【備えてほしい】テストして1位だった防災グッズ17選まとめ【防災セットからポタ電まで】

突発的な災害の避難の際に持ち出せて、水や食品から防災ラジオや歯ブラシ、携帯トイレ、救急用品まで、ライフライン復旧までの時間を過ごすためのグッズがひとまとめになっているものが防災セットです。

選ぶうえでは必需品がきっちりそろっていることはもちろん、いざというときに持ち出しやすい形か、防水性や防炎性はきちんとあるかなどをしっかり考慮しないといけません。

そのなかで、防災防犯ダイレクトの「非常持出袋 地震対策30点避難セット」は、水・食品・防災ラジオ・懐中電灯・救急用品などの必需品だけでなく、充電器や乾電池などあると便利なアイテムも充実している商品。さらにリュックタイプで持ち運びしやすく、防水はもちろん防炎加工や反射板つきなどいざというときの機能もしっかり装備されています。

常備薬や女性用品はくわえてほしいですが、必需品はほぼそろっているため、どの防災セットがよいのかわからない人や、必要なアイテムをひとつずつそろえる時間がない人におすすめです。

災害時の情報収集にスマホは役立ちますが、充電の減りが速くなってしまうためできる限り使用を控えておく必要があります。また、そもそも電波が止まってしまい使用できない可能性も。そのため、スマホは連絡手段として、防災ラジオは情報収集用として使い分けるのがおすすめです。

災害時にしっかりと使えるものを選ぶには、周波数や受信感度だけではなく、バッテリーの機能性や使いやすさ、持ち運びしやすい軽さや形状かどうかも気にする必要があります。

この1位の防災防犯ダイレクト「ソーラー多機能ラジオライト5000」は、地域チャンネルが多いFMラジオがテレビのようにきれいな音質で言葉がはっきりと聞こえるので、情報を聞き取りやすく状況把握がしやすかったのがポイント。また、乾電池・手回し・蓄電池・ソーラーの4つの充電方法に対応し、手回し充電3分で1時間以上もラジオを聴けます。

さらに、2m先に置いた文字も容易に読めるほど明るいライトや、携帯端末への充電機能なども付いているため、停電時にもおすすめです。

災害時には断水が1か月に及ぶ場合があります。ライフラインが止まったときにトイレに困らず生活を送るため、簡易トイレをしっかりと準備しておくことが大切です。

非常時にゴミをすぐに捨てられない状況を考慮すると、簡易トイレを選ぶときは、防臭力と使いやすさが重要になります。

さまざまなメーカーから販売されていますが、なかでもファンデクセル「Qbit 強力消臭 いつでも簡単トイレ」は、防臭力・使いやすさ・吸水量のどの点をとっても優秀な商品。とくに防臭力は、活性炭が入っているためか30分後も不快なにおいは気にならないレベルだったので、周りに気兼ねなく使用しやすいです。

手袋や専用の廃棄袋が付属しているので、衛生的に処理できるのもうれしいポイント。簡易トイレを備えていない人におすすめしたい商品です。

使用するためには便器が必要な簡易トイレと違い、どこでも使用可能な携帯トイレ。災害時にトイレにすぐ行けない場面でも我慢する必要がないので、防災セットのなかにも常備しておきたいアイテムです。

基本的に携帯トイレは緊急時に使うため、使いやすさや防臭力の高さに加え、中身が透けないかどうかなどを考慮して商品を選ぶ必要があります。

防臭力や使いやすさの評価が低い商品もあるなか、1位のREBUYPRO「携帯トイレ」は防臭力・使いやすさ・凝固速度・受け口の大きさにおいて、すべての観点で高スコアを獲得。防臭力においては5分後にはほぼ無臭になるほど強い消臭力を持っていたので、すぐにゴミ箱に捨てられない状況でもにおいによる不快感は低いでしょう。

誰でも使いやすいので、携帯トイレを備える際に最も選択肢となる商品です。

災害時はライフラインが停止して、水道水が使えない場合が多いです。また、被災時は物資が届くまで時間がかかり水の入手が困難になることも。いざというときのために、生活に欠かせない水はしっかり備蓄をしておきましょう。

容器が分厚い保存水は水が蒸発しにくいため、ミネラルウォーターと比べて長期保存ができます。ただし、保存水のなかでも5〜15年と保存期間に差があるため、選ぶ際はできるだけ10年以上のものを選ぶのが大切です。

