長時間座っていても疲れにくいと人気の、GTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002F。「腰が痛くなりにくいのがよい」「リクライニングできるのが便利」と評判です。しかし、「座っていると暑く感じる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングチェアとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングチェア選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
GTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fは、コスパ重視のライトユーザーにおすすめです。比較したなかには3~4万円台の高額な商品も複数あったのに対し、本商品の価格は、税込18,560円(執筆時点・公式サイト参照)。比較的手に取りやすい価格帯のため、ゲーミングチェア初挑戦の人にもよいでしょう。
低価格ながら、くつろぎやすい工夫を豊富に備えていました。リクライニング角度は165度と深いうえ、取り外し可能のオットマンがついています。比較した商品にはあまり角度をつけられないものも半数以上ありましたが、これなら体をしっかり伸ばして休めますよ。ヘッドレストもついているので、頭をもたせかけながらのゲームプレイも可能です。
腰部分にはランバーサポートがつき、背中や腰への負担を軽減する工夫が施されています。しかし、実際に使用したモニターのなかには「座面が少し硬い」と感じた人も。表面がレザー素材のため、比較したファブリック素材のものと比べるとふんわり感が少なく、お尻が疲れやすい可能性があります。
レザー素材なぶん汗を逃しにくく、通気性のよさも低め。蒸れやすいため、長時間の使用には注意が必要です。また座面は小さめで、アームレストの角度・前後左右の調整は不可。比較したなかには、あぐらをかける大きめのものやアームレストを細かく調整できる商品もあるなか、好きな姿勢で座りたい人には物足りないかもしれません。
リーズナブルで機能も充実している商品ですが、座面の快適性やアームレストのカスタマイズ性はあと一歩。より楽に座りたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
GTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
そもそもゲーミングチェアとは、後傾姿勢でのゲームプレイを想定して作られた椅子のことを指します。フラットな背もたれとランバーサポート・ホールド感のある形状が特徴です。一方オフィスチェアは、前傾姿勢での作業をサポートするよう作られた椅子。背もたれが湾曲した腰にフィットしやすい形状で、ゆったりとした座り心地の商品も多くあります。
ゲーム周辺機器を手がける中国のメーカー・GTRACING。ゲーミングチェアのリーディングブランドのひとつとして、機能性や座り心地にこだわった商品を多く展開しています。
今回ご紹介するのは、ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fです。座面には、耐圧を分散する一体成型ウレタンを採用。頭と肩・腰を支える人間工学に基づいたデザインにより、長時間座っても快適な座り心地をキープすると謳われています。推奨身長・体重は以下のとおりです。
<推奨身長・体重>
座面サイズは公称値で幅50×奥行き52cm、背もたれの高さは82cmと、首まで支えられるハイバック仕様です。座面は約43~53cmまで上下でき、身長に合わせて変えられます。本体重量は約22.18kg。説明書が付属した組み立てタイプとなります。
カラーは以下の7種類です。黒を基調としたスタイリッシュなデザインや、ピンクをメインとした柔らかな雰囲気のものまで用意されています。
<カラーバリエーション>
なお本商品は、オットマンの有無を選択可能。公式サイトでは、ヘッドレストのデザイン変更やアームレストパッド・低反発の腰クッション・ゲルクッションのオプション購入もできます。
GTRACINGにはほかにも、以下の人気商品がラインアップ。それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
GT901は、座面サイズが幅51×奥行55cm・リクライニングの角度が最大170度と大きめ。GT002Fと比較して、ややゆったり座れるのが特徴です。生地にはファブリック生地を使用しており、夏場の蒸れを軽減すると謳われています。
PL800もパンチング加工された座面により、通気性がアップした1台。連動型アームレストにより、リクライニング時でも肘をサポートします。好みに合わせて、こちらもチェックしてみましょう。
今回はGTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fを含む、人気のゲーミングチェアを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
GTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fは、リーズナブルな価格ながら、くつろげる機能が充実しているのが特徴の商品です。
以下、メリットについてご紹介します。
本商品は、くつろげる姿勢を保つ工夫が多く備わっているのが魅力です。
とくに背もたれは、165度までリクライニング可能。比較したなかにはリクライニングの角度が140度以下と狭いものも半数以上あったのに対し、本商品は体を楽に伸ばして休むことができます。オットマンもついているので、腰の負担も軽減できますよ。
またヘッドレストも搭載されており、後ろに寄りかかりながらのゲームプレイも可能。ヘッドレスト・オットマンともに取り外し可能なため、作業する姿勢に応じて調整できます。ロッキング機能はついていませんが、姿勢への負担を十分カバーできるでしょう。
