石油ストーブの給油に欠かせない、灯油ポンプ。石油ポンプなどの名前でも呼ばれ、手動式のほか、スイッチひとつで入れられる電動式もあります。各メーカーからさまざまな商品が販売されていますが、自動停止機能や収納ケースつきなどバリエーションが豊富で、どれを選んだらよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、灯油ポンプのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。見た目にこだわりたい人におすすめのおしゃれなものを含め、幅広い商品をご紹介。灯油ポンプの使い方などもご紹介していますので、商品選びの参考にしてくださいね。
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灯油ポンプは、灯油タンクに本体をセットし、ストーブの給油口や燃料タンクにホースを差し込んで給油します。電動式はスイッチを入れるだけですが、手動式は少しコツが必要。サイフォンの原理を使ったシンプルなものは、ポンプのネジを閉めたあと、ジャバラ部分をシュポシュポと押して給油する仕組みです。
また、商品によっては、液体を移すポンプとして使用可能。ミニポンプを使って水槽の水を抜いたり、ハイパワーな電動式でトラクターやボイラーに給油したりと、商品を使い分けることで使い道はさまざまです。ただし、用途に適さない場合もあるため、商品の説明をよく確認してから使用してくださいね。
灯油ポンプ選びでは、サイズや用途に合うか見極めることが大切です。家庭用なら、灯油タンクの口径やストーブの給油口サイズに合うか、キャンプなどに持って行くなら持ち運びしやすいかなども忘れずにチェック。置き場所によっては、ロングホースの使用や電源の確保なども確認してから購入しましょう。
灯油ポンプを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
灯油を入れるポンプは、大きく分けて手動式と電動式の2種類。電動式は、スピーディに給油したい人にはもちろん、手に灯油やニオイがつくのがイヤという人にもぴったりです。自動給油停止センサーやライトつきなど、便利な機能もチェックしておきましょう。
手軽に短時間で給油するなら、電池タイプがおすすめ。電源が近くにない場所でも使える電池タイプは、玄関やベランダなどに灯油タンクを置きたい人にぴったりです。外でフタつきのコンテナに保管する場合は、電池入れが平らな薄型をチョイス。商品によって電池の種類や本数が違うので、事前に確認しておきましょう。
パワフルでスピーディなものがほしい人は、AC電源やバッテリーから給電するタイプを選ぶのもありです。短時間に給油できるので、大型のストーブに給油するときや、ドラム缶からポリタンクに軽油を移すときに活躍。便利な電動式ですが、故障や災害時に備えて、予備の電池や電源の確保も確認しておく必要があります。
電動式を選ぶなら、自動で給油が停止する機能つきがベターです。ホースの先端に内蔵されたセンサーが、満タンになったのを検知して自動的に給油をストップする仕組み。どのくらい灯油が入ったか確認しながら作業しなくてもよいので、給油の手間がグッと減ります。
さらに、自動停止機能に加えて、LEDライトやブザーで給油完了を知らせる機能つきを選ぶのもよいでしょう。離れた場所にいても、給油が完了したことを把握しやすくて便利です。
ただし、灯油を入れるカートリッジの仕様によっては自動停止機能が作動しなかったり、吸い上げる本体の先端が大きすぎて灯油タンクに入らなかったりすることもあります。手持ちのタンクに使えるかなど、あらかじめ確認しておくことが大切です。
手動式には、シンプルなサイフォンタイプ以外にも、手回しや加圧して使うものがあります。普段はラクに給油できる電動式を使い、非常用として手動式を常備しておくのもよいでしょう。
シンプルで軽い灯油ポンプがほしいなら、サイフォンポンプがおすすめ。電力のいらない手動式は、災害時やアウトドアでも活躍します。ポンプの扱いには慣れが必要なものの、サイフォンポンプなら電動式に比べて価格もリーズナブル。100均などでも取り扱いがあり、メインでもサブでも使える汎用性の高さが魅力です。
まず、ジャバラポンプを数回押して空気を押し出し、元に戻る力を利用して灯油を吸い上げることでサイフォン状態を作り出します。高いところから低いところに流れるよう、少し高い位置に灯油タンクを置くのがポイント。灯油があふれないよう、はじめはようすを見ながら少しずつ給油するのがコツです。
