適度な硬さがあり、ぐっすり眠るための環境を整えやすいと評判の、GOKUMIN 高反発マットレス。高評価の口コミが多い一方、「床に寝ているような硬さを感じる」「背中が蒸れる感じ」という気になる評判も存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、GOKUMIN 高反発マットレスを含む全14商品を実際に使って、体圧分散性の高さ・寝姿勢保持力・寝心地のよさ・寝返りのしやすさ・熱のこもりにくさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
GOKUMIN 高反発マットレスは、体にフィットしにくくメイン使いにはやや不向き。マットレスの厚みは4cmと薄く、実際に使うと「床で寝ているような硬さを感じる」との口コミどおり、底つきを感じました。比較したほかの商品には全身が包まれるように気持ちよく寝られるものがあったことを思うと、快適さを重視する人には物足りないでしょう。
寝転んだときに体重を問わず体が浮いてしまい、体圧分散性も高いとはいえません。比較した3層以上の商品はどの体格のモニターも体圧を分散できていたのに対し、圧力が一点にかかりやすいのがネック。高反発素材のみ使用した単層タイプのためか、体への負担は軽減しづらいといえます。
寝姿勢を確認した専門家からは「厚みがたりず、寝姿勢としてよいとはいえない」などと指摘があり、どの体重のモニターについても寝姿勢保持力の評価は伸び悩む結果に。寝返りを打つ際も、モニターから「床を感じやすく、体に痛みが生じた」とのコメントがあり、体の力を使って寝返るぶん、体に違和感を覚える可能性があります。
「背中が蒸れる感じ」との口コミどおり、熱がこもりやすいのも気がかりです。比較したほかの商品には、夏場でも使いやすいほど通気性に優れたものがありました。汗をかきやすい人は冷房をきかせるなど工夫が必要です。
一方、抗菌・防臭加工が施されており、衛生的に使える点はメリット。本体重量は3.4kgと比較したなかでもトップクラスの軽さで、持ち運びやすいのも魅力です。来客用として準備しておくなら候補となるでしょう。とはいえ、体格問わずフィットしやすいマットレスをお探しなら、ほかの商品も検討してみてください。
「極上の眠り」を追求し、リーズナブルな価格でマットレス・枕などを開発している日本の寝具ブランドGOKUMIN。
今回ご紹介するGOKUMIN 高反発マットレスは、直接床などの敷いて使用できるのはもちろん、マットレスや敷布団のうえに敷いても使用できます。
反発力はやや硬めの180N・密度は32Dと高く、クッション性と復元力にこだわっています。低ホルムアルデヒド仕様のため、小さな子どもがいる家庭でも使いやすいのがうれしいですね。
においへの配慮もされており、ウレタンには竹炭を配合して調湿・消臭効果をプラス。さらにローラーにウレタンを3回通して加工し製造後3日間保管することで、ウレタンの独特のにおいを軽減してからパッキングしてお届けしています。
カラーはホワイトの1種類。サイズはセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・クイーンの全5種類で、長さは195cmです。シングル・セミダブル・ダブルは、長さ200cmタイプも用意されています。
収納時に使える専用袋が付属し、スマートにしまえるのも便利なポイント。車中泊や旅行のために車へ運ぶときも、収納袋のまま運べますよ。
洗い替えに便利な専用カバーも販売されています。ずれないように、底面は滑り止めつき。抗菌・防臭機能も施し、汗ばむ季節でも清潔に使い続けられるでしょう。
品質にとことんこだわり、マットレス・専用カバーともに1年間の品質保証がついています。正常な使用で不具合が起きた場合は、対応してもらえますよ。
今回はGOKUMIN 高反発マットレスを含む、高反発マットレス全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、体圧分散性の高さの検証です。
40~45kg・55~60kg・75~80kgの体重の異なる3名のモニターが寝た際に、マットレスに接している面積を測定。数値が高いものほど体圧を分散できたとし、評価しました。
なお、検証には住友理工株式会社「体圧分布センサー(体圧測定器)SRソフトビジョン 全身版」を使用しています。
高反発素材のみ使用した単層タイプのためか、体圧分散性は低評価に。比較した商品内では、3層以上のマットレスはどの体格のモニターもフィットしやすい傾向があったのに対し、体重に関係なく体が浮きやすいといえます。
55~60kgのモニターが寝た際にマットレスに接している面積は238で、比較した全商品の平均値である302(※執筆時点)を下回る結果です。40~45kg・75~80kgのモニターの測定値も同様に、比較した全商品の平均値に届きませんでした。
上の画像のように接地面が1点に集中しやすく、体の負担を軽減しにくいといえます。
次に、寝姿勢保持力の検証です。
スリープトレーナーのヒラノマリさん協力のもと、体重45±5kg・60±5kg・80±5kgのモニター各3名がマットレスに寝転がったときの寝姿勢のよさをチェック。仰向け・横向きでの寝姿勢を確認し、評価しました。
専門家のヒラノさんに寝姿勢を確認してもらったところ、こちらもふるわない評価に。体重を問わず、寝転んだときの姿勢がよいといえるモニターはいませんでした。「自然な寝姿勢をキープ」という謳い文句には頷けない結果です。
マットレスの硬さはN(ニュートン)で表示されますが、100N以下のものから190N程度までさまざま。本品は180Nあり、体重70~80kgの人によいとされる硬さです。体重80±5kgの一部の人について、ヒラノさんは「肩の沈み込みがなく体をまっすぐに保てている」とコメントしたものの、満足できるレベルではありませんでした。