疲れにくさも悪くありません。比較したなかには背中部分が硬く、体を預けにくい商品もありましたが、こちらは頭まで椅子にもたれてくつろげるのが好印象でした。取り外し可能なランバーサポートを搭載しており、背中や腰への負担を軽減する工夫が施されているのもよい点です。
しかしランバーサポートは、「背中の反りに合わせてフィットする」と好評である一方、「クッションが薄めで物足りない」と感じた人も。体への負担軽減にこだわりたい人より、ある程度のサポート力があれば十分という人によいでしょう。
<体を包み込むフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
価格は、税込18,560円(執筆時点・公式サイト参照)。比較した商品には3~4万円台の商品も少なくないなか、手に取りやすい価格帯が魅力です。
機能性を比べてみても、本商品より高価格ながら、リクライニングが物足りないものやオットマンのない商品もいくつかありました。その点をふまえても、GTRACINGのGT002Fは低価格と機能性を両立しているといえます。
GTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fは、シートがやや硬く通気性もいまひとつ。座り心地の面で気になるポイントが見受けられました。
以下、デメリットについてご紹介します。
背中や首元のクッション性はよいものの、座面の座り心地は好みが分かれる印象です。実際に使用したモニター間でも、「ちょうどよい硬さ」「硬めでお尻が痛くなる」と賛否両論でした。
比較した結果、本商品のようなレザー素材よりファブリック素材のほうが、クッションの柔らかさを感じやすい傾向がありました。硬めの椅子が好きな人にはよいですが、ふかふかの椅子に座り慣れている人は、材質にも注目してくださいね。
なお公式サイトでは、お尻の負担を軽減するゲルクッションも販売されています。硬さが気になる人は、こちらもおすすめですよ。
<適度な反発感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
通気性のよさも、あまり高いとはいえませんでした。背もたれ・座面・ランバーサポート・ヘッドレストの素材を確認した結果、すべてのパーツにPUレザー素材を使用。蒸れやすい素材なので、長時間ゲームをしていると汗が気になる可能性があります。
比較したなかで通気性に優れていたのは、メッシュ素材やファブリック素材のものでした。ムレや汗を気にせず快適に座り続けたいなら、このあたりの素材の商品もチェックしてみましょう。
姿勢の変えやすさでもいまひとつの結果に。比較したなかにはアームレストの角度や前後の位置を調整できる商品もありましたが、本商品が変えられるのは高さのみ。角度・前後左右の調整には対応しておらず、肘のフィット感にこだわりたい人には物足りない可能性があります。
また、座面のサイズは実測値で51×49cmと少々小さめです。比較した結果、座面が51×51cm以上のものはあぐらをかきやすかったため、姿勢を崩して座りたい人には窮屈に感じられるかもしれません。
リクライニングの最大角度 | 165度 |
---|---|
座面幅 | 51.0cm(実測値) |
座面の生地 | PUレザー |
座面奥行 | 49.0cm(実測値) |
良い
気になる
座面高の最大値 | 54.5cm(実測値) |
---|---|
座面高の最小値 | 50.0cm(実測値) |
座面の反発の強さ | 硬め |
本体重量 | 22.18kg |
耐荷重 | 136kg |
アームレストの間隔 | 56.0cm(実測値) |
アームレストの幅 | 7.5cm(実測値) |
アームレストの奥行 | 28.0cm(実測値) |
背もたれ生地 | PUレザー |
360度回転可能 | |
オットマン付き | |
ロッキング機能 | |
マルチリクライニング | |
アームレスト付き | |
アームレスト高さ調整機能 | |
アームレスト角度調整機能 | |
高さ調節機能 | |
リクライニング機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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GTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fは、やや硬めの座り心地や蒸れやすさ・細かな調整機能に対応していないのがネック。
ここからは、上記のポイントをカバーできるおすすめの商品をご紹介します。
CORSAIRのT3 RUSH V2は、クッション性に優れるファブリック製を採用しているのが特徴。背もたれ・座面ともに適度な反発力があり、モニターからも「長時間でもお尻が痛くならない」と好評でした。大きめのランバーサポートがついているので、背中と腰にかかる負担の軽減も期待できるでしょう。
リクライニング機能は160度まで細かく調整できるほか、アームレストの角度や前後の調整も可能。姿勢に合わせて調整できるので、自分好みの座り心地にカスタマイズできますよ。長時間の使用でも熱がこもりにくいのもよい点です。
フィット感のあるゆったりとした座り心地が好きな人には、Dowinxゲーミングチェアもおすすめです。座面は実測53×55cmと広いうえ適度な反発力があり、どの姿勢で座っても疲れにくいのが魅力。素材は肌触り・通気性ともに優れたファブリック素材を使用しており、快適性も高評価でした。
最大170度のリクライニング機能とオットマンもつき、のびのび体を伸ばせます。アームレストは高さだけではなく、前後と左右でも調整できるので、長時間座る人にも満足できるでしょう。
GTRACING ゲーミングチェア フットレストシリーズ GT002Fは、公式サイトのほか、AmazonやYahoo!ショッピング・楽天市場などの大手ECサイトでも購入できます。価格は税込18,560円です(執筆時点・公式サイト参照)。
保証期間は、購入日から1年間。破損・不具合があった場合も、商品到着後30日以内であれば無償の返品交換が可能です。
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