高性能で強力に除湿できると評判の、三菱電機 衣類乾燥除湿機 サラリPro MJ-PV250VX。しかし「重い」「電気代が結構かかる」といった口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコロナやパナソニックなどの除湿機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、除湿機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
三菱電機 衣類乾燥除湿機 サラリPro MJ-PV250VXは、多くの洗濯物を短時間で乾かしたい人におすすめです。実際に部屋干ししたワイシャツ・Tシャツは、2時間後には完全に乾いた状態に。比較した商品には苦戦したものも多かった厚手のチノパンも、5時間後にはカラッと乾きました。生乾き臭が発生する心配は少ないでしょう。
除湿力も優秀です。湿度73.36%の室内で運転させると、わずか10分で50%以下になり、15分後には36%まで下がりました。空気を冷やして除湿するコンプレッサー式で、とくに夏場の使用にぴったりです。除湿が効きにくい冬場にも使える「冬モード」・「おまかせ霜取」機能も搭載していますよ。
除湿能力は24.5L/日・タンク容量は5.5Lと大型で、パワフルに除湿しつつ排水の手間を抑えられるのも利点。タンクは取っ手と注ぎ口つきで、楽に持ち運んでサッと排水できます。手入れが必要なパーツはフィルター1か所のみなので、日頃のメンテナンスもしやすいでしょう。
稼働音も、弱モードで41.2dB・強モードで53.13dBと控えめです。比較した商品には強モードで60dBを超える大きさのものもありましたが、こちらはほぼ気にならない程度。弱モードであれば、夜間でも睡眠を妨げず使えます。
ネックなのは、1時間あたりの電気代が約10円とやや高い点。比較したなかでもハイパワーな商品は電気代も高くつく傾向があり、「電気代が結構かかる」との口コミどおりでした。タイマーをうまく活用して、消費電力を抑えるのがおすすめです。自動停止センサーはないため、無駄な稼働を減らすために、タイマーは短めにセットするとよいでしょう。
「重い」との口コミどおり、重量も約18kgとかなりずっしりしています。取っ手はハンドル型で持ちにくいため、階段などを移動するのは難しいでしょう。とはいえ、キャスターつきで平面上での移動は簡単。「お部屋をまるごとパワフル乾燥」との謳い文句どおり強力に除湿できるので、ぜひこの機会に購入を検討してみてくださいね。
実際に三菱電機 衣類乾燥除湿機 サラリPro MJ-PV250VXと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
三菱電機 衣類乾燥除湿機 サラリPro MJ-PV250VXよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
LG Electronics Japan
衣類乾燥・靴やタンスの乾燥・除湿もこなすマルチな1台
除湿機は、部屋の湿気を取り除くだけでなく、部屋干しした洗濯物を短時間で乾すのに役立つアイテム。キャスターや持ち手つきで家中どこでも設置できるうえ、乾燥機に入れられないデリケートな衣類も部屋干しでカラリと乾かせるのがメリットです。自然乾燥より生乾き臭の発生リスクも抑えられますよ。
今回ご紹介する衣類乾燥除湿機 サラリPro MJ-PV250VXは、大手家電メーカー三菱電機が除湿能力・省エネ・使い勝手のよさにこだわって開発した商品です。家庭用の除湿機で業界唯一(※2023年4月19日時点)の、自動制御インバーターを搭載。湿度に応じてパワーを自動調整するため、無駄なく除湿でき、省エネにつながると謳っています。
価格は執筆時点で65,000円程度。定格除湿能力は24.5Lで、鉄筋は62畳まで・木造は31畳までの広さで使用することが推奨されています。消費電力は弱モードで125W・除湿強モードで415W。除湿強モードでの1時間あたりの電気代は約12.9円なので、一般的な浴室乾燥の電気代約37〜47円と比べても1/3程度に抑えられますよ。
停電復帰機能を備えているのも魅力。万が一停電によって運転が停止しても、復帰後には元のモードで運転を再開します。別荘など、頻繁に様子を見に行けない場所で稼働させたい人にとっても便利な機能ですね。
トリプルバリアフィルター・プラチナ抗菌フィルターを搭載しているのも見逃せないポイント。空気中に浮遊するウイルス・菌・アレル物質をキャッチするので、室内空間を清潔に保ちながら部屋干しができると謳っています。
今回は、三菱電機 衣類乾燥除湿機 サラリPro MJ-PV250VXを含む除湿機全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、衣類乾燥力の高さ・除湿力の高さを検証しました。
室温25±1℃・湿度73.2±5%に設定した恒温恒湿室(約2畳)で、衣類乾燥用の最も強いモードで運転させます。水に濡らして脱水した衣類を2枚ずつ干し、1~5時間まで1時間ごとに衣類の水分量を測定しました。袖・襟・ポケットの中などの数か所を測り、水分量が少ないものほど高評価としています。
同じ条件の部屋で除湿用の最も強いモードで運転させ、湿度が50%を切るまでにかかった時間・運転開始15分後の湿度を計測。快適な温度まで素早く除湿できるかもチェックしました。
室温25±1℃・湿度73.2±5%に設定した恒温恒湿室(約2畳)で使用したところ、非常に高い除湿力を発揮しました。スタート時点では73.36%だった湿度は、開始から10分後には50%を切り、15分後には36%まで低下。比較したなかには湿度50%を切るのに30分以上かかる商品もあったことを考えると、優秀な結果です。
除湿方式は空気を冷やして除湿するコンプレッサー式なので、部屋の温度を上げすぎずに除湿でき、夏の使用にはとくに適しています。
続いて、お手入れのしやすさ・持ち運びやすさを検証しました。
ひとくちに除湿機といっても、お手入れが必要なパーツ数やタンク容量など、形状は商品によってさまざまです。そこで実際に、各商品のタンク容量・排水のしやすさ・フィルター掃除のしやすさなどをチェック。キャスターや取っ手の有無・本体の重量も確認し、持ち運びやすさも評価しました。