そのほか、体重45±5kgの人は厚みが足らず1枚ではかなり物足りない結果に。60±5kgの人については、「体を支えきれていない」とのコメントが聞かれました。
上位商品には、「オリジナルコアラマットレス」のように高反発・低反発の層が正しい寝姿勢をサポートできていたものも。本品は硬めの単層タイプで底つき感がでやすく、1枚敷きで使用するには不向きといえます。ほかのマットレスと組み合わせるなど工夫が必要でしょう。
次に、寝心地のよさ・寝返りのしやすさの検証です。
体重45±5kg・60±5kg・80±5kgのモニター各3名に商品で寝てもらい、寝心地のよさを検証。また、寝返りのしやすさの検証では、寝返りをスムーズに行えるかをチェックしました。
「寝心地がよい」とコメントしたのはモニター9名中1名のみで、こちらも低い評価に。厚みが4cmしかなく、「床で寝ているような感じ」といった指摘が聞かれました。比較したなかでも「オリジナルコアラマットレス」は、厚みが21cmもあり浮いているような寝心地だったのに対し、薄さゆえの底つき感が気になります。
硬い質感でとくに腰周りに負担を感じる人が多く、モニターからは「腰に負担がかかる」「体への負担が大きそう」との声があがりました。比較したなかには全身が包まれるようにフィットする感覚のものがあったことを思うと、腰への負担に配慮したい人には向かないでしょう。
「床に寝ているような硬さを感じる」という口コミのとおり寝心地で、体へのフィットにこだわる人にも不向き。一方薄くて軽いので、お昼寝やごろ寝などには使いやすいといえます。
<寝心地のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「寝返りしやすい」と答えたモニターも9名中1名のみ。比較した商品には力を入れずスムーズに寝返りを打てるものがあったなか、「寝返りを打とうと力を入れるとより底を感じやすく、体に痛みが生じた」といったコメントが寄せられました。
マットレスは180Nと硬く、寝返りの際に体の力を使う必要があるのもネック。「沈まないぶん、あまり力を入れなくても寝返りできた」という意見がある一方、「寝返り後に肩から手にかけてビリビリ痺れてくる」といった厳しい指摘も見受けられます。
楽に寝返りを打てるようサポートしてほしい人は、物足りなさを感じるでしょう。
<寝返りのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、熱のこもりにくさの検証です。電気あんかで10分間マットレスを温め、さらに10分経ってからサーモカメラで表面温度を計測。温度が低いものほど高評価としました。
結果、39.2℃あった表面温度は10分経っても32.2℃にしかならず、評価は伸び悩む結果に。比較した全商品の平均値が29.8℃(※執筆時点)だったことを考えると、熱が放出されいくく蒸れやすいといえます。
「背中が蒸れる感じ」という口コミの懸念どおり、寝汗をかきやすい夏場などには使いにくい可能性があるでしょう。汗をかきやすい人や筋肉量が多い人は、冷房などで体温調節しながら使用するのがおすすめです。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、ほどよい柔らかさで寝転んだときに気持ちよいと好評だった商品をご紹介します。
Koala Sleep Japanのオリジナルコアラマットレスは、3層構造で体重を問わず体にフィット。高反発と低反発の層がほどよく体を支えるため、「浮いているような心地よさ」と好評でした。カバー素材にはリヨセル繊維が使われており、熱がこもりにくく夏場の使用にも向いています。
ふわふわの寝心地を求めるなら、イッティの雲のやすらぎプレミアム マットレスがおすすめ。厚みがある5つの層が特徴で、「全身が包み込まれるような安心感がある」との声が見受けられました。カバーがリバーシブルになっているので、季節を問わず使いやすいのもうれしいポイントです。
層構造(メーカー公称値) | 3層 |
---|---|
1層目の硬さが120N未満 | |
厚さ | 21cm |
良い
気になる
幅 | 97cm |
---|---|
奥行 | 195cm |
重量 | 15.83kg |
中材 | ポリウレタンフォーム |
両面使用可能 | |
カバーの素材 | 表面:ポリエステル 65%、テンセル™リヨセル繊維35%/側面・背面: ポリエステル100% |
カバー付き | |
中素材の水洗い可能 | |
抗菌加工 | |
防ダニ加工 | |
プロファイル加工 | |
保証期間 | 10年 |
サイズ展開 | シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング |
Koala オリジナルコアラマットレスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
層構造(メーカー公称値) | 3層 |
---|---|
1層目の硬さが120N未満 | |
厚さ | 17cm |
良い
気になる
幅 | 100cm |
---|---|
奥行 | 200cm |
重量 | 6.7kg |
中材 | ロレーヌダウン(フランス産羊毛)、凹凸アルファマット、高反発スプリングマット、マイティトップⅡ |
両面使用可能 | |
カバーの素材 | 不明 |
カバー付き | |
中素材の水洗い可能 | |
抗菌加工 | |
防ダニ加工 | |
プロファイル加工 | |
保証期間 | 100日(返金保証) |
サイズ展開 | シングル、セミダブル、ダブル |
雲のやすらぎプレミアム マットレスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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