モップとハンディーが一体となったスティックスチームクリーナー、Shark(シャーク) 2-IN-1プロスチームモップ S3974J。「蒸気量も多く汚れやべたつきがよく落ちる」と評判です。しかし、「重たすぎる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Shark 2-IN-1プロスチームモップ S3974Jを含むスティックスチームクリーナー全15商品を実際に使って、洗浄力・温度管理機能・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2023年06月までの情報です
目次
Shark(シャーク)2-IN-1プロスチームモップ S3974Jは、家のいろいろな場所を掃除したい人におすすめです。実際に使用すると取っ手が持ちやすく、コードも5mと長いため広範囲を掃除しやすいでしょう。比較したなかにはキャニスタータイプの床掃除をメインとする商品もありましたが、こちらはハンディ―にもなり、汚れの箇所に応じて使い分けができますよ。
実際に使ってみると、フローリングや畳のコーヒー汚れは落ちましたが、口コミとは異なりクレヨンやカレーなどの油分の多い汚れは残りやすいという結果に。また、本商品と同様に、比較したほとんどの商品がじゅうたんの汚れに苦戦しました。
本体のタンク容量は380mL。ノズルと5cm離れた場所で温度を測定すると、スチームが出始めてからわずか20秒で最高温度に到達しました。比較したなかでは最高温度20~40℃の商品が多いなか、こちらは59.4℃を記録。サーモカメラで確認すると、熱の伝わり方も一部ムラがあるものの、全体的に高温でまずまずの結果でした。
本体を組み立てると、「タンク部分以外の取り外し方がよくわからなかった」というモニターも。さらに、口コミどおり本体重量4.1kgと重く、持ち運びにくいのが気がかりです。モップとハンディの2タイプで掃除の幅が広がりますが、使い勝手のよさを重視する場合には、ほかの商品も検討してみてくださいね。
そもそもスティックスチームクリーナーとは、フローリングやじゅうたんなどの床掃除に特化したツールになります。高温スチームを使用することにより簡単に汚れを浮かして取るため、基本的には洗剤などが不要でペットや赤ちゃんがいる家庭におすすめです。
今回ご紹介するShark 2-IN-1プロスチームモップ S3974Jもそのひとつ。シャークニンジャが手がける、広い床から細かい場所も両方使えるスチームモップの最上位モデルです。
シャークニンジャは、1995年に設立されたアメリカの家庭用フロアケア・キッチン家電の開発をする企業です。アメリカの企業でありながら、本商品のモップの長さは平均的な日本人の身長に合わせて設計。体への負担が少なく、毎日のお掃除をスムーズに行えると謳われています。
加熱方式は、すぐに使えるパネル式。起動から使用可能になるまでのヒートアップタイムは約30秒で、タンク容量は380mLです。100℃以上のドライスチームにより汚れを浮かせて落とし、高温スチームによる除菌効果も期待できるとされています。
汚れや床面の材質に合わせてスチーム量を調整可能。また、ヘッドを裏返すだけで高温のスチームを集中的に噴射することもできます。付属の水洗いができるパッドはマイクロファイバーとスクラブ素材でできており、ほこりと汚れをしっかり吸着する工夫が施されています。
こちらの商品はモップとハンディが一体になったタイプ。ハンディ―タイプにアタッチメントをつければ、衣類用スチーマーとして洋服やファブリックなどのしわ取りもできますよ。
商品の付属品は、付属ホース・小型ポケットツールとパッド・衣類用スチーマー・専用パッド(2枚)・注水容器です。
付属ホースと小型ポケットツールを組み合わせれば、手の届きにくい場所の掃除に。ハンディ―タイプ使用時に取りつけて、窓のサッシなど細かな部分の掃除に役立つアイテムです。
専用パッドはモップ使用時に装着し、床掃除などに使います。パッドは触らずにつけ外しができる、タッチフリー仕様です。
サイズは高さ111.8×幅29.8×奥行24.6cm、本体重量4.1kgです。
カラーは白を基調として水色をポイントに使用したデザイン。パッドを取りつける部分はグレーのため、多少汚れが付着しても目立ちにくいでしょう。
今回は、Shark 2-IN-1プロスチームモップ S3974Jを含むスティックスチームクリーナー全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、洗浄力の検証です。じゅうたん・畳・フローリングの3つの床材に、カレー・コーヒー・クレヨンの汚れをつけて1日放置しました。その後、最も強いモードでそれぞれの床材を洗浄し、汚れの落ち具合を評価しました。