11商品比較したなかでも、ジャパン・ミネラルの「カムイワッカ麗水」は保存期間が15年と一番長く、一度購入すれば買い替えの手間がしばらくかからないのが大きなメリット。おいしさの面でも高スコアを獲得しています。

定期的な買い替えが面倒な人や、非常時でもおいしさを妥協したくない人におすすめです。

災害時はがれきや倒木などで足元が悪くなる可能性が高く、周囲を広くはっきり照らせるライトが必要になります。スマホのライトだけでは周囲を十分に照らすことが難しいだけではなく、電池も消耗しやすいため、非常時に備えて懐中電灯を用意しておくのがベターです。

選ぶ際は明るさはもちろん、防災用はワイドモードや点滅機能の有無、電池の持ちなどのポイントも重要になります。

Eornmorの「LED懐中電灯」は、ワイドモードつきで広範囲を照らすことが可能なうえ、57.6時間連続して点灯でき、電池持ちも非常によいです。さらにサイズは最大径4.2cm、全長10cmと非常にコンパクトなので、ポケットにしまいやすいのもうれしいポイント。

バッドサイドに置いておくのはもちろん、コンパクトで持ち運びがしやすく利便性にも優れているため、災害時だけではなくアウトドアや散歩などさまざまなシーンでも活用できるアイテムです。

キャンプグッズとして使われることが多いLEDランタンですが、最近ではライフラインが絶たれて停電してしまったときの光源としてLEDランタンを購入する人が増えています。

停電時に使うなら、明るさとどのぐらい点灯し続けられるかが大事。とくに点灯持続時間については、充電式に比べて乾電池式のほうが長く持つため、防災用なら電池式を選ぶのがおすすめです。

検証した電池式の商品のなかでも一番明るかったのがLeproの「LEDランタン」。連続点灯時間も80時間51分と非常に長く、停電時でも約3日間使い続けられるほどです。明るさも高スコアで人の顔がはっきりとわかる程度の明るさがありました。360度タイプで周囲全体を明るく照らせるので、さまざまなシーンで活躍できるでしょう。

重量は約410gと比較的重めで持ち運びがしやすいとはいえないため、車や在宅避難で使うときにおすすめです。

停電も視野に入れたうえで備えておくべきモバイルバッテリーは、大容量ながら片手でも持てるサイズの20,000mAhがおすすめです。フル充電でもスマホ3〜4回分の充電が可能のため、2〜3日停電が続いても耐えられるでしょう。

ただし、同じ容量でも変換ロスによって実際に充電できる量は変わってきます。また、商品によっては大きく持ち運びがしにくいものもあるため、変換ロスの少なさやサイズを考慮して選ぶことが大切です。

検証した28商品なかでもおすすめなのがCIOの「SMARTCOBY TRIO」。分厚めなのでスマホと重ねて持つには不向きですが、重さは約333gと軽量で持ち運びがしやすい商品です。変換ロスも34.98%と少なめで、iPhone14を充電する場合は4回フル充電ができます。

さらに、出力ポートはType-Cを2つとType-Aを1つの合計3つを搭載しているため、スマホやタブレットを同時に充電することもできます。持ち運びがしやすく場所を問わず使いやすいため、1つ持っておくと役立つアイテムです。

ポータブル電源用ソーラーパネルは太陽光を電気に変換することができるので、災害で停電したときに活躍するアイテム。ソーラーパネルに電子機器を直接繋げて出力することもできますが、ポータブル電源とあわせて使うことで太陽光から生み出したエネルギーを蓄電して、夜間でも電気を使うことができます。

大切なのは高い出力ができるかと、雨風にも強いかどうか。160W以上の出力があれば1日分に必要な電力を賄えるだけの電気を発電でき、スマホ充電やケトル・冷暖房器具を使用しても電力が不足しにくいです。また、高価な商品だからこそ、JIS規格に認められた防塵・防水性能が搭載しているものを選ぶのがポイントです。

AFERIYの「ソーラーパネル」はその両方を兼ね備えた商品で、検証では200Wの電力を出力できました。さらに、IP67の防塵・防水性能が搭載されているので、雨や風が強い日でも使えるでしょう。

