頑固な汚れもスイスイ落とせると評判のスチームゴー モップタイプ S5。インターネット上ではデザイン性の高さも評価される一方で、「立ち上がりが遅い」「スチーム温度が低い」といった気になる口コミも見られ、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、スチームゴー モップタイプ S5を含むスティックスチームクリーナー全14商品を実際に使ってみて、洗浄力・温度管理機能・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
スチームゴー モップタイプ S5は、じゅうたんの油汚れに悩んでいる人におすすめです。
検証ではじゅうたんに入り込んだカレーの汚れを、ほとんど落とせました。さらにフローリング・畳においても汚れ落ちはよく、洗浄力に優れています。ただしスチーム量が多いため、畳に使用する際は、傷めないように短時間で洗浄するなど注意が必要です。
また最高温度は22.5℃と低めながら、熱ムラが少なく、安定して温度を保てた点でも評価を伸ばしました。さらに組み立てはワンタッチで簡単にできます。タンクのフタが本体と紐でつながっているため、なくす心配がないのも好印象です。
小回りは利かないものの、小ぶりなサイズなので軽い力でスムーズに掃除できます。シックなデザインも魅力なので、インテリアにこだわる人にも使いやすいでしょう。
スチームゴー モップタイプ S5は、高温のスチームで除菌しながら拭き掃除できるのが特徴です。
加熱方式にはボイラー式を採用し、独自に設計した第5世代のボイラーを搭載しています。
タンクの容量は約450mlあり、約20〜30分の運転が可能です。
タンクの水はボイラー内で140℃まで加熱されたあと、100℃の高温のスチームとなって噴射されます。洗剤を使わず水だけで洗浄・除菌を行うため、拭き残しが気になりません。小さな子どもがいる家庭にもうれしいですね。
スチーム量は、柄の下部にあるスチームコントロールポンプにて調節します。本体の動きに合わせてポンプが動くため、使わないときにスチームが噴射する心配はありません。
スチーム量を増やしたいときはポンプを速く、減らしたいときはゆっくりと、動かし具合を変えるだけなので、直感的に操作できるのも魅力です。
蒸気や熱を逃さないよう、ヘッドには遮断構造を採用。
ヘッドの内側にスチームを閉じ込めることで温度をキープし、取り付けたマイクロファイバーパッドに高温のスチームを浸透させます。
サイズは高さ約1200×幅267×奥行き130mm、ケーブルを含めた重量は約1.8kgです。
見た目の美しさにもこだわり、デザインは日本の伝統工芸を参考にしています。黒を基調としたシンプルなデザインなので、部屋のインテリアにも自然になじみますよ。
今回は、スチームゴー モップタイプ S5を含むスティックスチームクリーナー全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:洗浄力
検証②:温度管理機能
検証③:使い勝手のよさ
まずは、洗浄力の検証です。
カレー・コーヒー・クレヨンで汚れを、じゅうたん・畳・フローリングの3つにつけて1日放置します。その後スチームクリーナーで洗浄し、どれほど汚れを落とせたのかをチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
洗浄力の検証では、3.7点と好成績を獲得。
じゅうたんでは約3分スチームを当てたところ、コーヒーの汚れをほとんど落とせました。クレヨンの汚れには苦戦しましたが、ほかの商品ではなかなか落とせなかったカレーも、落ち具合は良好です。
またフローリングではカレーのひき肉がこびりついて残ってしまったものの、43秒と短時間で3つの汚れを比較的きれいに洗浄できました。
畳においては、スチームを噴射してから42秒でカレーの汚れを浮かせられましたが、水と油が分離して広がり、目に入り込んでしまったのが気になります。
しかしコーヒーの汚れはきれいになり、クレヨン・カレーともに擦れば問題なく落とせました。
スチーム量が多いため、畳が傷みやすい点は惜しいものの、洗浄力は優秀です。
続いて、温度管理機能の検証です。
温度計を使用し、スチームボタンを押した直後から1分後までの温度変化を計測します。またサーモカメラで撮影し、全体的な熱の伝わりやすさもチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
温度が安定しており、評価は3.3点です。
最高温度は22.5℃と低く、60℃以上を記録した上位商品に比べるとややもの足りなさを感じます。しかし、電源を入れた直後から1分後までの温度の誤差は1℃以内にとどまり、ほぼ一定に保てていました。
またサーモカメラをチェックするとやや熱ムラはあるものの、全体的に高温を示す赤色となっています。
1分間のうちに最高温度から下がってしまった商品が多かったなかで、温度管理機能はまずまずの性能です。
最後に、使い勝手のよさの検証です。
家電の扱いに慣れている・普通・不慣れであるモニター3人が実際にスチームクリーナーを使用。組み立てやすいか・片手で操作しやすいかに着目して評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使いやすさにおいては、3.3点とまずまずの結果でした。
構造がわかりやすく、ワンタッチで接続できるため、説明書を見なくても簡単に組み立てられます。
水を入れるタンクのパーツが大きく、「水を入れにくい」と感じたモニターもいましたが、難しい作業ではありません。またフタが本体と紐でつながれており、なくす心配がないのも好印象です。
一方、モニターのなかには「小回りが利かず、重さも気になる」と感じた人も。力の弱い人は片手での操作が難しいと感じる可能性があります。
しかし小ぶりなサイズなので軽い力で動かせ、家電が苦手なモニターでもスムーズに操作できました。小回りが利かない点は惜しいものの、使い勝手に問題はありません。
タイプ | スティック |
---|---|
タンク容量 | 450mL |
加熱方式 | 不明 |
コードレス対応 | |
集じん方式 | |
ヒートアップタイム | 不明 |
スチーム最高温度 | 140℃ |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 約20分 |
1分あたりの水量 | 83mL |
チャイルドロック機能 | |
空焚き防止機能 | |
スチームロック機能 | |
セーフティーキャップ機能 | |
ヘッド種類 | 不明 |
温度ヒューズ | |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 不明 |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 約5m |
集じん容積 | |
消費電力 | 不明 |
吸込仕事率 | 不明 |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | 専用マイクロファイバー(1枚)、給水カップ、専用トレイ |
本体重量 | 約1.8kg |
本体幅(公称値) | 267mm |
本体奥行(公称値) | 130mm |
本体高さ(公称値) | 1200mm |
最後に家具の多い部屋・広い部屋の掃除に使いやすい、ほかの商品をご紹介します。
KARCHERのスチームクリーナー SC 2 EasyFixは、家具の下まで楽に掃除できるのが魅力です。ノズルのジョイント部分が自由自在に動くので、狭い場所でもストレスなく掃除できます。肝心の洗浄力も申し分なく、フローリングの頑固な汚れも軽く擦るだけで落とせました。ワンタッチで接続できるので、組み立ても簡単ですよ。
ホビナビのスチームクリーナーは、広範囲を掃除できる大型のヘッドが特徴です。検証ではどの床材でもある程度汚れを落とせ、とくにフローリングでの汚れ落ちが良好でした。さらに起動から約20秒と短時間で最高温度に到達し、素早く立ち上がります。重量1.4kgと軽く、持ち運びにも便利ですよ。
ケルヒャー スチームクリーナー SC 2 EasyFixをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。