フローリングの汚れには対応できたものの、畳やじゅうたんの汚れ落ちはいまひとつの結果に。口コミでは好評でしたが、汚れの性質や床材により洗浄力に差が生まれました。
フローリングを洗浄すると、水性の汚れであるコーヒーは一発では落ちないものの、きれいになりました。油性の汚れのカレー・クレヨンは、スチームを長めにあてたり少しこするなどの追加アクションが必要だったものの、汚れ落ちは良好です。
比較したなかにはフローリングの汚れがこすらず簡単に落ちた商品もあったため、こちらは高評価には一歩届きませんでした。
比較では汚したあとに1日放置してから洗浄しているため、汚れてすぐに使う場合には、もう少し汚れが落としやすいでしょう。
畳の上のコーヒの汚れは、きれいに落ちました。クレヨンは筆圧の高い色の濃い部分が若干残ったものの、遠目ではわかりにくい状態まで汚れを取り除くことが可能です。
比較したなかには、スチームの温度が高いことや水分量の多さが畳へダメージを与えてしまった商品も。こちらは畳へのダメージがみられなかった点も優秀です。
ただし、カレーの油汚れはやや色味が残るという結果に。畳に付着していた大きな汚れは落とせましたが、汚れを浮かして落とすという点では物足りません。
じゅうたんの汚れは手強く、汚れはほとんど落とせませんでした。コーヒーの汚れは少し薄くなるものの、色味を取り除くことは難しく、クレヨンやカレーの油汚れはほとんど手ごたえがないという結果に。
本商品と同様に、比較したほとんどの商品がじゅうたんの汚れに苦戦したなか、スチームの水分量が多い商品はカレー汚れもおおよそ落とせました。カーペットやじゅうたんを敷いている人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
次は、温度管理機能の検証です。
商品を稼働させ、スチームが出始めてから1分間、ノズルと5cm離れた場所の温度を測定。また、スチーム吐出部の全体的な熱の伝わりやすさをサーモカメラで撮影しました。
サーモカメラでスチーム吐出部を確認すると、全体的に温度が高い状態であることを示す赤色に変化していました。
比較したなかにはノズル全体が赤く熱ムラのない商品があるのに対し、こちらは左側の端が緑~黄色と温度が低めで、やや熱ムラがありました。しかし、全体としては高温のためノズル全体がしっかり温まっていることがわかります。
スチームが出てから1分間の温度を測定すると、最高温度にはわずか20秒で到達しました。比較したなかには最高温度到達まで60秒かかったものもあったため、温まりの速さが魅力といえるでしょう。
また、比較した半数以上の商品の最高温度が50℃未満のなか、こちらは59.4℃まで加熱されました。最高温度から8℃の温度変化はあったものの、1分間は50℃以下に下がりませんでした。
なお、検証ではノズルから5cm離れた位置で温度を計測しているため、実際に床面に当たったときには、検証結果よりも高温になると予測されます。
最後に、使い勝手のよさの検証です。家事が得意・普通・苦手なモニター3人が実際に使ってみて、組み立てやすさや片手での操作性などを評価しました。
モニターが使用したところ、使い勝手はそこそこの評価に。組み立てや水の追加は難しくはないものの、本体の重さが気がかりです。口コミで指摘されていたとおり、実際に使ったモニターからも「重く感じる」というコメントがありました。
モニターが実際に組み立てたところ、「難しくはないが、自立しないのでやりづらい」「タンク部分以外の取り外し方がよくわからなかった」と何も見ずにスムーズに組み立てるのは難しいという結果に。
本体のボタンを押しながら中央部の取っ手部分を引っ張ると、ハンディ―タイプが取り外し可能。専用パッドも取りつけ部分上部のボタンを操作することで、直接触らずにつけ外しができます。
比較した商品のなかには、脱着ボタンが色分けしてあるなど直感的に組み立てられるものもあるなか、こちらは取扱説明書などを見ずに扱うのは難しいかもしれません。一度組み立て方法や操作方法を事前に確認しておきましょう。
実際に使用したモニター全員から「重く感じる」と指摘されました。比較したなかでもハンディータイプの商品は1~2㎏と軽量化されたものが多かったのに対し、こちらは本体重量が4.1kg。重めのキャニスタータイプと比較しても、口コミどおりかなり重量感があります。
さらに、掃除するときに引っ掛かりが強いと感じたモニターも。重さと引っ掛かりがあることにより、小柄な人には持ち運びや片手での操作もあまり向いていないといえます。