高出力で雨風にも強いため、ポータブル電源用ソーラーパネルを購入する際に最も選択肢になる商品です。

停電時でもポータブル電源があれば、スマホ充電はもちろん、冷暖房器具や調理家電を使うことができるので、非常用に1つ持っているととても便利です。

しかし、ポータブル電源のなかでもサイズや価格がピンからキリまで存在するため、災害時に適した容量や機能がついた商品を選ばなければなりません。

68商品中1位のDEENO Technology「DEENO X1500」は、電力の使用効率・機能性の両方で満点の評価を獲得している実力派の商品。電池容量は1036Whと大容量なので、災害時にも心強いです。電力使用効率は94.6%と非常に高いため、電力ロスを抑えて効率よく電力を使用できます。また、機能も豊富で、ソーラーパネルや車から充電できるだけでなく、LEDライトやワイヤレス充電機能もついています。

電力使用効率も高く機能も豊富なポータブル電源なので、防災用として購入を検討しているすべての人におすすめしたい商品です。

「カセットフー 達人スリムIII」は、沸騰時間が短いことが最大のメリット。実際の検証では、4分10秒で1Lのお湯を沸騰させることができました。できるだけ早くお湯を沸かしたいときには大助かりです。鍋を置いたときの安定感や、点火や火力の調整のスムーズさなど、調理のしやすさも高スコア。いつもどおりの環境が整わない災害時には、余計なストレスなく扱えることも大切です。

また、合わせてカセットボンベの準備も必要。1人分は1週間でおよそ6本が目安（参照：農林水産省）なので、家族の人数に合わせて用意しておきましょう。

応急処置に必要なアイテムをすべて揃えていることが必須条件。そのうえで、パニックになっても処置がしやすいよう、中身がしっかり見えるガバッと開くタイプを選ぶことがポイントです。

12商品の比較検証では、応急処置のマストアイテム10点（※）すべてそろっていた商品はなかったものの、NEWBOX JAPANの「OHKEY 救急 ポイズンリムーバー セット」なら、買い足すべきは人工呼吸器のみ。ほかの商品には少ないポイズンリムーバーも入っており、ブドウ糖・常備薬・紙・ペンを追加購入すれば、ほぼ理想的といえるでしょう。

衛生用品4点（手袋・ウェットティッシュ・ガーゼ・ピンセット）・処置の補助用品3点（テープ・ハサミ・ライト）・緊急度が高い場面で必要な用品2点（人工呼吸器・アルミブランケット）・助けを呼ぶ場面で必要な用品1点（ホイッスル）

そもそもオーラルケアは、口の健康を保つだけでなく、身体の健康を保つためにも重要。口の中を清潔に保てないと細菌が増殖してしまい、誤えん性肺炎などの二次被害を引き起こす可能性もあります。

断水で水が不足すると、飲料水が優先されるので、歯磨き用に水を確保できないことも。そんなとき、水でのすすぎが不要な「マウスウォッシュ」があれば、歯磨きの代わりにはなりませんが、しっかり口腔ケアすることができます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの「リステリン クールミントゼロ」は、辛みがありしっかり爽快感を感じられるのがポイントです。歯磨きを行なったあとにマウスウォッシュを使用し就寝、翌朝の口のねばつきを確認したところ、モニターからは「何もしないときと比べてすっきり感があった」との声が。

異物感が気になるものがあったなか、モニターから「耳に入れているのを忘れそう」と評価を得たのが「聴覚保護具 クオリネ」。耳の中にすっぽりと収まり、寝返りをうっても圧迫感がありません。肝心の遮音性も評価が高く、検証では28.6dBを記録。これは車通りの少ない深夜と同じくらいの静かさです。

避難所生活では、突然、他人との共同生活がはじまります。夜中になってもスマホや懐中電灯のライトがチラつくのが気になり、ぐっすり眠れないということも少なくありません。

普段当たり前のように自宅に置いている、ハサミやカッターといったアイテムも、避難先にはない可能性も。準備しておいた缶を開けたり、段ボールやロープを切ったりと、1つあると便利なのが「十徳ナイフ（アーミーナイフ）」です。

その点、レザーマンツールジャパン「FREE T4」は、親指で押すだけで簡単に開けられるワンプッシュ式。さらにロック機能がついているので、安全性にも配慮されています。災害用としておさえておきたい、ペーパーナイフ・ハサミ・栓抜き・コルク抜き・缶切り・プラスドライバー・マイナスドライバーの7種類のツールがまとまっています。