電池なしで効率よく給油したい人は、加圧式を候補に入れましょう。灯油タンクに隙間が出ないよう固定し、タンクの中に空気で圧力を加える方式で、低いところから高いところにも給油できるのがメリット。ホース先端のレバーを握っている間だけ給油される仕組みなので、灯油があふれないよう給油量を調整できます。
加圧式のデメリットは、灯油タンク内の灯油が減ってくると、何回もポンプを押して加圧する必要があること。中身が少ないほど加圧に力が必要です。また、手動式には手回しタイプもあります。A重油など、やや粘度のある液体を移したいときはチェックしてみましょう。
生活感が出がちな灯油用ポンプですが、なかにはデザインやカラーがおしゃれな商品もあります。レトロなグリーンやロゴがスタイリッシュな手動式は、ミリタリー調デザインのストーブと相性がよいでしょう。灯油を入れておくポリタンクもおしゃれなものを選べば、インテリアにもなじみやすいでしょう。
また、サイフォンポンプや電動式も、黒やグレーを選ぶだけでグッとおしゃれ度がアップ。デザインは同じでも、シックなカラーなら玄関に置いていても悪目立ちしません。オレンジなどのポップなカラーもかわいいので、好みに合わせてチェックしてみてくださいね。
給油作業をすばやく終わらせたい場合は、給油スピードを表す吐出量をチェック。1分あたりの吐出量は、電動式なら約8~12L、手動式なら約6Lが目安です。給油スピードの速いものがほしい人は、吐出量が多いものを選びましょう。
家庭用石油ストーブで一般的な5L前後のタンクなら、1分あたり10Lを給油できる灯油ポンプを使えば、約30秒で給油完了。4L以下のミニサイズなら、手動でも時間はかかりません。一方、室内や屋外暖房に用いる50Lや90L程度の大容量タンクは、給油に時間も手間もかかるため、吐出量が多い電動式がおすすめです。
給油後に灯油がこぼれるのを防ぐなら、収納ケースやストッカーつきを選びましょう。また、灯油缶を移動させることが多い人は、灯油缶に固定して使うタイプが便利です。
灯油缶に取りつけ可能な収納ケースを選ぶなら、灯油缶の口サイズに合っているか確認しておくことが大切。また、収納ケースが付属していない場合は、後づけできるケースを別途購入することもできます。灯油缶に本体を固定するタイプの場合は、ホースの先端を収納できるホルダーがあるかを確認しましょう。
一方で、灯油缶の口に固定するため、ホースやポンプ本体が邪魔になることも。灯油缶を大型のトランクや物置きなどに収納しておく場合は、灯油ポンプがフタなどに引っかかる可能性もあります。固定できるタイプを選ぶときは、どこに置いて使うかも考慮して選びましょう。
給油に使うホースの長さも忘れずに確認しておきましょう。一般的に、家庭用ストーブの給油に使うなら30cmほどあれば十分。長すぎるとホースが邪魔になるだけでなく、給油後ホースの中に残った灯油を処理するのが手間です。
ドラム缶のように動かせない場所から灯油を移動させる場合は、1m以上の長いホースを用意しておくとよいでしょう。また、ボイラーなどに給油するなら、高低差も考慮して長めのホースを準備。灯油ポンプ用の延長ホースも販売されているため、必要に応じて一緒に購入しておいてくださいね。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||
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給油方式 | 電源 | 自動停止機能 | 固定機能 | 吐出量 | 給油管長さ | |||||
1 | アスワン アズワン|サイフォンポンプ|1-3344-05 | ![]() | 7色から選べる、カラフルな手動ポンプ | 手動タイプ | 不明 | 不明 | 不明 | 538mm | ||
2 | 工進 灯油ポンプ|加圧式タイプ ポリオート|PK-21 | ![]() | 電池がなくても使用可能。ノズル収納ケースつき | 手動タイプ(加圧式) | 不明 | 不明 | 6L/分 | 48cm | ||
3 | 三宅化学 灯油ポンプ トーヨースポイト|TP-0400 | ![]() | ファンヒーターの掃除、お手入れ専用スポイト | スポイト | 不明 | 不明 | 不明 | |||
4 | 工進 乾電池式|乾電池式灯油ポンプ 固定式|EP-304FM | ![]() | マグネットで灯油タンクにポンプを簡単固定 | 電動タイプ | 乾電池式 | 8L/分 | 不明 | |||