一方、取っ手が持ちやすいのは魅力。タンク部分が小さめのため、水の追加は簡単にできました。
<使い勝手のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
タイプ | スティック |
---|---|
タンク容量 | 380 |
加熱方式 | 不明 |
集じん方式 | 不明 |
ヒートアップタイム | 不明 |
スチーム最高温度 | 59.4℃ |
操作方法 | 不明 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
1分あたりの水量 | 65mL |
チャイルドロック機能 | 不明 |
空焚き防止機能 | 不明 |
スチームロック機能 | 不明 |
セーフティーキャップ機能 | 不明 |
ヘッド種類 | 不明 |
温度ヒューズ | 不明 |
充電時間(公称値) | 不明 |
騒音値(公称値) | 不明 |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 不明 |
消費電力 | 不明 |
吸込仕事率 | 不明 |
コードレス対応 | 不明 |
ダストステーション付き | 不明 |
充電スタンド付き | 不明 |
HEPAフィルター付き | 不明 |
ダストケース丸洗い可能 | 不明 |
フィルター丸洗い可能 | 不明 |
ヘッドライト付き | 不明 |
水拭き対応 | 不明 |
ゴミセンサー付き | 不明 |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
隙間に差し込み可能(10cm) | 不明 |
付属品 | 専用パッド×2 、付属ホース 、 衣類用スチーマー 、 小型ポケットツールとパッド 、 注水容器 |
本体重量 | 4.1kg |
本体幅(公称値) | 不明 |
本体奥行(公称値) | 不明 |
本体高さ(公称値) | 不明 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
13,489円
(最安)
販売価格:13,612円
ポイント:123円相当
送料別
13,612円
(+123円)
販売価格:13,612円
ポイント:0円相当
送料無料
(24,884件)
18,065円
(+4,576円)
販売価格:18,065円
ポイント:0円相当
送料無料
最後に、使い勝手がよいだけではなく洗浄力も高評価だった商品をご紹介します。
ケルヒャーのスチームクリーナーSC 3 EasyFixは、パワフルなスチームと強力な洗浄力が特徴です。高温スチームによりフローリングと畳の汚れはほぼ形跡がなくなるまで落とすことができました。掃除の途中で水を足して連続使用ができるので、家中まとめて掃除したい人にもおすすめです。
SteamGoのスチームゴーモップタイプは、じゅうたんの汚れもしっかり落としたい人にぴったりです。ほかの商品では落ちにくかったじゅうたんのカレー汚れをほぼ落とすことができ、洗浄力は高評価を獲得。重量も1.8kgと軽いスティックタイプで、ラクに片手で操作できますよ。
タイプ | スティック |
---|---|
タンク容量 | 450mL |
加熱方式 | 不明 |
集じん方式 | |
ヒートアップタイム | 不明 |
スチーム最高温度 | 140℃ |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 約20分 |
1分あたりの水量 | 83mL |
チャイルドロック機能 | |
空焚き防止機能 | |
スチームロック機能 | |
セーフティーキャップ機能 | |
ヘッド種類 | 不明 |
温度ヒューズ | |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 不明 |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 約5m |
集じん容積 | |
消費電力 | 不明 |
吸込仕事率 | 不明 |
コードレス対応 | |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
隙間に差し込み可能(10cm) | 不明 |
付属品 | 専用マイクロファイバー(1枚)、給水カップ、専用トレイ |
本体重量 | 約1.8kg |
本体幅(公称値) | 267mm |
本体奥行(公称値) | 130mm |
本体高さ(公称値) | 1200mm |
スチームゴー モップタイプ S5をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。