テスコム フードプロセッサー TK441をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

刻んだときの仕上がりは高評価を獲得。実際に玉ねぎを刻むと、スタートからわずか10秒ほどでムラのないきれいなみじん切りにできました。

比較した商品内では、容器の刃の隙間が狭いものほど均一に仕上がりやすい傾向がありましたが、本品も1cm未満と狭めです。時間のかかる野菜のみじん切りを簡単に済ませられるため、下ごしらえを時短したい人に向いています。

鶏肉も30秒稼動させると、きれいにミンチ状になりました。比較したほかの商品にはみじん切りにしかできず、自分でカットするなどの手間がかかるものもあったなか、本品では大きな塊が残りません。小さな塊が1〜2個残る程度で、40秒間稼動させればより細かく仕上がりました。

野菜だけてなく、粘り気のある肉類も短時間でミンチにできるため、さまざまな調理に活用できるでしょう。

「大根おろしはムラになる」との口コミに反して、すりおろしの仕上がりもきれいでした。実際に大根へ使うと、15秒の稼動では大きな塊が残りましたが、30秒後には均一に。

比較したほかの商品には、手でおろしたときと同じくらいの時間がかかるものもあったなか、スピーディに大根おろしを作れます。ただし食材の量が多いと刃がうまく回転せず、大きな塊が残りやすかったため、入れすぎには注意が必要です。

手入れに大きな手間はかかりませんでした。洗うパーツはフタ・パッキン・トレー・アタッチメント（カッター）の4個と多すぎません。

容器がガラス製なのも高ポイントです。比較したなかでもガラス製の商品は、プラスチック製やステンレス製よりもにおいや肉のぬめりが残りづらい傾向がありました。

ただしパーツに耐熱性はないため、食洗機への使用はNGです。必ず手洗いするようにしましょう。

稼動音の静かさはいまひとつ。実際に測定した稼動音の騒音レベルは68.23dBと、比較した全商品の平均63.76dB（※執筆時点）を上回りました。

検証では稼動音が60dB以上だとガーっというモーター音が響きやすい傾向がありましたが、本品もモーター音が大きく、使う時間帯を選ぶといえます。小さい子どもがいる家庭や深夜に稼動させたい人には不向きです。