ネット通販サイトの猫用ウェットフード部門では、常に売れ筋上位に入る「フィリックス やわらかグリル ゼリー仕立て」。「猫が大好き」「食いつきが良い」と良い口コミを集めています。しかし「ゼリーが硬い」「匂いが強すぎる」などの不安な口コミも寄せられていて、購入を迷ってしまいますよね。
そこで今回は口コミの真偽を確かめるべく、フィリックス やわらかグリル ゼリー仕立てを実際に試して、原材料の信頼度とこだわり・食いつき・価格の手頃さを検証レビューしました。いくつか味のバリエーションがありますが、今回はオーソドックスなツナを用いて検証。あわせて与え方の注意点も解説していますので、これから購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
フィリックス やわらかグリルゼリー仕立ては、匂いで誘える上に旨味たっぷりのゼリー入りで猫の食いつきが良好。価格もお手頃と、おおむね評価は高い商品です。しかし、原材料表示の曖昧さや与えにくさが大きな減点ポイントとなりました。
NG表記が目立つため、安全性を気にする飼い主さんにはおすすめできませんが、食いつきの良い総合食を探している飼い主さんにはおすすめ。嫌いな食材やドライフードへトッピングすれば、食いつきアップにも使えて便利ですよ。
味も香りも強いため、食欲が落ちているときや、薬を混ぜてごまかす際にもおすすめです。ゼリーの固まりが気になる場合は、パウチを開ける前に手で温めておくといいでしょう。
フィリックス やわらかグリルゼリー仕立ては、ネスレ日本が発売するパウチタイプの猫用ウェットフード。パッケージに描かれたエサを狙って舌なめずりをする猫そのままに、思わず手が出るおいしさだと人気があります。まずは、この商品の特徴や魅力を見ていきましょう。
やわらかグリルゼリー仕立ては、成猫が1日に必要とする栄養をバランスよく配合した総合栄養食。味のバリエーションが多彩なのが特徴で、ツナやサーモンといった魚系から、チキンやビーフなどの獣肉系まで計6種類がラインナップしています。猫が飽きずに楽しめますね。
家庭で作ったようなふっくらおいしい見た目も、猫の食欲をそそりますよ。
猫用ウェットフードの中でも、こちらはゼリーをたっぷりプラス。やわらかくほぐした魚や肉に、旨味を凝縮したゼリーをあえることで味や香りが向上しています。
トロリとしたゼリーに対して、具材のほぐし具合は食欲旺盛な成猫にピッタリのごろっと感。しっかり咬ませることで、猫も満足感を得やすいのが嬉しいですね。
フィリックス やわらかグリルゼリー仕立ては、1歳を過ぎた成猫用のウェットフード。体重1kg当たり約1.3袋を、1日2回に分けて与えるのが目安です。
ただし、猫が1日に必要とする栄養量は体格や元気さによっても違うため、それぞれの運動量などにあわせて食事量を調整することをおすすめします。おねだりされても、カロリー過多にならないように注意してくださいね。
水分もしっかり摂れるウェットタイプですが、歯ごたえがあるため、食事中は水をたっぷり用意しておくといいでしょう。
味や食いつきが良いと定評がある商品ですが、中には購入をためらってしまうようなネガティブな口コミも寄せられています。どんな点が気になっているか調査してみました。
猫が喜んで食べてくれるよう、素材のほぐし具合やゼリーにこだわったフードですが、残念ながら「ゼリーがグミ並みの硬さ」「具材が硬くて見向きもしない」という口コミも寄せられています。こちらは12袋入りのセット商品なので、猫によって食べてくれないのでは不安ですよね。
ただし口コミからは、ゼリーだけ食べる・肉だけ残すなど猫による嗜好の差が大きいことが読み取れるため、実際の食いつきをしっかりチェックする必要がありそうです。
ゼリーをプラスした芳醇な香りの商品ですが、中には「魚の匂いが強すぎる」「香りが好きじゃない」という口コミも散見されます。香りもおいしさの大事な要素ですが猫の嗅覚はデリケート。香りを嗅いだだけで見向きもしないのでは困りますよね。