5 | 工進 ラクオート |電動ポンプ ラクオート|FP-25 | ![]() | ドラム缶なら10分以内、ポリ缶なら1分以内で給油可能 | 電動タイプ | コンセント式 | 20L/分 | 150cm | |||
6 | 三宅化学 トーヨーポンプ|ドラムポンプ サイフォン式 | ![]() | 灯油と軽油、水の移送に使える。流量17L/分の性能 | 手動タイプ(手回し式) | 17L/分 | 118.5cm | ||||
7 | エムケー精工 電動給油ポンプ スピーダー |BP-121R | ![]() | ポリからホームタンクに給油できる、力強いロングホースタイプ | 電動タイプ | コンセント式 | 不明 | 不明 | 12L/分 | 170cm | |
8 | 工進 灯油ポンプ|ママオート|EP-100N | ![]() | 家庭用コンセントに対応。ホームタンクの給油口まで楽に届く | 電動タイプ | コンセント式 | 不明 | 10L/分 | 160cm | ||
9 | 三宅化学 トーヨーオートポンプ|電動灯油ポンプ|PS-L20 | ![]() | スイッチを上下させて操作する仕様。口径50mmタンクで使える | 電動タイプ | 乾電池式 | 9L/分 | 不明 | |||
10 | センタック スーパーポンプ3|SP-97F | ![]() | 吐出量は毎分11L。ハイパワー型電動ポンプ | 電動タイプ | 乾電池式 | 不明 | 約11L/分 | 61cm |
スイッチオンで給油をスタートし、満タンで自動的に停止する電動タイプ。マグネットがついているので、ポンプの吐出口と給油する灯油タンクをワンタッチでカチッと取り付けられます。ポリタンクへ直接取り付けるので、都度ポンプを取り出す必要がないのもよいですね。
給油方式 | 電動タイプ |
---|---|
電源 | 乾電池式 |
自動停止機能 | |
固定機能 | |
吐出量 | 8L/分 |
給油管長さ | 不明 |
ロゴマークと落ち着いたグリーンカラーがおしゃれな、アラジンとタカギのコラボ商品です。ポンプを数回プッシュして、溜まった空気圧により給油できる、電池のいらないエコタイプ。レバーを握るだけで給油可能なうえ、余った空気はワンプッシュで排出できます。
給油方式 | 手動タイプ(加圧式) |
---|---|
電源 | 不明 |
自動停止機能 | |
固定機能 | |
吐出量 | 2L |
給油管長さ | 約63cm |
給油口ネジ部外径50mmの灯油タンクに取り付けて、そのまま使用・収納できる灯油専用の電動ポンプ。本体は高さ5cmの薄型で、取り付けたままでも邪魔にならないコンパクトサイズです。満タンになると給油が止まる自動停止機能があり、吸入管が曲がるので、背の低い10Lタイプのポリタンクでも使えます。
給油方式 | 電動タイプ |
---|---|
電源 | 乾電池式 |
自動停止機能 | |
固定機能 | 不明 |
吐出量 | 9.5L/分 |
給油管長さ | 40cm |
収納ケースが付属していない灯油ポンプなら、別売りの専用ケースがおすすめ。安いものなら数百円で購入できますし、100均などでも取り扱いがあります。ペットボトルや書類ケースを使う収納アイデアもありますが、倒れやすかったり素材が合わなかったりと、ケースには適さない場合もあるので注意しましょう。
灯油ポンプの捨て方は、自治体のルールに従うのが基本。手動式か電動式かによっても捨て方が異なり、一般的なプラスチック製の手動式なら燃えるゴミとして、大きなものは粗大ゴミとして捨てるなど、サイズによっても違います。電動式なら、電池を外して不燃ゴミとして出すことがほとんどです。
灯油用ポリタンクを持っていない人は、この機会にチェックしておきましょう。現在使っているものをリニューアルしたい人や買い足したい人も要チェック。以下のコンテンツで、おすすめの商品や選び方をご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1位: アスワン|アズワン|サイフォンポンプ|1-3344-05
2位: 工進|灯油ポンプ|加圧式タイプ ポリオート|PK-21
3位: 三宅化学|灯油ポンプ トーヨースポイト|TP-0400
4位: 工進|乾電池式|乾電池式灯油ポンプ 固定式|EP-304FM
5位: 工進|ラクオート |電動ポンプ ラクオート|FP-25
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