖まれるよう工夫されたものもありましたが、こちらも十分暖まれるつくりといえます。
完全防水ではありませんが、表面に水がかかっても水玉が転がるだけで生地には染み込まず。比較した商品には本品のように撥水加工を施しながらも、中まで染み込むものもありました。急な天候変化や雪の付着による湿気から、ダウンをしっかり守れるでしょう。
続いて、素材の強さの検証です。表地に負荷をかけ、何Nで穴が空くかを確認。加えてリップストップ生地を使用しているものや膝・尻部分への補強があるモチェックしました。
20Dのナイロン素材で、表面生地の厚みは246gとかなり薄めです。比較した商品には9.4Nまで耐えたものもあったなか、こちらは2.62Nで穴が空きました。木の枝やギアの角などでパンツが傷つきやすいキャンプには不向きです。
一方で、引き裂きに強いリップストップ素材を使用しているのは利点。軽さを優先した薄手の生地ですが、見た目よりは強度があるでしょう。尻と膝部分は生地を二重にして補強しており、山小屋やテント内で着用する分には問題ない強度といえます。
実際に測定したところ、重量は331g・サイズはΦ12×23cmと軽量コンパクト。比較した商品には重さ682gのものもあったのに対し、半分ほどしかありません。ザックに入れて手軽に持ち運べるでしょう。詳細は以下をご確認ください。
FP(実測値) | FP 681 |
---|---|
FP(公称値) | FP 800 |
重量(実測) | 331g |
難燃性 | |
中綿の素材 | ダウン80%、フェザー20% |
中綿の封入量 | 約85g |
良い
気になる
ウエスト | 86cm(Lサイズ・平置き) |
---|---|
股下 | 76cm(Lサイズ・平置き) |
表地素材 | 20デニール・バリスティック ナイロン・リップストップ |
裏地素材 | 20デニール・バリスティック ナイロン・タフタ |
静電気防止加工 | |
パンツにサイドファスナーあり |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
25,990円
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販売価格:25,990円
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送料別
(95件)
最後に、強度が高く水濡れにも強い商品をご紹介します。
主にキャンプで使う人には、ナンガ TAKIBI DOWN PANTSがおすすめです。難燃性の素材を使用しており、焚き火の近くでも使用可能。膝に補強も施されています。撥水性にも優れ、水をかけても生地内には染み込みませんでした。中綿の量・ダウンの質もよく、冷え込む季節も暖かく過ごせるでしょう。
雨や雪に備えるなら、VASTLAND アウトドアダウンパンツ 650フィルパワーをチェック。防水性がある表生地に強力な撥水加工が施されており、雪中キャンプも楽しめます。強度も高く、木の枝に引っかかっても穴は開きにくいでしょう。ダウンの品質にもこだわったつくりで、保温性にも期待できますよ。
FP(実測値) | |
---|---|
FP(公称値) | 不明 |
重量(実測) | |
難燃性 | |
中綿の素材 | 不明 |
中綿の封入量 | 不明 |
良い
気になる
ウエスト | 不明 |
---|---|
股下 | 不明 |
表地素材 | ポリエステル、アラミド |
裏地素材 | 不明 |
静電気防止加工 | 不明 |
パンツにサイドファスナーあり |
ナンガ タキビ ダウンパンツの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
FP(実測値) | FP 621 |
---|---|
FP(公称値) | FP 650 |
重量(実測) | 583g |
難燃性 | |
中綿の素材 | ダウン80%、フェザー20% |
中綿の封入量 | 約119g |
良い
気になる
ウエスト | 64cm(Lサイズ・平置き・ゴムあり) |
---|---|
股下 | 76cm(Lサイズ・平置き) |
表地素材 | ポリエステル100%(熱可塑性ポリウレタンラミネート) |
裏地素材 | ナイロン100% |
静電気防止加工 | |
パンツにサイドファスナーあり |
VASTLAND アウトドアダウンパンツ 650フィルパワーの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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