ソファで活用されるポケットコイルの技術を搭載した、Dowinx(ドウィンクス)ゲーミングチェア LS-6668-4D。「ゆったり座れてよい」「自分に合ったポジションに調節できる」と評判です。一方で、「お尻が痛くなる」といった気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングチェアとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングチェア選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Dowinx ゲーミングチェア LS-6668-4Dは、使い勝手のよいゲーミングチェアを探しているすべての人におすすめです。比較したなかには135度程度しかリクライニングできないものもありましたが、こちらはほぼフルフラットになる170度まで大きく倒せます。足を置けるオットマンもあるので、体を伸ばしてくつろぎながら動画や映画を視聴したいときにも便利です。
付属するヘッドレスト・ランバーサポートは取り外し可能。アームレストも、前後・左右・上下・角度を細かく動かせます。「自分に合ったポジションに調節できる」という口コミどおり、疲れにくい自然な体勢をキープしやすいでしょう。比較した商品内には座面の幅・奥行きが50cm未満のものもあったなか、本品は幅53.0×奥行55.5cmと広く、「ゆったり座れてよい」との口コミにも一致。背が高い人も深く腰掛けられます。
フィット感のある座り心地も魅力的。実際にモニターが試したところ、座面と背もたれの適度な反発感が好評でした。「お尻が痛くなる」という口コミに反して、モニターからは「丁度よいサポート感でお尻や腰が痛くならなかった」と評されています。「体重をバランスよく支える」という謳い文句にも納得の結果で、長い時間快適に作業できそうです。
ファブリック素材が使われており、通気性も良好。比較したなかにはレザー素材で長時間座ると蒸れが気になりやすいものもあったのに対し、こちらは夏場の使用や汗っかきの人にも向いています。
執筆時点での公式サイトでの価格は41,900円。座り心地・カスタマイズ性に優れたゲーミングチェアながら、ECサイトでは2万円弱で販売されていることもあり(※執筆時点)、コスパのよい商品といえるでしょう。長い時間ゲームを楽しみたい人は、ぜひチェックしてみてください。
そもそもゲーミングチェアとは、長時間快適に座ってゲームができるよう工夫された椅子のこと。前傾姿勢で座るオフィスチェアに対して、ゲーミングチェアは背もたれに預けた後傾姿勢で座ることを想定して作られています。腰をサポートするためのランバーサポートがついているものが多いのもポイントです。
今回ご紹介するのは、弾力のあるポケットコイルクッションを内蔵し、体重をバランスよく支えると謳うDowinx ゲーミングチェア LS-6668-4D。生地に耐久性・通気性に優れた素材を使用し、立体構造デザインを採用することで、包み込まれるような座り心地を目指しています。スイス公認機関による品質認証(SGS)を取得済みです。
アームレストには、クッション性や手触りのよさを追求した独自開発のパーツを使用。座面高を調節する部品には品質にこだわったClass4ガスシリンダーを搭載し、45.0~52.0cm(実測値)の範囲で座高の高さ調節ができます。アジア市場向けにデザインされているため、小柄な人でも座りやすいつくりです。静音性の高いキャスターを設置することで、移動のしやすさにも配慮。リクライニング構造にはカーシートに使われる8点固定を取り入れ、仕事でも休憩でも使えるとメーカーはアピールしています。
販売しているのは中国の家具メーカー、Dowinx。お手頃価格で高品質のチェアを届けたいという思いから、2017年に設立されました。現在ではゲーミングチェアのほかにデスクやマウスパッドなども手掛け、アジア・アメリカ・ヨーロッパでグローバルに展開しています。
Dowinx ゲーミングチェア LS-6668-4Dのカラー展開は、今回検証で使用したグレーを含む全6色。好みに合わせて選びましょう。インテリアになじみやすいカジュアルなデザインもこだわりのひとつです。
<カラー展開>
本体重量は22kg。本体のサイズは幅71.0×奥行67.0cmです(実測値)。メーカーによると使用推奨身長は160~180cm、体重は60~80kgで、耐荷重は135kgです。
<ラインナップ>
今回は、Dowinx ゲーミングチェア LS-6668-4Dを含む人気のゲーミングチェアを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
実際に商品を使用したところ、Dowinx ゲーミングチェア LS-6668-4Dには4つのよい点がありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
リラックスのしやすさの評価は、比較したなかでトップクラス。商品を確認すると、リクライニングは最大170度まで対応しており、収納式のオットマンやロッキング機能も備えていました。本品のようにほぼフルフラットまで倒せる商品は比較したなかでごくわずか(※執筆時点)。仮眠したいときや動画を観るときも、体を伸ばしてくつろげるでしょう。