香りの傾向も人工的な匂いやビタミン臭など感じ方はさまざま。原料に対する不安もあるため、これも要チェックです。
「猫におねだりされる」「栄養面でも満足」と猫の飼い主から人気がある商品。ただし「ゼリーや肉が硬い」「匂いが強すぎる」といった口コミも寄せられています。猫用ウェットフードは、大事な飼い猫に与えるもの。この商品もおいしくて、信頼性が高いのか気になりますよね。
そこで今回は、実際にフィリックス やわらかグリルゼリー仕立てのツナを試して、以下の3項目について検証してみました。
検証①:原材料の信頼度とこだわり
検証②:食いつき
検証③:価格の手頃さ
検証の最初は、原材料の信頼度やメーカーのこだわりです。猫用フードは猫の食べ物なので、おいしくて安全であることが大事。飼い猫の健康や寿命にも関わってくるため、しっかりチェックしていきましょう。
今回はパッケージから、原材料表示の詳しさや添加物などを確認して総合的に判断。曖昧なNG表記がある場合は減点の対象として、原材料の信頼度とこだわりを評価しました。
パッケージ表面・裏面とも、ペットフード公正取引協議会が定める基準を満たした総合栄養食であることをわかりやすく明記。旨味たっぷりのこだわりや、栄養バランスにこだわった処方であることもきちんと表示してありメーカーに好感が持てます。
フェリックスは子猫用やレシピ違いのシリーズが多いものの、パッケージ表面にはしっかり対象や味を明記。手に取ってわかりやすく、間違って買ってしまうことも少なそうです。
ただし原料表示をよくよく見ると、ツナ味であっても主原料はビーフやチキンといった獣肉。正確な表示とはいえない面も。アレルギーも心配ですし、お魚好きな猫のために買ったら実はお肉で食べなかったというミスマッチが起こりかねません。
成分表示に関しても「類」を使った表示が多く、家禽ミール等や小麦グルテン等といった曖昧な表示が目立つのも気になります。これは減点ポイントですね。
続いて、食いつきのチェックしていきましょう。猫と人間の好みは違うので飼い主がおいしそうと思っても、猫が食べないことはよくあること。具材の硬さや匂いに関する不安な口コミも寄せられているため、実際のところが気になりますよね?
この検証では保護猫カフェの協力を得て、実際に3匹の猫に試食をしてもらいます。同じ分量をそれぞれ与えて食べる量やスピードを観察するとともに、食いつきを促す匂いの強さもチェックして総合的に評価しました。
実際に猫に与えたところ3匹とも見事に完食。味や食感の嗜好は個体差があるものの、今回の検証では猫の食いつきが非常に良好でした。
中でも1匹はとても関心を示し普段よりハイスペースで、あっという間に食べ切ったほど。お皿まできれいに舐めて大満足の様子です。
パウチを開けるとツナ缶のような匂いでしたがキツめ。猫の好みにはあっていても、人間の嗅覚だとちょっと強すぎる印象です。原料的には肉がメインですがビーフやチキンの香りではありません。
また口コミで寄せられているようにゼリーは硬め。塊で出てくるため、ほぐすのが大変です。取り分けや量の調整も面倒でした。
検証もいよいよ最後。価格の手頃さをチェックしていきましょう。飼い猫にはおいしいものを食べて長生きしてもらいたいものの、やはりコスパは大事です。家計に大きな負担をかけずにデイリーに使えるフードが理想ですよね?
猫用ウェットフードの中には主食のトッピング用に使うものもあるため、今回はパッケージ表示から100kcalあたりのコストを算出して価格の手頃さを評価しました。
パッケージ表示から算出すると、100kcalあたりの価格が125.3円。コスパ抜群とはいえないものの、高すぎるということもありません。
コスパをとるか猫の食いつきの良さを取るかは微妙なところですね。一般的にパウチタイプや総合栄養食は価格が高めなので、比較するとデイリーに使いやすいといえるでしょう。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。