Lauce ヒップシートをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

比較した商品のなかで安定感が高評価だったのは、座面の奥行が12～14cm程度の商品。その反面、本商品は子どものお尻がずれて不安定になったり、親の腰や下腹部への負担が大きくなったりすることが懸念され、評価は伸び悩みました。

ただし、子どもの腰やお腹を支える補助ベルトがついています。補助ベルトをしっかり調整して密着性を高めれば、より安定して抱っこできるでしょう。

また、親の腰にかかる重さを分散して軽減する肩ベルトも付属しているのも便利なポイントです。

子どもの乗せ降ろしはスムーズで、密着感もおおむね問題なく扱いやすいといえるでしょう。

ウエストベルトサイズは約65〜115cmですが、ウエストが細い女性の場合はベルトを固定するマジックテープの長さが足りないため、少し折って巻く必要があります。

小柄・標準体型の女性モニターによると、ベルト幅が14cmと広いため、「腰がしっかりホールドされて安定感がある」との声が多くあがりました。しかし、なかには脇腹への食い込みや不安定さを感じた人も。

メーカーは、「付属のクッションつき肩ベルトを使用することで重さを肩・腰・お腹の3点で分散して支えられる」としています。また、子どもの安定性を高める補助ベルトもついているので積極的に活用するとよいでしょう。

＜腰への負担についてのモニターコメント＞

1. 「腰のホールド感はちょうどよく、負担を感じることはなかった」（小柄体型の女性モニターA）
2. 「ベルトが太いため安定感がある」（小柄体型の女性モニターB）
3. 「ベルトが脇腹に当たって少し痛みを感じた」（小柄体型の女性モニターF）
4. 「素材が軽く、安定感があり、あまり負担を感じなかった」（標準体型の女性モニターB）
5. 「軸があまり安定しない」（標準体型の女性モニターC）
6. 「重さは感じるが負担はない」（標準体型の女性モニターE）

コメントは一部抜粋

男性モニターが使用したところ、比較したなかにはベルトが腰に食い込んで苦しく感じるものもありましたが、こちらは「ベルトのつくりがしっかりしており安定感がある」という声が多数でした。

＜腰への負担についてのモニターコメント＞

1. 「ベルトが幅広く、守られている感覚。腰への負担も少なく感じた」（男性モニターA）
2. 「ベルトがしっかりとしていて安定感はあった」（男性モニターD）
3. 「ベルトが太くクッション性もあって苦しくない」（男性モニターF）

コメントは一部抜粋

比較上位の商品は、クッション性がありモニターに好評でしたが、こちらは多くの女性モニターが「下腹部に圧迫感がある」と回答しています。

口コミで「プラスチックの部品がお腹に当たって痛い」とあったとおりで、ポーチ内部のプレートが下腹部に当たって痛みを感じる人もいました。

＜下腹部への圧迫感についてのモニターコメント＞

1. 「かなり圧迫感があり、下腹部を押されている感じがした」（小柄体型の女性モニターA）
2. 「圧迫感があり痛い」（小柄体型の女性モニターB）
3. 「かなり圧迫感があり、長時間はつけられない」（小柄体型の女性モニターE）
4. 「前かがみになった時、ポーチの中の骨組みが下腹部に当たりやすく、結構気になった」（標準体型の女性モニターA）
5. 「素材が軽く、圧迫感もなかった」（標準体型の女性モニターB）
6. 「腹部に圧迫感がある」（標準体型の女性モニターE）

コメントは一部抜粋

男性モニターの下腹部への圧迫感は、評価がわかれました。「違和感はあまりない」という人もいれば、「前にかがんだときに強く圧迫されて痛みを感じる」との人もいたため、体格などによって使用感の差が大きそうです。

＜下腹部への圧迫感についてのモニターコメント＞

1. 「屈むと下腹部に当たり、それ以上屈むのが難しい。素材も硬いので痛みは結構ある」（男性モニターA）
2. 「プラスチックの硬さを若干感じるが、それほど大きな違和感はない」（男性モニターB）
3. 「前面もベルトが太く重さが分散されるので楽」（男性モニターC）
4. 「歩いているぶんにはよいが、屈んだときの圧迫感が気になった」（男性モニターD）

コメントは一部抜粋

折りたたみ・座面の拡張・角度調整機能はありませんが、基本的な機能はしっかり備えていました。抱き方は3つすべてに対応しており、ショルダーパーツ付属で、ベルトにポケットがあります。

ただし、素材は綿・ポリエステルですが、洗濯は手洗いのみ。加点はされませんでした。とはいえ、高機能のアイテムは価格も高い傾向なので、出費は抑えつつ使いやすいものがほしい人にぴったりです。

重さは約500g。比較した全商品の平均重量約460gと比べるとやや重めです。また、たたんだときのサイズはかなり大きめ。概算の体積を算出した結果、全商品の平均値はおよそ4000㎤だったのに対し、こちらは5945㎤でした。

携帯性はいまひとつなので、バッグに入れて持ち歩くより、装着した状態で移動する使い方がメインと考えるのがよさそうです。ちょっとした外出ならこれひとつで十分な収納力があるので、荷物をなるべく少なくしたい人に向いているでしょう。