ヘッドレストとランバーサポートは、姿勢に合わせて取り外し可能。さらに、ランバーサポートは振動によるマッサージ機能も搭載しています。長い時間座って作業する人の息抜きでの使用にぴったりです。
アームレストは、前後・左右・上下・角度を細かくカスタマイズできる4Dタイプ。肘の位置が安定しやすく、疲れにくい自然なフォームをキープできるのもうれしいポイントです。「自分に合ったポジションに調節できる」という口コミにもうなずけます。
「ゆったり座れてよい」という口コミがあるように、座面も幅53.0×奥行55.5cmと広め。比較したなかには幅も奥行きも50cm未満のものがあったなか、あぐらをかいて座りたい人にも向いています。両肩を支える部分の傾斜も緩いので、大柄の人も窮屈感なく座れそうです。
「お尻が痛くなる」という口コミに反して、モニターからは「丁度よいサポート感でお尻や腰が痛くなることはなかった」とプラスの声があがっています。しっかり頭や腰が支えられるので、姿勢も崩れにくいでしょう。ただし、なかには体にフィットしにくかったモニターもいたため、違和感がある場合はヘッドレストやランバーサポートの位置を調節してみてくださいね。
「弾力のあるスプリングで体重をバランスよく支える」という謳い文句にも納得の一品。長時間のデスクワークにも頼りになりそうです。
<疲れにくさについてモニターコメント>
コメントは一部抜粋
使ってみてデメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。リラックスしてゆったり座りたい人にぴったりなゲーミングチェアなので、ぜひ購入を検討してみてください。
リクライニングの最大角度 | 170度 |
---|---|
座面幅 | 53.0cm(実測値) |
座面の生地 | ファブリック |
座面奥行 | 55.5cm(実測値) |
良い
気になる
座面高の最大値 | 52.0cm(実測値) |
---|---|
座面高の最小値 | 45.0cm(実測値) |
座面の反発の強さ | 普通 |
本体重量 | 22.0kg |
耐荷重 | 135kg |
アームレストの間隔 | 53.5cm(実測値) |
アームレストの幅 | 11.0cm(実測値) |
アームレストの奥行 | 26.5cm(実測値) |
背もたれ生地 | ファブリック |
360度回転可能 | |
オットマン付き | |
ロッキング機能 | |
マルチリクライニング | |
アームレスト付き | |
アームレスト高さ調整機能 | |
アームレスト角度調整機能 | |
高さ調節機能 | |
リクライニング機能 |
ここでは、Dowinx ゲーミングチェア LS-6668-4Dとは違った魅力を持つ商品を2つご紹介します。座り心地にこだわる人は、あわせてチェックしてみてくださいね。
腰への負担を和らげたい人は、CORSAIR T3 RUSH V2 CF-9010061-WWをチェック!背もたれがやや湾曲したフォルムで、背中にしっかりフィットしました。大きめのランバーサポートもついているので、腰の角度を補正しやすいでしょう。
アームレストも前後・角度を調節でき、自分の体型に合わせてセッティング可能。背もたれの角度も160度まで細かく設定できます。クッション性に優れたファブリック素材を使用しており、長く座っても熱がこもりにくくお尻が痛くなりにくい点も魅力です。
扬州奥凯汽车用品のAKRacing Wolf ゲーミングチェア AKR-WOLF-GREYは、クッション性に優れており、しっかりフィット感を味わえた商品。試したモニターからは「ゆりかごに体が包まれているような感覚」と好評でした。
180度までフルフラットで倒せるのも強み。オットマンは搭載していないので別途用意する必要があるものの、仮眠するときにも便利です。ファブリック素材で熱がこもりにくいのもポイント。4万円台とやや高価ですが、長時間快適に座りたい人には候補になるでしょう。
Dowinx ゲーミングチェア LS-66684D-01は、公式サイトで購入可能。値段は41,900円です(※執筆時点・公式サイト参照)。
ほかにも、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも販売を確認できました。取扱店舗によってお得に購入できることもあるので、事前に送料を含めて価格をリサーチしておくとよいでしょう。
<組み立て手順>
① キャスターのベースを裏返して置き、キャスターをはめ込む
②キャスターベースの中心にシリンダーを差し込んで、カバーを取りつける
③座面を裏返して、キャスターを接続するパーツ・アームレスト・オットマンを取りつける
④パーツにキャスターを差し込んで椅子を起こしてから、リクライニング機構を取りつける
⑤背もたれを設置して、サイドカバーを取りつけたら完成
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