実際に試すと、大型の商品でも左右につかめる場所があれば比較的楽に持ち上げられました。しかし本品の取っ手はハンドルタイプなので、力に自信のある人でなければ、持ち上げて移動するのは大変です。段差のない範囲内で使う人向きの商品といえるでしょう。
続いて、節電のしやすさを検証しました。
除湿機はつけっぱなしにすることが多いため、なるべく電気代を抑えられるものがよいですよね。そこで衣類乾燥・除湿の最大モードで、ワットモニターを用いて積算消費電力を測定しました。節電のしやすさを左右する、自動モード・オフタイマーの調整幅も確認し、総合的に評価しています。
最後に、静かさの検証です。
除湿機から50cm離れた場所に騒音計を設置し、弱・強モードの稼働音を測定。弱モードは就寝中に・強モードは日中に使用することを想定し、稼働音が気にならないかどうかチェックしました。
環境省によると、40dBは夜間の高層住宅地域・55dBは役所の窓口周辺と同じくらいとされています(参照:環境省)。あくまで本体から50cmの距離での測定値なので、隣の部屋などで使用すれば、なおさらうるさく感じる心配はないでしょう。
高さ | 63.0cm |
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除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 5.5L |
定格除湿能力(50Hz) | 24.5L |
除湿可能面積(鉄筋) | 〜62畳 |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 41.0cm |
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奥行 | 29.9cm |
コードの長さ | 1.8m |
除湿可能面積(木造) | 〜31畳 |
消費電力(除湿) | 約350W |
消費電力(衣類乾燥) | 約340W |
衣類乾燥時間 | 不明 |
最大運転音 | 53.1dB |
最小運転音 | 41.2dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
連続排水機能 | |
自動ストップ機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
最後に、また違った魅力をもつ商品をご紹介します。
三菱電機の空清脱臭除湿機 (美空感)MJ-PHDV24WXは、除湿時の電気代が1時間あたり約11.2円と控えめ。衣類乾燥力や除湿力はもちろん、排水しやすさ・静かさなども高評価を獲得しました。19.62kgと重いのはネックですが、キャスターつきでスムーズに移動できるため使い勝手がよいですよ。
パナソニックのF-YHVX200-Wは、衣類が乾燥したタイミングで自動停止する機能を搭載。電気代自体は12円前後と高めですが、無駄な消費電力を抑えられる機能が充実しており、節電につながりやすいですよ。実際に使用すると、厚手のパーカーのフードまでしっかり乾くほどの除湿力を発揮しました。
高さ | 65.0cm |
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除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 5.5L |
定格除湿能力(50Hz) | 24L |
除湿可能面積(鉄筋) | 61畳 |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 41.0cm |
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奥行 | 28.5cm |
コードの長さ | 1.8m |
除湿可能面積(木造) | 30畳 |
消費電力(除湿) | 415W |
消費電力(衣類乾燥) | 415W |
衣類乾燥時間 | 約97分(2kg) |
最大運転音 | 50.9dB |
最小運転音 | 40.1dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | 不明 |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
連続排水機能 | |
自動ストップ機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
三菱電機 空清脱臭除湿機 (美空感) MJ-PHDV24WXの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
高さ | 66.2cm |
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除湿方式 | ハイブリッド式 |
タンク容量 | 5.0L |
定格除湿能力(50Hz) | 15L |
除湿可能面積(鉄筋) | 38畳 |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 37.8cm |
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奥行 | 29.6cm |
コードの長さ | 2.1m |
除湿可能面積(木造) | 19畳 |
消費電力(除湿) | 約390W |
消費電力(衣類乾燥) | 約380W |
衣類乾燥時間 | 72分 |
最大運転音 | 49.1dB |
最小運転音 | 41.3dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
連続排水機能 | |
自動ストップ機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200-Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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