猫壱 ポータブルキャリー DC-0012をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

持ち手にはクッション性があり、「持ちやすい」「柔らかくて手が痛くならない」と好印象。ただし、手が小さい人からは、「フィットするけど持ちにくい」というコメントもありました。

持ち手のカバーが固定されていないのも気がかり。滑りやすい素材でできていることも相まって、手持ちで長時間移動するのは難しく感じます。

愛猫と長時間お出かけする際は、肩掛けで使ってみてください。

1. モニターE：「紐を伸ばして肩掛けすると持ち運びやすい」
2. モニターB：「やや肩に痛みを感じるが、長時間持ち運べそう」
3. モニターD：「使い勝手はよいが、肩紐がずれ落ちそうに感じた」

コメントは一部抜粋

使いやすさを考慮した工夫は、比較した商品のなかでもハイレベル。天面の開口部はメッシュ窓とカバーの二重構造です。ガバっと大きく開くので、バッグに入ることを嫌がる猫も比較的入れやすいでしょう。

正面と天面の開口部にはファスナーが使われており、天面カバーを固定しておけばいつでも上から内部の状況を確認できます。あえて正面の開口部を狭くしており、猫が好む狭くて暗い空間を作っている点も見逃せません。

撥水加工が施された中敷きは、取り外して水洗いが可能。粗相をしても清潔さを保てるのはうれしいポイントです。

使い終わったら、4.5cmとノートくらいの薄さに折りたためます。場所をとるハードタイプとは異なり、収納スペースに余裕がなくても問題ありませんよ。

拡張機能はついていません。愛猫が気持ちよく過ごせるスペースがあるか気になる人は、長辺の長さをチェック。成猫の体長×1.2cm以上のものを選ぶと、なかで無理なく方向転換できます。

バッグ正面・天面の2か所に大きなメッシュ窓があります。窓が小さいものと比べて、空気がとおりやすい構造です。内部はやわらかい作りになっており、愛猫がバッグのなかでケガをする危険性は低いでしょう。

耐荷重は6kg。「底がたわむ」という口コミもありますが、中敷きにはほどよい硬さがあり、猫の平均体重である4kgのおもりを入れても底面は変形しませんでした。

比較したなかには脱走が心配な商品もありましたが、こちらにはいくつか工夫が施されていました。

開口部に使われているファスナーはロック式で、外側から引っ張る力で開閉します。内側からはこじ開けにくく、脱走防止に効果的です。

脱走防止リードはありませんが、猫壱が販売している「おちつくネット」が付属。バッグ内で暴れたり急に飛び出したりしやすい猫は、あらかじめネットに入れて落ち着かせるようにしてください。