デオシート 消臭＆フレグランス フローラルシャボンの香りの口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー

一番重要なのはなんといっても吸収力でしょう。

今回はおしっこ1回分の水を使用し、各商品の吸収力を検証しました。シーツの1か所に水を垂らしたところ、シミの広がりは直径12cmと小さく、シーツの1/3以内にとどまりました。スポット吸収力に優れ、3回分のおしっこを1枚のシーツで余裕を持って吸収できるでしょう。「しっかり吸収する」という口コミとも一致します。

多くの量をさらっと吸収し、逆戻りが少ないのもメリット。おしっこ3回分の量の水を吸収しても、肌触りはさらさらで染み出しもありません。小型犬の全体重を想定した重りをのせても、おしっこの逆戻りはほんのわずかでした。犬が踏むと少しおしっこがつく可能性があるものの、床や家具が汚れるほどではないでしょう。

比較した結果、本品のような厚型のものは吸収力が高いうえ、小さい面積で多くの量をさらっと吸収する傾向がありました。こちらも同様に吸収力が高く、日中の外出時間が長い飼い主さんにもおすすめです。

速乾性も良好です。濡らした直後にはやや湿り気があったものの、水分を含ませてから3分後にはさらっと乾いた状態になりました。

比較した商品の約3割は、濡らしてから5分経ってもまだ表面が乾かず湿っている結果に。本品は少し時間を置くだけで乾きやすいため、ペットシーツをこまめに交換できない人にも向いています。

即効性にはやや欠けますが、長時間の消臭効果に優れています。

臭気判定士の石川英一さんが、猫のおしっこをかけたシートのニオイを1分後・90分後・8時間後にそれぞれチェック。すると、90分経過すると徐々にフローラルの香りが立ちはじめ、8時間経過してもおしっこ臭は気になりませんでした。

おしっこをかけて1分後に消臭効果を発揮した上位商品には及びませんが、長時間ニオイが気になる…ということは少ないでしょう。「ニオイが広がらない」という口コミにも納得の結果です。

比較した商品内には薄型タイプのものもありましたが、消臭力が高い傾向にあったのはポリマー量の多い厚型タイプのもの。厚型タイプの本品も例外ではなく、「締めきった部屋でもニオイが少なく快適」という謳い文句にも頷けます。

シート表面は不織布に覆われており、耐久性はおおむね良好。犬のひっかく力を想定し、重りをつけた熊手で乾いた状態・湿った状態のシートをひっかくと、3回ひっかいても少々傷がつく程度にとどまりました。おしっこ後に地面を軽く蹴るような動作をする犬でも、すぐにボロボロになることは少なそうです。

一方、シーツの裏面は破れやすく、耐久性は十分とはいえません。熊手で湿ったシートの裏面をひっかいたところ、1回で傷がついてしまいました。乾いた状態の裏面に至っては、比較した大半の商品と同様に1回のひっかきで裂け、シートの裏面の強度は低いといえます。

比較した結果、不織布で覆われた表面は破れにくいものの、裏面の耐久力はどの商品も十分とはいえない傾向がありました。本品も同様。穏やかな性格の犬や猫のシステムトイレ用に使うなら問題ありませんが、いたずらが好きな子犬に使用する場合は遊び道具にした際の誤飲に注意が必要です。メッシュカバーつきのトイレトレーを併用しましょう。