山本電気 フードプロセッサー YE-MM41をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

にんじんのみじん切りは、わずか数秒ですりおろしたかのように非常にきめ細やかに。比較した商品には、大きな粒が残りスピードに劣るものもあったなか、こちらは大きい粒が残ることなく、ほとんど均一な粒度にカットできました。

玉ねぎのみじん切りは、大きな粒がいくつか残ってしまったことで上位商品には一歩及ばない結果に。とはいえ、全体の約7割程度は細かく均一にカットできた印象です。「玉ねぎのみじん切りは水分が出る」との口コミに反して水っぽさはなく、ツヤのある仕上がりも好評でした。

今回の検証では、フラット刃よりもギザギザした刃の方がより切れ味に優れている傾向が。本商品もギザギザ刃を採用しているため切れ味は申し分なく、硬い食材もあっという間に細かくできるでしょう。

続いて、評価対象には含まれないものの鶏肉をミンチにしたところ、大きな粒が残らず全体的にしっかりとペースト状に。比較した商品のなかには、パワーがありすぎて練ったような仕上がりになったものもありましたが、本商品はほどよい粒感がありつつ均一な仕上がりです。

ミンチと同じく総合評価には含まれないものの、おろし専用のグレーターを使用して大根おろしも作りました。

結果、大きい塊がいくつか残ったものの、ほとんど均一な仕上がりに。大根おろしは、比較した商品の多くが大きめの粒を残す結果でした。なかには、かなり粗めな仕上がりの商品もあったため、本商品は比較的均一におろせています。

「おろしは粗く仕上がる」との口コミとは反対に、比較したなかでは粒感が気にならず、許容範囲といえます。

スイッチには「PUSH」と記載されているため、直感的に操作できます。運転モードの切り替えも左右に動かすだけと簡単です。スピード調整ダイヤルには1～7までの番号がふってあり、微調節も楽に行えるでしょう。

容器はステンレス製ですが、フタは透明のプラスチック製で中の食材を確認できます。比較した商品のなかには、本体が軽く強い振動を感じるものもあったなか、こちらは本体が大きくどっしりしているため、振動がそこまで気にならない点も魅力です。

一方、スイッチとパッキンのかみ合わせが悪く、度々動かなくなってしまった点は気がかり。フタは簡単に着脱できますが、しっかりはまっていないと稼働されない安全設計のため、正しくセットするのにやや手間取りました。

環境省によると、74dBは地下鉄の車内程度の音量といわれています。なお、比較した商品には75dBを超えるものがほとんどだったものの、なかには50dBを下回る商品も。静音性を重視したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。