結論からいうと、キッコーマン おいしい無調整豆乳は、いろいろな使い方をしたい人におすすめです。大豆の自然なコクや甘みがありながら、クセのないさっぱりとした味わいをしています。無調整特有の臭みもないため、試飲した6名のモニターからはそのままでゴクゴク飲めると好評でした。牛乳の代用としてはややコクや甘みが物足りないものの、コーヒーとの相性も良好です。雑味がないので、ほかの食材の味わいを邪魔しません。飲むだけでなく料理にも使いやすいですよ。成分においては、比較した全商品の平均値よりも100mLあたりの糖質が1.6gと少なく、たんぱく質は4.1gとやや多く高評価に。ただし脂質はほかの商品より多く、イソフラボンは少なめでした。目的にあわせ、飲む量は調節したほうがよいでしょう。価格は1000mLが税込325円(記事執筆時・公式サイト参照)です。甘味料や添加物は使用されていないので、毎日の習慣に取り入れたい人もぜひ検討してみてくださいね。
UCC上島珈琲 職人の珈琲 低糖は、ダイエット中でも甘いコーヒーを飲みたい人におすすめです。100ml当たりのカロリーは6kcalで、今回の平均値の半分抑程度。コップ1杯200mlを飲んでも12kcalしかありません。コスト面を見ても、500ml当たりの価格は87円と平均より約50円も安価です。実際に飲んでみると、開けたての状態の香ばしさが好印象でした。加えて、甘さ控えめなので、甘すぎるコーヒーが苦手な人でも飲みやすく仕上がっています。一方、後味が甘ったるく、苦みの余韻が短いのは気になります。開封から1時間が経つと風味が落ちてしまうとの声も。すっきりとした飲み口やコクを求める人は、他商品もチェックしましょう。
マルサンアイの有機豆乳無調整は、イソフラボンを効率よく摂取したい人におすすめです。栄養成分をチェックしたところ、100mLあたりのイソフラボン含有量は43mgと高数値。比較した全商品の平均約30mgを大きく上回りました。さらに、糖質も100mLあたり2gと控えめ。ダイエット中に気になるたんぱく質・脂質も比較内での平均的数値でした。さらに、無調整豆乳のため甘味料・添加物不使用なのもうれしいポイント。できるだけシンプルなものにこだわりたい人にも向いています。味わいは、大豆のクセや臭みがなく、やさしい甘みと風味が感じられました。口あたりはまろやかで、のど越しも良好です。しかし、あっさりとしているぶん、コーヒーとあわせると物足りなさがありました。そのまま飲みたい人向きといえます。さらに有機JAS認定を受けているこだわりの一品です。原材料を重視する人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
ふくれん 国産大豆無調整豆乳は、ダイエット中の人や、添加物に気をつけている人におすすめです。比較したなかには、甘味料や添加物が複数使用されているものもありましたが、こちらは甘味料・添加物は不使用。ヘルシー志向の人も飲みやすいでしょう。大豆イソフラボンは100mLあたり18.5mgと少ないものの、大豆固形分やたんぱく質は、今回比較した全商品の平均より多く含まれています。あまり大豆製品を食べない人も、手軽に大豆の栄養を摂ることができますよ。糖質・脂質がともに控えめなのもうれしいポイントです。味について、実際に飲んだモニターからは、そのままでも飲みやすいと好評。無調整タイプはクセが気になる傾向にありますが、「大豆の香りや自然な甘みが感じられておいしい」「後味も非常によい」と満足の声が多数でした。一方で、コーヒーとの相性はいまひとつ。甘さが控えめで、コーヒーの苦みが引き立ってしまいました。牛乳の代わりとして使うより、豆乳そのものの風味を楽しみたい人に向いているといえます。
セブンイレブン 挽きたて珈琲 甘さひかえめは、甘いコーヒーが好きな人に向いています。バリスタの小池さんからは「微糖というよりかなり甘い」というコメントが寄せられました。100mlあたり6kcalと比較的低カロリーで、ダイエット中の人でも飲みやすいでしょう。500mlの値段は51円と安いため、頻繁にコーヒーを購入したい人にもおすすめです。一方で、味のバランスが悪いのは惜しいところ。甘味と苦味の主張が強い印象でした。また酸味があり、ベタつくような雑味が残るのも気になります。1時間経つと、渋味が増して飲みにくくなってしまうのも残念。少しでもおいしく味わいたいなら、早めに飲み切ってくださいね。
九州乳業のみどり豆乳 成分無調整は、あっさりとした味わいが好みの人におすすめです。甘味料・添加物を一切使用していないヘルシーな味わいが魅力。実際に豆乳単体で飲んでみると、ほどよい豆の風味や濃厚さが口の中に広がりました。大豆本来の甘さは弱めですが、すっきりと飲めます。モニターからも「クセがなくて飲みやすい」と好評でした。ただしコーヒーに加えてみると、甘みに加えてまろやかさもあまり感じないという結果に。豆乳単体の味がさっぱりしているため、牛乳に近い甘み・コクのある調整豆乳に比べると、コーヒーとの相性はいまひとつです。とはいえ大豆固形分が8%以上と高いうえに、100mLあたりの糖質が2.25g・脂質が2.35gと抑えられているのは高評価です。とくに甘さが控えめな無調整豆乳をお探しの人は、ぜひ試してみてください。