麗白 ハトムギ 高保湿ボディソープをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、洗浄力の検証です。赤く着色した人工皮脂を塗布したスライドガラスを4時間放置後、各商品で洗って乾かします。そのあと重さを5回測定し、洗浄前後の重量差から汚れ落ちをチェックしました。

その結果、洗浄力は高めで良好な評価を獲得。比較した商品内には洗浄前後で重さが0.3gほどしか変わらないものがあったなか、本品の重量差は0.73gと大きめでした。比較した全商品の平均値0.76g（※執筆時点）とも大差ない結果です。

1g以上も差が出た上位商品には一歩およびませんが、十分な汚れ落ちが期待できます。皮脂が増えがちな中高生や運動をよくする人にも使いやすいでしょう。

続いて、しっとり感・香りのよさの検証です。

20〜50代の男女モニター27人が各商品を使用し、洗い流したときのしっとり感をチェックします。また同時に、香りの強さ・好みの香りかの2点を評価しました。

次は、泡の濃密さの検証です。各商品1プッシュ分を水気のない泡立てネットで泡立て、お皿にのせます。泡の上に10円玉を水平にのせ、沈むまでの時間を3回測定しました。

実際に10円玉をのせたところ、沈むまでの時間は平均17秒とかなり長め。比較した全商品の平均時間6.86秒（※執筆時点）を大きく上回り、泡の濃密さはトップクラスの評価です。

なお検証では泡で出るタイプよりも、本品を含む液体タイプのほうが泡の持ちがよい傾向がありました。ボディタオルや泡立てネットを使うとキメが細かく濃密な泡を作れるため、モコモコの泡でリッチなバスタイムを楽しみたい人に向いています。

最後は、肌へのやさしさ（成分分析）の検証です。理系美容家の箱崎かおりさんに各商品の成分をチェックしてもらい、主な洗浄成分の種類・肌荒れ防止成分が配合されているかを確認しました。

実際に成分表を見ると、洗浄成分にはラウリン酸をメインとした石けん系の成分を配合。石けん系の洗浄成分使用の商品は洗浄力が高い傾向があり、専門家の箱崎さんからは「肌に合わない人がいるかも」との指摘が寄せられました。

しかし陰イオン性界面活性剤の刺激緩和作用を持つ洗浄成分のコカミドプロピルベタインが含まれているのは利点です。とはいえ比較した敏感肌に配慮した成分配合だったアミノ酸系・ノニオン系の商品と並ぶと、本品はしっかり洗いたい人向けといえます。デリケートな肌でなければ使いやすいでしょう。